【ジャズ批評】ソニー・ロリンズ ?ある疑問(『ジャズ批評 No.85』より)

投稿者:

『ジャズ批評 No.85』の特集は「ソニー・ロリンズ特集」。

この中の大村幸則氏執筆記事「標準ソニー・ロリンズ史」がコンパクトにわかりやすくまとめられていて良いですね。

特に記事後半が興味深かったので、その箇所を読んだ動画をアップしてみました。

コメント

ドロマスさんからのコメント。

ロリンズの雲隠れの話は、ジャズ談義に色々と花を咲かせますよね✨川沿い、橋の下でサックスを練習している”宮本 大”の描写を見た時に、ロリンズがモチーフになってるなぁと思いました😅
自らを厳しく律するストイックさとマイペースさを持ち合わせているからこそ息長く演奏活動ができているのでしょうか…

御駄賃取郎さんからのコメント。

昔「ウィ、アー・ザ・ワールド」のメイキング映像がテレビでしきりと流れていた時、自分が一番衝撃をうけたのは、オールスターメンバーが1小節ごとをメドレーで、かつ「自分らしさの歌い方で」歌い繋ぐという場面で、ボブ・ディランだけが立ち往生?してしまった場面だった。見かねたプロデューサーのクインシーが「キミのスタイルはこうだよ。」とディランの歌い方で見本を歌い、それでディランも納得してうまく収まった。

たぶんディランはあまりに生真面目でスター揃いの場面で緊張のあまりとまどった?と思うが、私は(・・何度も引退をくりかえしたロリンズも、多分このタイプなんだろうな?)と思ったものだ。

私はロリンズこそ「恥ずかしがりやこそ、実は大胆なのだ」と思っているが、このタイプは良くいえば自己主張が強く、悪くいえば、「気が弱く、プレッシャーに弱い。お山の大将スタイルでこそ一番超ド級の名演を残す」と信じて来た。

ちなみに私は「ロリンズとオスカー・ピーターソンの共演盤はあるのか?そしてそのスタイルは?」と長年しらべてきたが、どうやらディスコグラフィ上では、あるフェスティバルで同じステージにあがったらしいが、共演は
最後に出演者全員でご挨拶演奏?した程度であったらしい。もし、ブートでもなんでも、ご存知の方がおいでならお教えくださいませ。

・・・もっとも、ロリンズとピーターソンの共演なんて、なんとなくつまらなそうな気もしますよね?w

それと、トレーンのジャイアント・ステップスの中の「ミスター・ポールチエンバース」って・・ロリンズのそれ以前のあるアルバムの中の1曲に酷似しているなあ?と感じるのは自分だけでしょうか?

ロリンズは豪快そうに見えて実は繊細で「大の照れ屋」であり自信家でもある・・というのが私のロリンズ観なので、「わが道を征く」?スタイルこそが一番合っているかもですね?

博 橋本さん⇒御駄賃取郎さん

『ウィー・アー・ザ・ワールド』のご指摘のシーンはディラン好きにとってはお宝ですね😊

*僭越ながら書き込みますと、ディランにディラン風の歌唱法を伝授していたのはクインシーではなく、スティーヴィー・ワンダーです。悪しからず😊

御駄賃取郎さん⇒博 橋本さん

ありがとうございます。そうでしたね。^^・・・ジジイの記憶なんざこんなもんでごわす、、、。 (そんな自分には恥ぢ!の概念さえ、もはやないのであります。。)

PS, 最近頭から「シンデレラ・リバティ」のメロディが離れません。。アバンギャルディ?・・こんなすごいモンがみれて、生きててえがったあ!!

すいません。。アバンギャルディで話題?の曲は「シンデレラ・ハネムーン」でしたね。「シンデレラ・リバティ」は私の好きなジーン・ハックマンの映画でした。たびたびスペースを汚してすいません。

博 橋本さん⇒御駄賃取郎さん

お互い、ジジイの記憶違いに恥は御無用・・・😅😅😅

kamaichi2002さんからのコメント。

ロリンズは村田英雄か三波春夫だ、言ってた人がいましたね。「弘法筆を選ばず」といったことでしょうかねえ(笑)。私的には「オン・インパルス」が愛聴盤です。

Kawai Andyさん⇒kamaichi2002さん

私もあの中のカリプソの曲が大好きです!虚心坦懐に吹く様が「ああ!ロリンズだぁ」って感じます。

博 橋本さん⇒kamaichi2002さん

インパルスの3枚のロリンズを、いつか爆音で聴かせて下さい♫😊

博 橋本さんからのコメント。

’70年頃だったと思うのですが、多分 NHK のテレビだったと思います。引退中のロリンズを追いかけて作られた、海外制作の1時位のドキュメンタリー映画が放映されました。
ブルックリン橋を渡りながらサックスを吹いている姿があったり、早朝、近所の公園で「鳥の鳴き声に合わせて吹くんだ」と何かサックスで奏でたりのシーンがあったのを憶えています。
いつかまた観てみたいと思っているのですが・・・♫
2本組み合わせでジミー・スミス、サイモン&ガーファンクル、ジョン・デンバーなどをみた記憶があ
ります。

ジャズを本格的に聴き始めた頃、ほぼ新譜のタイミングで『オン・インパルス』『アルフィー』『イースト・ブロードウェイ・ランダウン』の3枚を聴く機会が意外に多かった。いまだにこの3枚は時々恋しくなります。殊に『イースト・ブロードウェイ・ランダウン』は全曲聴き入ってしまいます😅😅😅

そのドキュメンタリー観たい!
かまいちさんもそのようですが、インパルスのロリンズ好きな方ってけっこういらっしゃるんですね。と、勝手に驚いています。
個人的に、ですが、RCAやインパルスやマイルストーンのロリンズって持ってはいるのですが、あまり聴かないし、あまり聴かないから思い入れがほとんどないんですよ(涙)。

インパルスだったらやっぱコルトレーンっしょ!みたいな感じで(笑)。
特にRCAのロリンズが苦手で……。

どうも、ロリンズの好みに関しては、わたくし、かなり保守的なようで、やっぱりプレスティッジ、ブルーノート、リヴァーサイド、コンテンポラリーぐらいまでかな?っていうのが正直なところなんですね。

もちろん後期のロリンズにも好きなアルバム、ありますよ。
『ノー・プロブレム』とか『Gメン』とか『ライヴ・イン・ジャパン』とか。
なんか、イージー・ゴーイングなものばかり?(笑)。

それに比べれば、『イースト・ブロードウェイ・ランダウン』は、かなり硬派というかシリアスですね。
問題作という触れ込みだったので、学生時代は一生懸命このアルバムを好きになろうと何度も繰り返し聴いていた時期もあったのですが、いまだにあまり好きになれない自分がいるという。なぜなんだろう。マクリーンの『レット・フリーダム・リング』と同じような時流に合わせて無理している感、背伸びしている感に息が詰まってしまうのかもしれません。
もちろん、そこが良いという人もたくさんいらっしゃるとは思うのですが。私の場合、自然体で肩の力を抜いているように感じさせ、のびのびと歌うロリンズが好きなんでしょうね。

博 橋本さんからの返信。

確かに70年代中頃に入ってからは、増尾好秋を加えての来日公演があったり来日回数も増え、コロッサスがより身近になった感はありました。
今思えば、インパルス時代の三枚は、ロリンズにとっては二度目の『橋』前夜と言うか、その70年代中盤の新機軸へと至る、’66年のロリンズを留めたドキュメントだと思って聴いています。
『イースト・ブロードウェイ・ランダウン』の最終曲『We kiss in a shadow』は奇しくも『My favorite things』と同じく、ロジャース&ハマースタインの作。果たしてこの選曲にはロリンズの意図した何かが有るのか否か?😎😅😊

たしかにインパルス3枚はスタイルを模索していた過渡期のドキュメントと捉えればスッキリ腑に落ちますね。『アルフィー』は聴きやすいですがw

>『My favorite things』と同じく、ロジャース&ハマースタインの作。
ロリンズなりにコルトレーンを意識していたのかもしれませんね。

博 橋本さんからの返信。

意外に『自己模索コロッサス』😁 大好きです😅😅😅

サキソフォン・モサックス😁

博 橋本さんからの返信。

三尺玉、15連発😅😅😅

永井勉さんからのコメント。

面白いですよね・・・WWW
ロリンズの考え方・・・いいですよねえ~~~
マイルスの他人任せな楽曲と違い、俺がやらなきゃ誰がやるという考え方ですよね・・・WWW
気骨がある音楽観にはいつも感心させられます・・・😅😅😅

Humanflyさんからのコメント。

はじめてコメントさせていただきます。

今にして思うと、ブルーノート版”Vol.2”のオールスターセッションは、ロリンズが雲隠れする前&お山の大将化する前の一瞬だからこそあり得た奇跡、という感じはしますね。