以前アップした動画「はじめてのビッチェズ・ブリュー/マイルスの名盤『ビッチェズ・ブリュー』の楽しみ方」(こちら)にいただいた動画視聴者さんからのコメントへのアンサー動画をアップしました。
コメント
永井勉さんからのコメント。
突然ですが企画です・・・WWW
マイルスって何・・何処が凄いの・・・
という企画です・・・WWW
個人的にはスローなプレー・・マイナーフレーズは確かに凄いです!!!
でも速いフレーズには?????です
センスだけでジャズをやっていた感があると思うんです!!!
皆さんが思う、マイルスjのここが凄い!!! 聞かせもらいたいです・・・!!!😅😅😅
御駄賃取郎さんからのコメント。
「マイルスを聞け」中山氏本をはじめて読んだ時の印象といえば(・・つまり、ステージ上では決して笑うな!ムッツリ・スケベでエラソにしていろ!?)という印象しかなかったな・・・。自分にはこの本への反感のほうがつよかったな。。
人力飛行機さんからのコメント。
なんか他のコメントで猛烈にダメだししてる人がいて、6つも返コメントもあって、ま、そこのなかに私もいるんですが(笑)改めて動画の喋りを聴き直したんですけど、まあいつもフットワークの軽さが主さんはウリなんで、今回も軽いなって感じですね。ジャズ聴き始めのころに聴いて、トランペットのエコーが異和感あったとか、だんだんでも意図が分かってきたと。あと、中山康樹さんの本を引きながら「ショーターが入ってからレコーディングが変わった」という見方を中山さんがしてる。それには賛成である。職人にソロを取らせるんじゃなくて別のコンセプトで作り上げるほうに変わったのだろう・・・それ以前の60年代半ばからいろんな試みを試してきて、ここにきてまた一段上の作業になった・・・この作品辺りからトランペットもバンドのなかに溶け込むような音作りを始める。80年代カムバック以降は昔のような、歌を歌うトランペットに戻って、レパートリーもマイケルジャクソンやシンディローパーになる。という話で面白くないことはなかった。
私は前にも書きましたが1980年代後半に聴いたオムニバスアルバム『Directions』でマイルスは初めてだったので。アレは初期アコースティックから70年代中盤電化全盛まで、ほどよく集めてる。で私が気に入ったのがDuranという作品で後にComplete Jack johonson sessionsに改めて収録。ジョン・マクラフリンのnoisyなギタ🎸云々と中山さんも紹介するナンバーでギターうるさい。でもそのギターが良かった🎵無論ペットもカッコイイ🎺。みたいな人間なので、その後、アルバムBitches Brewも聴いて、なんら抵抗はなかったんですね。むしろ自分の感じとしては、キャッチー🎵にも聴こえたんですねこれが。ああ、これは良い、と。エコー含めてeffectも良い。ジャズ・ファンじゃない層を狙ってたたぶん。そこが自分にはキャッチーに聴こえたんでしょう。ジャズの中では聴き易いなコレ。饒舌なソロもないし。最初はSpanish Keyが一番好きでしたね。序盤途中で吹っ切れたみたいに明るくなるのが気持ちいい。でもコレは一般のジャズ・ファンからは賛否両論とか、あったと。まあ論争があったとか読んではいましたけど。
※たまたまマイルスの自叙伝をめくっていたらDuranのことが出てて。「この曲はヒットすると思ってたらコロンビアは81年まで出さなかった」と。要するにコロンビア何をやってるとやや怒ってる。この記述でマイルスにとってもこの曲は自信作だったと分かりました。主さんや他のコメント読むと、いやあジャズ・ファンって難しいな。てつくづく思いますねえ。下手にアコースティックジャズから出発するとミュージシャンは身動きとれなくなる。これは怖いですね。表現者としては新しいことやるときは古いファンが居なくなる覚悟がいるから。批判も飛んでくるし。でもまあ、表現者は前向いていくしかないから。摩擦は不可避で頑張るしかないですよね。
いたずら小僧さんからのコメント。
初めまして、ここ1ヶ月でジャズにはまった高校三年生です。いつも動画楽しく拝見しています。
ビッチェズブリュー、、初めの頃はあのエコーのかかったトランペットに苦戦しました。
私はいつも「ファラオの踊り」でバンドの音出しが終わり、「ビッチェズブリュー」というイントロを挿んで「スパニッシュキー」から本編が始まるという勝手なストーリを妄想して聴いています。
エコーをかけたトランペットのフレーズも、アルバム及び新たなジャズ時代幕開けの号令(?)のような感じで何とも言えない高揚感があります。エコーによって醸し出されるサイケデリックな如何わしさも癖になり、今では好きなナンバーです。
御駄賃取郎さん⇒いたずら小僧さん
はじめまして!おまちしておりました!!笑
どんな話題でも忌憚のないご意見をぜひぜひおきかせくださいね。たとえ「だまれ!じじい!(私のような者にたいして ・・・)でもなんでも、とにかく楽しみにお待ちしています。^^ところで早速ですが笑、「チャーリー・パーカーはお好き?」でしょうか??爆
いたずら小僧さん⇒御駄賃取郎さん
返信遅くなりました🙇♀️
パーカーはマイルス繋がりで一枚だけ(on savoy)聴いたことあります。
パーカーを何から聴けば良いのか分からずまた、ジャズを知りたてで他に聴きたい音源が多すぎて後回しになっています‥
はい勝寿さんからのコメント。
内容が浅すぎるな。解説になってないし分析にもなってないし、単なる感想だった
すいません、基本、分析動画ではなく感想動画なので…😅
永井勉さん⇒はい勝寿さん
多分、このチャンネルの数十人を敵にさせた発言なんですが
大丈夫ですか・・・??
人力飛行機さんからのコメント。
いかなる表現でも「良いね!」もあれば「良くないね!」も付いて回りますからO.K。 これくらいで気にしててはYouTuberはできません(笑)
御駄賃取郎さん⇒はい勝寿さん
そういう「屁」のごとき盲言をはく時にゃあねえ、貴方様が思う自分の感想とやらも書いてね!
キミの「深すぎる感想」?とやらも書いておくれやす!キミの「深き、分析・感想」?とやらもぜひ!聴きたいもんだね。笑
博 橋本さん⇒はい勝寿さん
構わなければ【勝寿】さんのお薦めの『ビッチェズ・ブリュー』に関しての解説、評等があれば教えて下さい。可能な物であれば、読んだり聞いたりしてみたい。よろしくお願い致します。
永井勉さん⇒はい勝寿さん
このチャンネルは高野雲さんを中心にジジイが集まってああだこうだと
ジャズを語るチャンネルなんですけど・・・
大丈夫ですか・・・???お願いですから邪魔しないで下さい・・・
永井勉さん⇒博 橋本さん
大人の対応・・・!!
はい勝寿さん⇒永井勉さん、人力飛行機さん、御駄賃取郎さん、博 橋本さん
皆様のコメントも大変面白く拝読させていただきました!少々粗い事を言ってしまったせいで不快感がありましたらお詫びいたします。すいませんでした。
自分としては、高野雲さんとBitches Brew対談をYouTubeでコラボ配信したいです。四の五の言わず、直接ガチトークした方が早いし面白いと思いますが、いかがでしょうか?例の違和感の件を含めた分析とか考察トークを、マイルス活動80年アニバーサリー2024年新春スペシャル企画でやりませんか?是非よろしくお願いします
>YouTubeでコラボ配信
面白そうですね。ただ、私は、そんなに分析的な聴き方をしていないので、教えてもらうことばかりだとは思いますが(汗)
はい勝寿さんが東京近郊にお住まいでしたら、一度どこかでライブ配信というのも良いかもしれませんね。
やまねこやまちゃんさんからのコメント。
動画にしていただいて恐縮です。
自分はプログレッシブロックとかジャズロックを主に聞いているものですが、ここ最近はマイルスをよく聞いてました。
ビッチェズ・ブリューに関しては直前のライブが好きです。(エコーなしのやつ)
永井勉さん⇒やまねこやまちゃんさん
やばいっす・・wwwあっしもプログレ好きですよ・・www
きんくり、ぴんふろ、も王道でいいんですけど・・キャメルはどうでしょうか・・・
😅😅😅
やまねこやまちゃんさん⇒永井勉さん
キャメルはリチャード・シンクレア 在籍時が好きです。ジャズはあまり聞かないけどマイルスデイビスはいつの時代でも好きです。
マイルス以外だと、ウエザーリポートが好きですね。
永井勉さんからのコメント。
ビッチェズ・ブリュー・・・いいですよねえ~~~
このアルバムを聴いて驚いたのは、パパパ・パパパ・キューイン・キューインの
ところだけ何故か、遥か昔・・20代あたりに聴いた記憶があったんです??
ラジオなのかテレビCMなのか解りませんが、なんだこりゃと感じました・・・
実はこのような突飛なアイディアは曲をアレンジする側からすると「3年殺し」
と呼ばれる手法だと思うんです。
最初は何か違和感を感じるんですが・・・3年間聴き続けているとそれなしには
いられなくなる、曲とかフレーズ・・です。
例としては、移民の歌 レッド・ツェッペリン
のラスト30秒のフレーズです!!😅😅😅
Kawai Andyさんからのコメント。
私はよく解りませんが、このアルバムについて私の憶測かも知れませんが、通常より「過剰な編集」がなされたせいか音楽の実在感や説得力に違和感があり、聴き終わった後、置いてきぼりにされた(アレは何だったんだ?)様な感覚がします。
ジャズのレコードには色々ありますが、このような奇妙な感覚のアルバムは珍しいのではないでしょうか?これを初めて聴いた頃、ダリなどシュールレアリズムやダダイズムにハマっていたせいか、映像的なイメージが強く、エコーサウンドはまるで天空のちぎれ雲を思い浮かべる様な演出や激しいリズムに幻想的なマイルスのフレーズが重なって行く様はコラージュやフォトモンタージュ、あるいは抽象的なテクスチャーを感じます。
そしてこれらのサウンドに貢献したのがいわゆる「リズム」と「電化」だったような気がします。
これはマイルス流サイケデリックサウンド?ですかね??
>コラージュやフォトモンタージュ、あるいは抽象的なテクスチャーを感じます。
仰りたいニュアンス、結構伝わってきました(間違って呑み込んでしまっているかもしれませんが)。
ビッチェズ・ブリューに出会うだいぶ前より、坂本龍一の《not 6o’clock news》や、細野晴臣の《第3の選択》が大好きで聴き狂っていたこともあり、そのような「ヘンに出来上がった耳」が捉えた音像は、まさに前期2曲の過剰な性急さが、映画的な雄大さに転化されたものに聴こえた、といいうのが、この作品を聴き始めた初期の「第二印象」か「第三印象」だったように記憶しています。
人力飛行機さんからのコメント。
Bitches Brewの音作りの奇想天外。てことになると、やはりあのアルバムの根本コンセプトっていうものが浮かぶんですよね。タイトルにもなる怪物性。そして超絶性。表現対象として人間ではない怪物。しかもその怪物はマイルスが吹いているトランペットから出てくる。であるからのタイトルBitches Brewすなわち「管楽器から吹かれて出た化け物」である。それと、前にもここに書いたことあるのが、あのアルバムでは未開宗教のヴードゥー教というのがモチベーションになってる。Miles runs the Voodoo downを訳すと「マイルスはヴードゥーを追究する」。ヴードゥー教てのは狂熱的音楽に合わせて狂ったように踊り狂い、そこで夢幻の世界に突入するなかで、動物の生け贄を神に捧げる儀式が行われる。なのであのアルバムの裏ジャケットでは、女性の頬に、血しぶきのような赤い点々が点在してる。まあ「血しぶき」というのは私の解釈ですけど。ヴードゥー教を基点にみたあのジャケットということで。ヴードゥー教というのはアメリカの未開時代の宗教で、ジミヘンの祖母が詳しく、ジミヘンは幼い頃にその話をよく祖母から聞かされていた、というのはあったらしい。ジミヘンが必ずライブで終盤演奏する曲でVoodoo child「ヴードゥーの子供」というのがあったことは彼のライブアルバムを数枚聴いた人には記憶にあるはずだと思うんですが。あのBitches Brewでのヴードゥー教への嗜好がジミヘン由来のものかが問題ですけどね。ただの偶然だったのか。Sanctuaryは「聖域」であって、やはり何らかの禁忌タブー、触れてはならない世界、侵してはならない世界ですし宗教的なタイトルです。冒頭にあるPharaoh’s Dance「ファラオの踊り」からしてファラオとは古代エジプトで神と人間を仲介する存在者。国家の王でありまた宗教の祭司である。やはり異世界がもう暗示されてる。
Bitches Brewにとどまらず、あのころ1969-1975のマイルスには文明社会からみた異端。外部。異邦。怪物。魑魅魍魎。への思考や嗜好がチラチラして。LIVE EVILの裏ジャケットにも何が何だか意味不明な生き物が描かれてる。あれもまあ化け物ですよね。Dark Magus「暗い僧侶」というのも意味深で、なにやら黒い僧侶。何者か不明な存在者。ことほどさようにこの時代のマイルスは怪物、異邦人、異世界、異端、未開というものと繋がってる。そういうふうに考えることでBitches Brewってアルバムのモチベーションとしてどんなことがあったのか、分かるしあの音作りも見えてくると思います。
あと、彼って画家でもあるっていうのはよく知られていますけど、音楽と絵が同時に出てくる人で、視覚的な像が音と同時に出てくる人だったのかな?ていうのも考えさせられますね。1969-1975のマイルスのアルバム・ジャケットは音楽と相乗効果でイメージ喚起してきますから。
輝彦さんからのコメント。
ワイ、「びっちぇず・ぶりゅー」スキ!スキ!メデスキーッ!
ワイ、「げっと・あっぷ・うぃず・いっと」スコ!スコ!スコフィールド!
御駄賃取郎さんからのコメント。
この話題に触発されて(ひさしぶりにビッチェズでも聞こう・・)と思い立ち、パソコンのマイルスのフォルダをさがしていたら、雲さんの「ビッチェスブリューの聴き方」というユーチューブ音源(ジャズな話)をみつけた。私はこれを聴いて雲さんのフアンになったのでうれしくもなつかしい。やはり雲さんこそ新世代の「ジャズの語り部だな」と改めて思った。
ビッチェズや中山本(マイルスを聞け)に偏見?のあるお方はこれを改めて聴いてもらいたいものだ、、。たしかビッチェズは私が高校生の頃ラジオ(NHKFM)でよく聴いた。しかし当時はまだロック少年だったのでまるで理解も興味も感じなかった。ただ、(ジャズって面倒くさそうだなあ・・)としか思わず、(かっこいい!)などとは微塵もおもわなかった記憶がある。まだ、ねんねだった。
しかし今あらためてきいてみると、まさに雲さんの仰るように普通に聞けるし楽しめる。コルトレーンの後期フリーの諸作もあらためて聴いてみるとまったく抵抗を感じずに聞ける。不思議だ。
・・・やはりジジイとはいえ、人間は死ぬまで進化するのだなあ・・とあらためて「開きなおる」。ところで、あの頃、ビッチェズがロックに与えた影響って何だったんだろうか?お詳しいかたに是非色々おおしえいただきたいものだと思っております。
マクラフリンのギター!(だけじゃないと思うけど)