以前アップした動画「知らなきゃ恥かく?! ジャズマンの名前。読みかたとイントネーション」(こちら)にいただいていたコメントに対してのアンサー動画をアップしました。
ケニー・ダラム(笑)!
コメント
御駄賃取郎さんからのコメント。
今の女子高生の会話の中では、「私、りんご好き!」と、「椎名林檎」と、「リンゴ・スター」というときの「りんご」の発音アクセントはまったく同じ発音をするらしい・・・。
ビートルズ好きな当時の女子高校生たちはそうではなかった。「キャー!私のリンゴ~~!!」とスクリーンにむかって絶叫していた昔の少女はちゃんとわきまえていた。
「りんごっていいよね?」・・・って?・・・それ、ビートルズのことかいなあ??
ジャズでもイスラム名前の発音は今でも「言ったモン勝ち?」なんだろうか?ダラー・ブランドとか、ナカヤ・ウンショコ?ナカヤ・ヌチョコ?いったい誰が正解?を決めるのだろ?
聞いた話では、はるか昔のSJの入社試験では英語の問題ではジョン・マクラフリン(当時はマクローリンでもマクラグリンもあった)をSJ本誌で採用している表記で書くこと、なんてのがあったとか。。
人力飛行機さんからのコメント。
4:43「ファースト・ネームで呼ぶミュージシャンをあげてみると、マイルス。たしかに。デイビス。とは言わないですよね」とありますが。以前浅川マキの没後に追悼本『ロング・グッドバイ』が白夜書房から出て。対談何本か再録。本多俊之と浅川マキの対談がなかにあって。本多が冒頭「浅川さんてマイルスに似てる。自分は前に出なくてバンドに思い切りやらせて。でも聴き直すとマイルスの音になってる。浅川さんもそうですよね」という意味をふくませて始める。それに浅川がやや不満げに、そのまま引用すると「それ、不本意だな。俊之さん、私とデヴィス(マイルス・デイヴィス)とどういう関係があるんですか。」私ここ読んで、音楽的な位置や方法論の根本がマイルスと似てる、って音楽界で最大の賛辞だと思うんだけど、浅川は「私は誰とも似ていないと思う。マイルスは頭の良い人という印象がある。あまりうれしくはないですね」とでもあたかも言いたげに。そこがけっこう印象的だった。読んでて、あれ?そうかあ、どんな大物であろうが、自分がその誰かに似ていること自体が不本意だって凄いな、っと。そこで浅川が「デイヴィス」文字通りでは「デヴィス」って言ってる。その対談が記録によれば1990年てありますから。その時代に「デヴィス」って言う人がいたっていうのも新鮮でね。色々浅川マキってそんなことまでユニークで、変わってると思いました。
あと元動画「知らなきゃ恥かく?! ジャズマンの名前。読みかたとイントネーション」聴いたら、Bitches Brewのことが出てきて。アレ、主さんによれば「魔女たちの媚薬」?どうやら私かなり勘違いしてて。brewって単語。検索したらvt.醸造する。vi醸造されていく。n.醸造物。で私は単語blowであるvi.(物が)飛ぶ。 vt.吹く。n.ひと吹き。と混同。blowの過去分詞がbrewだとなぜか思い込み。実はblowの過去形blew過去分詞blown。関係ない?あれ?YAHOO知恵袋でもやはり「「あばずれ女が醸造した媚薬」…なんて意味でとらえればイイでしょうか」なんて書いてある。そうなると私の理論は根本から崩壊?「あの時代はマイルスは魑魅魍魎に魅かれていた。なので「ラッパから吹かれて出た化け物」という仮想をしたのである。」は違うことになる。やっちゃったか。・・・しかし、ここでいま一度考えてみれば、いや、そもそもbitchって、あばずれ女とか「このアマ」という蔑称でもあれば、とんでもないおぞましい、出来事でもあるわけで。そういう使用はあるので、あながち間違いではないのではないか。brewもまた、(あらし、出来事が)起こっていく。というvi.でもある。いわば、とんでもないで不吉な出来事が起こっていく。じゃああのジャケットで晴天から嵐が湧き上がっていくイラストにもつながるし、「裏ジャケットで血が点々と顔に」という不吉を見る見方もあながちイメージとしてはまったくな間違いじゃあない。
そういえば「ラッパから吹かれて出てきた化け物」てイメージ。Big Funのジャケットで大きなトランペットに全裸の女性が向かい合ってるのか。音を浴びてるのか。アレもラッパから出てきたように見えないこともないですよね。まさかの不思議な全裸女性出現を表してるみたいな。あとLIVE EVILの裏ジャケットもこっちは明瞭に魑魅魍魎だし。要するに規格外をイメージすることで当時のあの音世界。ジャズを突き破っていく方向につながる。
というわけで、改めて再考する良い機会になりました。