以前アップした動画「好き?嫌い?ウェス・モンゴメリーのギター音色」(こちら)にいただいたコメントへのアンサー動画をアップしました。
コメント
人力飛行機さんからのコメント。
マスター高野雲さんが、ジャズ知識と演奏家としての体験を網羅し、根本的な問いに、答えてくれているレスがあります。⑴セロニアス・モンクの独特なテイストを生む和音の構成。⑵ジャズ・ギターはロック・ギターに比べて何故どこか不自由な鹿爪らしい感じになるか。そのバンド演奏上の背景。これらについて、かなり詳しく私に説明してくれているレスがあります。私だけが読んで楽しんだり理解するのももったいない気がするのでここに紹介させていただきます。
⑴【コメント返し】アル・マッキボンとブラックライオンのモンク
⑵セシル・ウィリアムス
原稿料が出るわけでもないコメント返しで、教養・体験を用いてかなりくわしく説明してくれている、読みごたえがあるコメント返しになっています。ジャズ評論家でもなかなか指摘できないことだという気がします。興味ある方は引き返してどうぞ
ありがとうございます😭
人力飛行機さんからの返信。
You`re welcome! ああいう、演奏の理解が確実に深まる話は拡散したいですね!モンクの演奏でまたあの後、気になる項目が出てきたんですが、それは彼のピアノ演奏における所謂スタッカート。1音の切り方っていうんですか。それが彼の1音1音て非常に個性的で、あのスタッカートがあるから、あの味が醸されているようにも思えてきたんですよね。ようするに1音1音の区切り方が唯一無二な。彼だけのものがあるんじゃないか。ってことですよね。これは和音の構成よりは耳につきやすいから、既に指摘されてることかもしれないんですが。あの切り方があることで醸される味ってありますよね確実に。プラス高野さんが指摘した和音における左手と右手の役割ですか。それがモンクの演奏のツボな気がしてきました。
それと、モンクの話をしながらコメント終わりに指摘したことで、ドラマ「あしたの、喜多善男」の劇中音楽を担当した小曽根真。そのドラマが2007-2008年で、そのころの小曾根真のライブとか聴くと、たしかにモンクが聞こえる、というか、まったくのコピーじゃないけど、モンクを自分なりに消化して昇華してる。そう思えてきました。なので2006年の小曾根真のライブ動画をついでにここにコピペします。こういう消化する人も日本にいる、これってモンクの昇華だよね、と新鮮に思えたということで。
オカハセちゃんねるさんからのコメント。
コメント返しありがとうございます。
録音された音は、腕の良いエンジニアの手にかかれば恐らく理論的には良く聴こえるのだろうけど、ことジャズに関して言えば(クラシックもかな)【ある程度の水準、、いや、相当な水準の演奏】ならばの様な気がします。例えばニューヨークのバリバリのジャズメンの演奏は録音された音でももちろん凄いけど、生で観たら別次元の凄さだったりしますね。生音でも相当に計算されて作られたライブハウスで聴く音はレコーディングの音は軽く超えて来ます。そういう意味では地方のジャズクラブの方が音響にお金をかけた箱を作りやすいかも(東京とかは家賃も高いからその辺はいっぱいいっぱいである程度妥協することあると思いますし)。 話を元に戻します。大抵の場合は雲さんを含めたみんなが身に覚えあると思うけど【生音で聴いて感動したから、その人のCDを購入して家で聴いたら「あれ?つまらない?」って体験してるはず】だからなんだかんだで生音には敵わないと思います。
レコーディングされたもので凄いと感じさせるジャズメンは尋常じゃないくらいに生音が良いと思う。
寺島さんとかはそういうレベルの人のレコードを聴いて生音のライブ(メグでもライブ今はやってますよね?)が、まあまあのミュージシャンが多いだろうからレコーディングと生音を比べるにはレベルが違うかも知れませんし。だから「ニューヨークでトップレベルの生音を云々」と書いたのです。
オカハセちゃんねるさん⇒Jさん
わかる わかる ぐよぁ
オカハセちゃんねるさんからのコメント。
レコーディングに謎の声と言えば、岩崎宏美さんの「万華鏡」のシングルレコード持ってましたが、後半の謎の呻き声が怖くてその直前に針を下ろしてました。
ああ、その音源は聞いたことはありませんが、一時期よく話題になっていましたね。
>後半の謎の呻き声が怖くてその直前に針を下ろしてました。
そ、そんな怖いんですか?!
オカハセちゃんねるさんからのコメント。
インパルスのコルトレーン はボブシールがコルトレーン 好きすぎてコルトレーン の音がデカすぎる(笑、ライブ盤は丁度良いバランスだけど)。なのでLRのバランスをエルヴィンの音大きめコルトレーン の音小さめにして僕は聴きます(笑)。そっちのほうが生っぽいです。
>ボブシールがコルトレーン 好きすぎてコルトレーン の音がデカすぎる(笑
ああ、だから!
そういうことか!
>ライブ盤は丁度良いバランスだけど
だから、インパルスでは私は『ヴィレッジ・ヴァンガード』や『インプレッションズ』が好きだったんだ。
「エルヴィン度」が高いですからね😁
極端なこといえば、コルトレーンがエルヴィンの伴奏をしている感じ??にも聞こえます。
《チェイシン・ザ・トレーン》や、《インプレッションズ》なんかは。
結局、エルヴィンが大好きなんだなぁ……。
オカハセちゃんねるさんからの返信。
インパルスの録音聴いてて思うのはボブシールはやはりリスナー的な(というかバンド全体よりも自分の好きな奏者を中心に聴いて他はその伴奏に考えてる)聴き方だなと思いますね。あのバンドはやはりエルヴィンがちゃんと聴こえて成立すると思うのでいくら僕がコルトレーン 好きでも、あの録音バランスは物足りなく感じます(笑)。ライブは録音条件的にもボブちゃんの思惑通りには行かない(「チェイシンザトレーン」でコルトレーン のサックスベルを追いかけて録っても大き過ぎることはないという)のが逆によかったと。
バンゲルダーさんはそういう意味で自分の音作りよりも需要に対応するエンジニアだったのですね。
しかもそれをちゃんとバンゲルダーサウンドにするという。でもインパルスのコルトレーンは大き過ぎる(笑)。
そういうことを認識した上で、改めて聴き直すと今まで以上に「大きすぎる」😭
Jさんからのコメント。
あ~ 確かに
レコードでは 生の渦は いままで一度も聞いたことないですね~
というか 生でも私は聴いてないです~
ペットの原朋直の至近距離はありますが~
こないだのイン東京 マイルス よく聴くと ハービ一 の プラグドニッケルに繋がる いや~ いいですね~ なめてました
J
原氏のペットは力強いですね〜。
肚にくる。がつん!と。
>プラグドニッケルに繋がる
確かに!
隙あらばフリー寄りに走りたがる若い衆が多かったですからねぇ(特にトニーw)
Jさんからのコメント。
バンゲルダ一の録音は 低域カット 更に 高域カット
J
AAAさんからのコメント。
ジェネシス・P・オリッジが、サイキックTVをやっていた頃、ブライアン・ジョーズに捧げる曲を録音していたら、まだ音を入れていないトラックにパーカッションのような音が入っていたんだそうで、ジェネシスはブライアンが録音に参加してくれたのだと思った、なんて話がありましたね。
そういえば、BzのCDをかけると呪いの声が聞こえる、という話があったんだけれど、プレスミスで灰野敬二の『滲有無』が何故かBzのCDにプレスされてしまっていた、という話もあったような。
2つとも知りませんでしたが、このような話って、色々あるんですねぇ。
御駄賃取郎さんからのコメント。
ヴァンゲルダーの録音は大定番ですよね。好みによりますが、私はドイツのMPS(BASF)のハンスブリュグナーミラーの録音の大ファンです。バンゲルダーも安定感十分ですが、少し「金太郎飴?」っぽさもあるかも?
ナマ演奏とレコード再生は完全に別モノのように思います。どちらが好きか?はあくまで趣味の範囲・好みの問題のようにも思いますが、私はジャズはCD、クラシックならナマ、という感じですかね?
ナマで聴くクラシック会場での「人間の生声」の衝撃!すさまじさ!、雲マスターの話のトロンボーンの生音の衝撃にも匹敵する感じを受けました。「衝撃波?」のような驚きでした。
Stan Katayamaさんからのコメント。
高野さんのYoutubeを最近発見して楽しんでいます。私は1980年代から30年以上ロサンゼルスでレコーディングエンジニア/ミキサーをやっていました。今回の話題に少し補足します。
ホロフォニックスはアルゼンチンの発明家ヒューゴ・ザカレリが1980年ごろ発表した技術です。ヘッドフォンで聴くと自分が散髪されるハサミの音が頭の後ろから聞こえます。ただレコーディングに使いたくとも彼は技術の公開を拒み彼ごと雇って売り上げ%を要求するので普及しませんでした。ピンクフロイドのロジャー・ウォータースのソロアルバムに使われてますが聞いても効果はよく分かりません。
エンジニアのブルース・スエディーンはずっとクインシー・ジョーンズの録音担当でアナログ時代は「このアルバムはAcusonic方式で録音された」とクレジットされてました。全ての音源をステレオ録音するだけです。だからトラック数が2倍必要になります。予算が大きくないと出来ない事ですね。
ホロフォニックスについて、そうだったんですね!
勉強になりました。
ありがとうございます!