【コルトレーン超入門27】ジョン・コルトレーンの奏法「シーツ・オブ・サウンド」について

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ジョン・コルトレーンの奏法「シーツ・オブ・サウンド」について

コメント

龍 大阪さんからのコメント。

龍大阪です。油井正一さんの解説は、間違っています。・・・と思います。
パーカーは、速いフレーズを始めて視聴者に感動をもって伝えることができた奏者です。
「コンファメーション」は、テーマ自体が8分音符が基調で、そこで3連符やサビの部分が16分音符が出てきます。そして、アドリブでは、さらに過激になっている。
ロリンズは、その、パーカー的なフレーズに、カリブ的な血が影響しているのかは、わかりませんが、独特なシンコペーションのリズム遊び的な要素が加わった。典型的なのが「オレオ」とか「セントトーマス」。
よく、33回転のロリンズのLPレコードを45回転で音を出すと、パーカーみたいになる、という話を聞きます。ロリンズのベースは、やはり、パーカーなのです。しかし、コルトレーンは異質で、ちょっと違うみたい。
というか、パーカー的に吹こうと思ってもできなかったのでしょう。

おおむね同感です。

たしかに体感リズムの違いはありますよね。
ロリンズは曲線的だとすると、コルトレーンはド直線w

とはいえ、ロリンズのズレとかハミ出しとかモールスは、パーカー的スタイルを消化した後に少しずつ顔を出し始め、だんだんエスカレート(?)していっているような気がするんですよね。

33回転を45回転にすると「もろパーカー」な『ムーヴィング・アウト』の頃や、同時期少し前の『ウィズ・MJQ』のロリンズのテナーは、曲線的でありながらも、あまりズレ、ハミ出し、独特リズム休符&アクセントが無いように感じます。

おそらく油井さんが指摘する「ロリンズ風」というのは、この頃のロリンズのプレイを指していたのかもしれません。

マイルスとやってる《オレオ》のロリンズのプレイと、マイルストやってる『リラクシン』の5/11録音されたナンバー(ベルやブックなど)でのコルトレーンのプレイって、なんだか少し似ているんですよ。
もちろん音色やノリは全然違うんですけど、ぶっきらぼうな感じや、構成がいささかギコちないところなど。

もしかしたら油井先生は、このあたりのロリンズと、このあたりのトレーンを比較の俎上に載せて原稿を書いたのかもしれませんね。

永井勉さんからのコメント。

このペースで行くとコルト50は夢ではありませんね・・・WWW
youtubeでコルトレーンについて50話語る人なんて、雲さん以外に誰もやろうと
思いません・・・・・WWW
ところで、私は1961 Village Vanguardで聴ける05 Softly As In A Morning Sunrise (B)-1
に心を奪われます・・・・マッコイターナーのスマートなピアノソロの後の血反吐がでそうな
コルトレーンのアルトサックスのソロ・・・私の中では身震いするくらい最高のソロだと感じています・・・
雲さんはどう感じますか・・・

ここまできたら、もう「コルト・フィフティーン」を目指します!😎

ところで、「ヴィレッジ朝日」ですが、え? あれ? アルトサックスでしたっけ?
ソプラノサックスじゃなかったっけ??

もちろん、私、あのコルトアルト(?)、いや、やっぱりコルトソプラノだと思うんですが、いずれにしても好きですよ。ただ、マッコイの前半のピアノが長いので、あんまり後半まで聴く気力が無い日もあるんですよ(ダメじゃん)。で、曲飛ばして《チェイシン・ザ・トレーン》にスキップしたりすることも少なくないのですが(ダメじゃん)。

朝日のようにのコルトレーンのプレイは、ソプラノの高音に目覚めた(?)トレーンが、これでもか、これでもかとソプラノの高音をビーーーっと伸ばして鳴らすところが多いのですが、そういうところが結構気持ちいいですね。
それとは対極というかメリハリというかアクセントとして、5音とか6音とか短いフレーズを畳み掛けている箇所も素敵です。
ピラリラリッ!
ペロラレララッ!
というような感じで、ポイントは「ッ!」なところ。
語尾が跳ねているところが躍動的で素敵です。
あと、ほんの少しビバップフレーズとでもいうべきか、パーカーやドルフィーが好んでやるようなウネウネフレーズもちょっと顔を出すところもあって、それはそれで懐かしい(?)。
このような色々な要素が混在しているところがこの「朝日ヴィレッジ」の魅力だと思います。

多分、永井さんは『ライヴ・アット・バードランド』の《アフロ・ブルー》も好きだと思いますよ。

永井勉さんからの返信。

聴きました・・・!!1964 Live At Birdlandの
01 Afro Blue・・・凄いっす!!かっこいいっす!!
ビレッジ朝日と聴き比べたんですが、コルトレーンの演奏は
甲乙付け難い感じだったんですが、Afro Blueのエルビンが凄まじいです!!
まるでロックドラマーを聴いているような錯覚に陥りました。
エンディングなど完全にディープパープルです・・・WWW・・!!

気に入ってもらえて良かったです!
たしかにロックのようなカッコ良さ、あるかもしれません!
熱いっす!😆

大 深堀さんからのコメント。

雲さんのコメントを聞きながら,トーキングヘッズのストップ🎉🎉🎉😂😂😂❤❤❤メイキングセンスを流しています。心地よいです。🎉

お〜、トーキング・ヘッズの《ストップ・メイキング・センス》!
なんだか、めちゃくちゃ光栄ですっ!

2024年7月11日 18:24