キース・ジャレットの身体くねくねについてなど

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『【雑誌読み】スイングジャーナル1979年5月号のキース・ジャレットインタビュー』(こちら)にいただいたコメントを紹介した動画をアップしました。

コメント

Jさんからのコメント。

キ─スは その溢れんばかりのメロディーの泉 天賦の才能から 私にはどうしてもクラシック界のシュ─ベルトを想起させてしまいます

ピアノ曲18番幻想(ファンタジア)は素晴らしい酩酊から始まり3楽章でシラフの現実に戻るとか…

         J

御駄賃取郎さんからのコメント。

おとりあげいただきましてありがとうございました。キースの「マイ・バック・ペイジズ」はアルバム「サムホエア・ビフォー」の中の、原曲はバーズ?かボブ・ディランの曲ですね。それら元の曲を知っていてもこのキースの演奏には多くの、特に女性フアンの方々が「え?これ、なに?」とカウンターにジャケットを見に走った姿を鮮明に覚えています。これぞ「原曲を超えた見事なハーモニーセンス=ジャズの魅力」ということを痛感させられました。私は初めて聴いたときには(バド・パウエルの「アイ・シュッド・ケア」のように原曲を上回るような素晴らしさだなあ)と思いました。

また、有名な「ケルン・コンサート」の中のテーマ?は海外でも映画のテーマとして使われたり、日本では確か車のCM?にもつかわれていました。しかしそれ以外はマイルス・バンド時代・アトランティック・インパルス時代
のキースはほとんど大きなな話題になることはなかったと記憶しています。

それとSJの有名な編集長であった児山氏ですが、彼が2度の編集長を経験したあとの唯一の著書「ジャズのことしか考えてこなかった」のタイトルとうり、まさに「良い意味でのジャズ馬鹿人生」であられたように思います。
そしてまた、SJ史上最大の「ホラ上手?」もとい、「最大のストーリー・テラー!」でもあったと思います。

昔のFMレコパルというFM誌がありましたが、石ノ森章太郎氏の名物音楽漫画シリーズジャズやクラシックの元ネタのほとんどすべて?はSJ誌やレコ芸誌からの引用でしたね。(私はレコ芸誌も長年愛読していましたので)

こうしたストーリーテラーというのは決して悪いことなどではなく、「人に微笑みを与えるホラ?」であると私は思います。

昔、あるクラシック・マニアの友人が飲み屋でいいました。「ジャズマンって、即興で名曲ができるのか?」と。
(あほぬかせ!わかりきったことを聞くな!)と相手にしませんでしたが、世間ではそんな風にも思われているのかあ?と暗澹たる気持ちになりました。

キース・ジャレットは名作曲家のひとりだとおもっています。だからこそECMレーベルなどへの純クラシック録音でもあれだけの「凡演?」の数々を堂々と発表したのも(やっとクラシックをやらせてもらえた)という意味をこえて、彼なりのクラシック音楽へのリスペクトの表し方であったのかなあ?と、今では感じています。

クラシックの造詣は全くない私ではありますが、そしてECMのキースのクラシック作品も全くといって良いほど聴いていない私なのですが、そうですか、ECMに録音されたキース・ジャレットのクラシック演奏は「凡演」の数々なんですねw

ま、ロン・カーターのバッハほどではないとは思いますが😆
ただ、あれはあれで、全然クラシックぽくないからという理由で新鮮に感じている人もいるようなので、人の評価は色々だな〜と思ってます。

『レコパル』の石ノ森正太郎の連載漫画はおぼろげながら覚えています。そういえば、連載されていたなぁ、くらいの認識です。

私はどちらかというと『週刊FM』派で、それもたまに買って読む程度で、『レコパル』や『FM Fan』『FM STATION』は、軽い立ち読み程度でした。それもコンビニで。そういえばコンビニの雑誌コーナーにFM雑誌もあったんですよね〜、80年代は。
ラジオはまったくと言って良いほど聴いていなかった私がなぜFM雑誌を立ち読みしていたのかというと、新譜情報や新譜レビューが見たかったからだったと思います。で、「週刊FM」を買ったのは、だいたい年末か年始どちらかの号は欠かさず買ってました。その年の読者投稿のアルバムのベストが発表されていたからです。『週刊FM』の読者層は、プリンス、スティング、U2、ピーター・ガブリエルなどの洋楽好きが多かったように記憶しています。私も、だいぶ新譜を買う時の指標にしていましたね。

と、書いているうちに思い出したのですが、どなたかがレコパル連載の石ノ森漫画のMJQのラストコンサートの逸話が良いと書かれていたことを思い出しました。
メンバー4人が、「じゃ、これでさようなら」と、それぞれ別の4つの道(方向?)に歩いていくシーンが印象的だ、というような話をどこかで読んだような気がします(もしかしてこの動画のコメント欄だったかなぁ)。

SJ史上「最大のストーリー・テラー!」は、中山康樹さんではなく、児山紀芳氏の方に軍配があがりますか?

『ホレス・シルヴァー・トリオ』のオレンジ色のジャケットを模した「ブルーノートの歴史」CDは、ネットで見たことはありますが(笑)。

そういえば、油井正一さんもバド・パウエルのブルーノートの『ジ・アメイジングvol.1,2』を模した『アメイジング油井』というのもありましたね😆

2024年7月21日 00:25