ジョイフル響ング

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動画「【コメント返し】安定ヴィネガー」(こちら)に視聴者さまよりいただいたコメントを紹介した動画をアップしました。

コメント

TAKESI0506さんからのコメント。

後藤雅洋さんの「ジャズ・オブ・パラダイス」のスイングジャーナルの書評は“宿命のライバル”寺島靖国さんが書いてます😅

『寝ころんでゲラ原稿を読みはじめたが、2頁もいかないうちに身を起こし、改めて最初から読み直していた。たぶんぼくの目の色は変っていたはずだ。本書は、“論破のマスター”といわれる「いーぐる」店主後藤雅洋氏による初のジャズ論集である。キャプションだけ見ても「百枚聴くまで好き嫌いをいうな」「テクニック○、音楽×というジャズがあるのか」「ジャズは一切の形式化を否定する超越の運動なのだ」「パーカーがわかるとジャズがわかる」等々、熱心なファンなら思わず引き込まれる内容で一杯だ。おそらく読者は、自分のジャズ観と照らしながら読み進むうち、論旨に一分のスキもない、立板に水の文章の一行一行に興奮し、ある人はその通りだと膝を叩き、ある人は冗談いうなと顔色を変えることだろう。本書がそれほど強いインパクトを持つのは、氏が一般論を断固拒絶し、すべて自説で固め、視点をひとつに絞り込んだからにほかならない。その視点とは、パーカーである。パーカーでジャズに開眼し、その分身となった氏はすべてジャズをパーカーの眼で捉える。そこに、陥穽(かんせい)があるともいえる。視野が狭隘になるのである。しかし逆にいうと、だからこそ特にそのフィールドで氏の文章が精彩を放ち、説得力をもつのだ。右頁にマニア向けジャズ論、左頁に初心者向けレコード評303枚を配した本書は、あらゆる意味でジャズ界に波紋を投げずにはおかないだろう』

辛口ジャズノートの書評は岩浪洋三さんの「ジャズを観る」と共に故野口伊織さんが書いてます。

『「ジャズを観る」と「辛口JAZZノート」を読む
“4ビートおじさん〟こと寺島氏の面目躍如、相変わらずの独断と偏見が痛快である。始めのうちは非常識なジャズ論と、わけのわからないヘリクツに腹が立って何度も本を閉じた。しかし気を取り直して読み進むうちに、そんなことはどうでも良くなってしまった。ジャズを聴く人間すべてが同じ感性のわけがない。ミュージシャンもさまざまな創造性によってオリジナリティを確立している。それなら聴き手にだってさまざまな感性があっても良いではないか。本職のジャズ評論家としてジャズの正諭をぶつならともかく、人間の本音を正直に吐露している本書はエライ! 巻頭にジャズ・アルバムのカラー写真が百枚載っているが、レコード・コレクターならずとも、とても魅力的だ。
 さて、こちらは本職のジャズ評論家岩浪洋三氏の出版物である。こと音楽ビデオに関する本格的な書物は、本書が日本で初めてらしい。いや世界でもジャズに関してだけのものは例がないという。氏の3度の飯より好きな映画と、本業のジャズ評論家という立場から、映像とジャズの接点を鋭く書き綴っている。巻末のジャズ・ビデオ索引と採点は、しごく便利なガイド表である。しかし僕の大好きな「水兵と姉妹」「危険な関係」が4ツ星とは! 音だけの採点か、映像と音のトータルであるのか多少わかりにくい感じもする。ちょっと微細なことにこだわってしまったが、とにかくジャズの映像がこんなに手に入るとは正直ビックリした。便利な本ができたものである』

御駄賃取郎さん⇒TAKESI0506さん

TAKESI0506 さん いつもありがとうございます。こうしたSJなどの過去の遺産が拝見できますことは無上の喜びです。もう数年以上も前に「ジャズ書籍の断捨離」をおこなった身からしますと、もはやこれらの書籍の中古本でさえ見つけることさえ至難ともいえる中、TAKESI0506 さんのように「あの頃の時代」を実感されたご同輩の方々のこうした偉大な作業はとてもありがたく、尊敬申し上げております。今後とも折につけよろしくお願い申しあげます。m(_ _)m

寺島さん、「陥穽」だなんて難しい言葉使っちゃっているので、えーと、この漢字なんて読むんだっけ?と調べちゃいましたよ(アホ)。

読みは、「かんせい」ね。

意味は⇒おとしあな。比喩的に、人をおとしいれるはかりごと。

そうかなぁ?

まぁ、人によって表現や立論の際のキーワードはそれぞれですが、私だったら「軸」という言葉を使いたいですね。

パーカーを「軸」に自らの論を組み立ているわけですよね、後藤さんは。

断じて、「落とし穴」でも「人をおとしいれるはかりごと」ではあらしゃりません(京都弁?)。

それをいうなら、寺島さんが論を展開する際の「美メロ」というキーワードの方が、「陥穽」なんじゃありまへんか?(大阪弁)だと思うんですが……。

御駄賃取郎さんからのコメント。

テヘヘ (^^ゞ・・・・なんだかねえ、このところのマスターの雑談が楽しくて、(おーし!けふも一番乗りすべ!)?とむしょうにかきたくなる、わし・・・。

「賞」の話題はマスターに全く同感です。SJやレコ芸の「レコード大賞」?なるものも、最後期にはもはや、一体誰の為の賞なんだろ?ショーがねえなあ・・・なんておもっていました。笑

それにもまして摩訶不思議でしかたがないのは例の?芥川賞並びに直木賞の存在です。。まあ、新人発掘の意義はあると思いますが、それより私が昔から怯えながらながめていたのは、書店の店頭での受賞作品の平積み・山盛りテンコ盛りでの売り方および、その売れ方であります。(みんな本当にこんな分厚い本を買って読んでいるのだろうか?)という疑問がいつも浮かんでいました。

ま、自分もジャズ以外のマニアでもありますので、分厚い本自体には抵抗はありませんが、文学を愛する人ってすげえなあ、と今でも思っています。(たとえ、ブーム買いだとしても)

それから響の大木さんの本は当時「文体がおかしい(自分のことをボクちゃん、とか?気持ちわるぅ!)という感想を良く聴きましたね。でも、お人柄やそのジャズに対する情熱は十二分に感じられて、私は好感しました。

いまの時代、活字本がこれだけ話題になることは稀だと思いますが、いっそ、(あくた・なおき)ともはじめからネット版でも販売してくれんかなあ(すでにあるのかも?)と思います。

そして毎度の持論ですが、「ジャズの客って、なんだかこわい・・・」なんですが、これって私は「ジャズ喫茶の不細工ヅラした親父や店員さんが、うるせえ客よけのため?ますます不細工ヅラで無愛想ヅラをしたことがルーツ」
なのではないか?とうたがっております。m(_ _)m

そ、そうか!
な、なるほど!
なんかメチャクチャ腑に落ちました!😆

>ジャズ喫茶の不細工ヅラした親父や店員さんが、うるせえ客よけのため?ますます不細工ヅラで無愛想ヅラをしたことがルーツ

でも、やっぱ怖いっす、今でも😂

もっと皆んなニコニコしていればいいのにね。
あ、それは無理ですよね。