アンチエナジー !大西順子のこと、どんだけ嫌いやねん?!

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以前アップした動画「順子命 vs.アンチ順子〜1994年の『スイングジャーナル』読者投稿欄のやり取り」(こちら)にいただいたコメントに対してのアンサー動画をアップしました。

人力飛行機さんという方(YouTubeチャンネルはこちら)のコメント中心ですが、彼のアンチエネルギーが凄まじい、凄まじすぎる…(それも、音楽そのものではなく、態度とか顔とかエラそうとか、音楽以外の箇所においての)。

コメント

永井勉さんからのコメント。

爆弾投下・・・
私はロックのコピーバンドで思いどうりに演奏してもらえる為に
オリジナル・・コピーに問わずdemo音源をCDをメンバー全員に配り・・
CDも二枚創ってます・・・・・
譜面も作って配りましたね・・・・あっしから言わせたら
音をゼロから創る事が出来ない奴が・・・音世界に対して大きい事を言うな・・・!!

まぐまぐさんからのコメント。

お久しぶりですw まぐまぐです  実はジャズに飽きて最近まで ジャズ曲も雲さんの動画も全然聴いてませんでしたw 

それがですね・・・ ふとした瞬間に また聴きたくなったというか 聴いてしまったんですよね・・・ ジャズ曲・・・

その曲は ソニークラークのブルーマイナーを筆頭に自分が好きだった曲・・・ ちょっと ブルーを感じられるような名曲・・・
そして 大西順子のBラッシュ・・・  その他にも色々・・・  ブルーミッシェルの アイルクローズ・・・ とか チェンバースのジャストフレンズとか・・・

聴かなくなった理由は解っているんです・・・ ジャズの新譜は ブルーを感じられなくなった・・・
ハードバップの新譜を コツコツと漁りまくっていましたけど 結局 新譜のジャズに 惹かれるモノがほとんどなかった・・・
買っても買っても 満足が得られない音源ばっかりで 刺激がなかった・・・  

ケニードリューのアンダーカレントみたいな 緊張感バリバリの曲・・・ 
新譜を買いあさっても 出会えなかった・・・

じゃ 他の興味のある事を 熱中しようかと そっちにハマってましたw  それはそれで充実してましたw 

でもね・・・  久しぶりに聞けど・・・ ブルーを感じられるジャズ曲だけは 今でも 魅力的だって事だけは感覚として感じられたんですよ・・・
でも たぶん 新しい ジャズの新譜は また 買い漁っても 自分を満足させるような音源は収録されていないと思う・・・

というのも 昔 雲さんに ハードバップの緊張感の話を教えていただいて その通りだなって納得できてたから・・・

もう ブルーを感じられるような ジャズって 本格的に死んじゃったんですかね??

永井勉さん⇒まぐまぐさん

あ・・・ どうもw 永井さん お久しぶりです
こんな音楽ばっかり聴いてましたw
メッセージ性が強い感じの・・・
よかったらちょっとだけどうぞw

韻暴論者

まぐまぐさん⇒永井勉さん

無理です・・・・・・W まぐまぐさん私ラップ系はダメなんです・・・
迷宮入りまぐりまぐさん・・・wwwwww

まぐまぐさん、お久しぶりです。

そして、お帰りなさいませ。

突然ですが、ゴジラって映画、あるじゃないですか?

昭和ゴジラ、平成ゴジラ、令和ゴジラ、、、と、時代時代によって様々なゴジラが作られていますし、ほぼ全部私も観ているんですが、好きなゴジラって人によって違うと思うんですよ。

私の場合は、それほど熱烈なゴジラファンでもないので(むしろ能天気なゴジラファンですw)、一番最初の初代ゴジラがいいなって思う一方、釈ちゃん(釈由美子)が操縦するメカゴジラ(三式機龍)もいいなって思うし、もちろん庵野監督の『シンゴジラ』や、最新の『ゴジラ-1.0』も結構好きです。

様々なゴジラが様々な時代に作られてきていますが、それぞれのゴジラの作り手は、間違いなく「ゴジラ愛」はあったはずだと思います。

もちろん、先代たちが作り出した作品へのリスペクトの念は保持しつつも、しかし、その時代時代によって、作り手が思い描くゴジラ、作り手が描き出したいゴジラ像は、やっぱり違ってくるし、テイストが違ってくるのは当然のことだと思います。

やっぱり、意識的にせよ、無意識的にせよ、その時代にシンクロした「スピード感」や「シャープさ」、「緩急の塩梅」って出てくるものだと思います。

たとえば、最新作の「-1.0」は、迫力あるCG技術を駆使しつつも、初期の(昭和の)ゴジラへの原点回帰の意思が感じられますし、そのことを濃厚に感じさせるモノクロ・バージョンも発表されています。で、このモノクロバージョンを観ると、なんだか一瞬昭和の時代にタイムスリップしたのではないかと思うほどの懐かしさを感じてしまうほどです。

しかし、それでも、やっぱり「令和」なんですよね〜。
あ、もちろん「令和」が悪いってことではなくて。

令和の時代に、昭和作品のテイストに近づけようとしても、やっぱりその作品に帯びる時代の粒子のようなもの、っていうんですかね、やっぱり昭和の作品のテイストとは似て非なるものを感じてしまうのですよ。

それは、仕方がないですよね。
最初のゴジラは、1954年。
最新のゴジラは、2023年。
70年以上の隔たりがありますから。

同様に、
『クール・ストラッティン』の録音は、1958年。
で、今年は2024年。
70年近くの隔たりがあります。

なので、仮に現代の「ハードバップ愛」に満ちたジャズミュージシャンが、クールストラッティンのようなテイストを帯びたハードバップを演奏したとしても、結構いい線はいくかもしれないけれど、最終的には似て非なるものになってしまうのは、致し方のないことなのかなぁと思います。

では、ゴジラにしろ、ハードバップにしろ、同じ表現形態を表出しつつも、受け手が感じる違いは何なのかというと、それは、「スピード感」と「技術」だと思います。

技術に関しては、将棋なんかもそうですが、新しい技、戦法が周知されると、すぐさま解析、ストック、アップデートが繰り返されていきます。
同様に、ジャズの演奏技術や録音技術なども、目からウロコの新しい表現が出てくれば(なにしろインターネットの時代ですから伝達が速い)、すぐさま解析、ストックされます。

どんどん、表現や表現技術の選択肢が広がると同時に、その反面、選択肢の多様化によって、どれを選択し表現するかというセンスまでもが問われてくるようになります。

なにせアメリカの音大では、クラシック専攻の学生も必修のトランスクライブの授業がありまして、1週間以内にセシル・テイラーのような前衛スタイルの曲を翌週までに聴き、それを採譜(譜面に起こして)提出せよという課題もあるのだそうですから、先人の足跡の解析、アーカイブの速度は異常なまでに加速していると思われます。

このように、先人たちの表現は猛烈な勢いで、解析、アーカイブされているため、昔の「俺にはこれしかない!」という選択肢の狭さゆえの凝縮度は必然的に薄くならざるを得ないのではないかと思われます。

さらに切実なのが、スピード感の差なのではないかと思います。

全てとはいいませんが、やはり時代が進むにつれて、演奏に帯びるスピード感(テンポではない)は、どんどん加速、かつシャープになっていっているように感じます。

それは、ドラムに顕著だと思うのですが、やっぱりジャズのドラムって、時代時代によってかなりスピード感が違う。アート・テイラーもクリス・デイヴも同じジャズという言葉でくくっていいのかよ?と思ってしまうほど、スタイル、スピード感が違います。

すると、それに追随するベースのタイム感も変わってくるだろうし、さらにその上に乗っかるピアノやギターなどのコード楽器の演奏スタイル、というよりも醸し出る雰囲気も変わらざるを得ない。

これらの情報の伝播とアップデートの変遷の繰り返しが、気づけば、同じ演奏内容でも、全く違うテイストの演奏に変貌してしまっているのでしょう。

喩えるなら(ヘンな喩えですが…)ば…。
50年前に購入したサイボーグ、ストラッティンちゃんがいたとします(笑)。

自分はそのストラッティンちゃんというサイボーグの外見も性格も大好きなんだけど、50年の間、彼女の電子頭脳は、技術の進歩とともに常に改良されアップデートを重ねていきました。
50年も経てば100回以上はアップデートはされているでしょうね、気づけば、外見は50年前と変わらないストラッティンちゃんなのですが、気づけば中身は全く別人になってしまっていた。
お前は本当に、かつて俺が好きだったストラッティンちゃんなの?

きっと、まぐまぐさんが感じている現代ハードバップに対しての想いは、これに近いものがあるのではないでしょうか?

50年前のハードバップに似せた演奏は可能なのでしょうが、やっぱりテイスト、スピード感、和音の重ね方などの「ほんの僅かな違い」が、ものすごく大きな違和感として、微差を敏感に感じ取る人間の耳には「異物」として認識されてしまう。

だとすると、方法は二つしかなくて、ひたすら過去の自分が好きな時代の音源にこだわり深掘りしていくか、新しいテイストや表現形態に耳を馴染ませていくしかない…んじゃないかと思います。

これって、レゲエもヒップホップもそうですよね、
私は、いわゆるオールド・スクールと言われているグランド・マスター・フラッシュのようなヒップホップ(ラップ)は好きだけど、最近のトラップ、ドリル、クラウドラップ、エモラップなどには全くついていけません😂

あと、レゲエって一口に言っても、最近のレゲエって、かなりデジタルな打ち込みのものが多いじゃないですか。
ボブ・マーリーのような、ダルでダウナーでルーズなノリのレゲエって最近はあんまり聴きませんから(知らないだけかもしれませんが)。

だから、やっぱり同じ音楽の形態(ジャンル?)といえども、昔のテイストに後戻りすることってなかなか不可能なんじゃないかと思うんです。

なので、やっぱり現代の表現テイストに耳をチューニングしていくか、好きな時代の作品にとことんコダワルかという二択しかないんじゃないかなぁ、と思っています。

と、あまり希望のないことを書いてしまいましたが、希望っていうほどではないですが、つい最近再発されたピアニスト・福居良の『シーナリー』というアルバム、良い意味での「不器用さ」ゆえの「味」が際立っていて、これ1976年の録音なんですが、「逆に新しい」ということで、このなんの変哲もないピアノトリオが、YouTubeの累計再生回数1300万を突破しているんですよね。

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もしかしたら、まぐまぐさんと同じような「欲求不満」を抱えたジャズファンが思いの外多いのではないかと勝手に推測しているのですが、まぐまぐさん、これ聴かれましたか?

もし、聴かれていたら、ぜひご感想を教えてください。

ちなみに、ケニー・ドリューの『アンダー・カレント』のサム・ジョーンズとハンク・、モブレイはいまだに大好きですw

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まぐまぐさんからの返信。

あ・・・ 雲先生 お久しぶりでございまするw  ご無沙汰しておりましたw

福居良の『シーナリー』 ばっちりでございます! 
「不器用さ」ゆえの「味」が際立っていてとありますがこの感じが自分にとってのジャズを聴く醍醐味といいますか・・・ 綺麗にまとまっていないこの感じが聴いている側をグッと来させるんですよ! そしてこのちょっと寂しさみたいな感じが漂っている中から抜け出そうともがいているように聞こえるこの感じ・・・ 欲求不満を打破するためにもがいているこの感じ かといって楽しんで生きている感じも出ている曲もあったり・・・ ジャズって言葉がなく曲の聴いた印象でダイレクトに感じてくるというか 入ってくるから こういう感じが人を惹きつける要素として重要になっているんだろうな・・・と・・・

昔のテイストに後戻りかどうかはわかりませんが こういう昔のジャズが持っていた このもがき打破しようとしている感じのある曲って現代では本当に少なくなった

造り手はどんどん色々な進化をさせようとするけど、聴き手の求めているモノは昔からあいも変わらず社会へのもがきを自分の代わりに表現してくれるジャズを欲している 

特に自分にとってのジャズを聴くスタンスにはこの要素が大きい・・・ 自分は昔から ロックやヒップホップ ジャズにおいても 自分のその時の気持ちを代弁してくれているような曲に惹かれ続けているから・・・

直感で音楽を聴く自分にとっては難しい事は これくらいしか解りませんw  

いつもながら 気づきを与えてくださって ありがとうございました!  では またw

TAKESI0506さんからのコメント。

94年のスイングジャーナル読者投稿・大西順子論争は、実は中野区の女性と藤本史昭さん以外にも参戦者がいました。八戸の男性以外はすべて女性です

中野区の女性の方へ/世田谷区の女性
 大西さんのファンとして一言いわせて下さい。人は好き嫌いというものがあります。私にも嫌いなものは沢山あります。そして好きになれないミュージシャンもいます。但しこれは、あくまでもその人の“音楽性”が合わないからであって、決して“容姿”や“人間性”が嫌いなわけではありません。人が人をどう思おうと勝手ですが、あなたのように子供じみた下劣な基準で人を判断するのはどうかと思います。都内にお住まいでいらっしゃるなら、一度彼女のライブへ足を運んでみてはいかがでしょうか。彼女が“バークリー卒”とか“NY帰り”といった看板だけを頼りにチャンスをものにした人ではないことをわかって頂けるのではないかと思います。けれど、もし、彼女の音楽までも嫌いだと思われたなら、それはそれで仕方ありません。“アンチ大西順子”を堂々と宣言して下さい。

大西順子の嫌いな人に/八戸市・男性
 大西順子の嫌いな人へ一言。彼女の音楽が嫌いなら聴かなければいいし、ルックスや態度がイヤならコンサートへ行かず、SJ誌に載っている写真も見なければいい訳で、至極簡単な事をあれだけ悩んでいるなんて、本当に貴女は手間のかかる哀れな人だ。そう、あなたにピッタリの曲がある。聴いてみるといいよ。〈淋しい女〉byオーネット・コールマン。(但し、大西順子はオーネット・コールマンを好きだそうだが…)

藤本さんがんばって/渋谷区・女性
 毎月SJを楽しみにしている47歳の主婦です。長男がジャズ大好き人間なので、ついそれにのっています(もっとも今思えば10代の後半によく聴いていたのはジャズでした)。5月号の読者通信に順子さんのことが載っていて思わずペンをとりました。2年前の夏、まだ紀ノ国屋のそばにあったボディ&ソウルで初めて彼女のピアノを聴きました。「オールジャパン・ジャズ・エイド」(?)でしたっけ、TVで見てたので「ステキでしたね」(私の友も言っていた)と声をかけたら「いいえ、そんな」とはにかんでいた順子さんがそこにいました。人の好き好きはそれぞれですが、彼女は努力の人だと思います。私は彼女も好きですし、他にも好きなミュ-ジシャンの方々はもちろんいます。藤本さんがんばって下さい。

よくぞ書いてくれました/浦安市・女性
 5月号に載っていた“一人ぐらい大西順子を大嫌いな奴がいてもいい”の中野区の女性さん、よくぞ書いてくれました。思わず手をたたいてしまいました。私も大西さんのライブに行きましたけれど、私も同感です。そりゃあ聴きに行くのは勝手ですが、こららはお金出して聴きに行くのです。ただで聴かせてもらっているわけではありません。聴く人がいるから仕事があるのです。それをあまりにもふてぶてしい態度をとられたら誰だって二度と行きたくはありません。
 誤解されちゃ困るのですが、何も私はヤキモチとかで大西さんの事を書いているのではありません。マスコミが人気、実力、容姿の三拍子そろっているなどと書きたてるからいけないのです。はっきり言わせて頂きますが…(あっ強力な親衛隊の藤本おじさまおこらないで下さいね)大西さんはドブスです。実力の程は知りません、好みの問題もありますしね。
 私が感じのいいライブだなと思うのは城戸夕果さんです、彼女は美人だし、フルートの音も太くていいし、第一、とってもほんわかしていて聴いていて本当に心がなごみます。
 でもいいじゃないですか。大西さんのことは藤本おじさまにおまかせして、中野区の女性さん、どんどん向井さんのライブに行くべきです。向井さんだってバカじゃないのですから、いつまでもアホなことはしていないと思います。でも、若い女に狂った順子命のおじさま、ちょっと気持ち悪いですね』

この浦安の女性の書き込みに対しては、藤本さんがこのように書いてました。

『浦安の女性の方がいろいろ書いてたけど、こちらは無視します。なせ無視されるかは、胸によーく手を当てて考えてください。では。』

興味深い記事の投稿、ありがとうございました。

賛否両論、当時は色々な意見が飛び交ってたんですねー、と改めて感じました。

何はともあれ、これだけ話題になるってこと自体、大西順子さんという「人物」の存在感は大したものだと改めて思います。

>胸によーく手を当てて考えてください。では。
このレス、いいですね😁