渡辺貞夫のベスト・レコードは?〜『スイングジャーナル』1978年5月号

投稿者:

『スイングジャーナル』1978年5月号掲載の記事〜油井正一のレコード・セミナー「渡辺貞夫のベスト・レコードは?」のところを読んだ動画をアップしました。

コメント

MrNOBUchanさんからのコメント。

私が大好きな(実際聴いている)ナベサダ作品ベスト5を挙げさせていただきますと、

〇「サダオ・ワタナベ」(キング盤1961年録音:初リーダー作)sax,tp,p,b.ds
〇「ライブ・アット・ザ・ジャンク」(ソニー盤1969年録音:当時銀座にあったクラブJUNKでのライブ盤)sax,g,b.ds
〇「トーキョー・デイティング」(ワーナー盤1985年スタジオ録音)sax,p,b,ds
〇「パーカーズ・ムード」(ワーナー盤1985年ライブ録音)※上記「トーキョー・デイティング」とメンバー同じ
〇「サダオ2019ライブ・アット・ブルーノート・トーキョー」(ビクター盤2019年ライブ録音)sax,p,b,ds ※雲さんが最後に語っておられたのはこれですね。この年86歳。もう絶好調、エクセレント!

御駄賃取郎さん⇒MrNOBUchanさん

[サダオ・ワタナベ」「キング盤1961年録音:初リーダー策!!!!私はこれがアベサダさんの最高傑作ではないか?と思っています。これは確かSJのゴールド・ディスクでしたね。その後GJTなどとか何度かパーカー調?の企画も録音していますが、これを超える愛聴盤はなかった。。

このレコードは「国内初のジャズのステレオ録音」としても有名ですが、現在は廃盤?みたいですね。

「パーカー苦手」?の自分が「あほ!だなあ!」と実感させられた1枚。最大の愛聴盤の1枚ですぅ。^

MrNOBUchanさん⇒御駄賃取郎さん

「サダオ・ワタナベ」はいいですよね!特に一曲目の「デル・サッサー」は当時キャノンボール・アダレイのクインテットにいたサム・ジョーンズ(b)の作曲で、同グループも演奏していますがこちらナベサダ・クインテットのバージョンのほうが断然素晴らしいんですよね。共演者も当時の本邦ジャズ界の若手の名手ぞろい。今もご健在なのはナベサダ、仲野彰(tp)、猪俣猛(ds)の三氏で、八城一夫(p)、原田政長(b)のご両人は物故されています。長谷川昭弘(ds)氏の現在については、私が調べた限りネット情報なしです。そうそう、このアルバムのジャケット写真、うっかりなのか故意なのかは不明ですが、ウラ焼きになっています。

しまさんからのコメント。

貞夫さんのレコード10枚程あります、昔はよく聴きました、これを機会にこの夏中に聴いてみます

永井勉さんからのコメント。

ごめんなさい・・・渡辺貞夫・・・こないです・・・
CALIFORNIA SHOWERをパッと聴いて・・・音の選び方はロリンズそのものなんですけど、
ジャズって、基本はツーファイブを駆使して音を構築していく音楽なんだと思うんです。
多分私が高校生の頃の大フュ―ジョンブームの時に聴いて、歌謡曲みたいで
聴くのをやめました・・・m(__)m
歌心はあるんですがどうしもブルース感が薄く ケニー・G みたいで避けてしまいます・・・

私も最初は、ジャズを聴き始める前の高校生の頃のナベサダ氏に対するイメージは、永井さんと全く同じでした。

フュージョンの人、アフリカが好きそうないつも笑顔なギョーカイ人っぽい人……、それくらいの認識でした。
で、ジャズを聴くようになり、代表作、オススメ盤ということで『カリフォルニア・シャワー』などのアルバムを聴いてみたのですが、うーん、私がイメージしていたジャズとは違う。
なんだか、資生堂、トヨタ(ニッサン?)、コカコーラなどのいわゆる大手企業のテレビCMに使われそうな曲だよな〜、くらいな感想でした。それこそ、ボブ・ジェームスはサントリーのCMに使われてたよなぁ、くらいな感じで、CM音楽のメジャーなおじさん、それくらいのイメージでした。

ところが、マイルスを知り、彼と共演したジャズマンを知るようになるにつれて、ハンク・ジョーンズ、トニー・ウィリアムス、ロン・カーターと演ってるアルバムがあるぞ、ということを知り、『アイム・オールド・ファッション』を聴いてみたら、これがまた今まで持っていたコマーシャルおじさんのイメージを覆す正統派っぷりで、これをキッカケに随分と認識が変わりました。

もちろん、『カリフォルニア・シャワー』を筆頭に、 『パストラル』、『オレンジエクスプレス』、『モーニング・アイランド』など、いまだに受け付けない爽やかフュージョンなアルバムもありますが、ストレートアヘッドな4ビートを演っている時のアルトサックスは、なかなかのものがあると感じています。

永井勉さんからの返信。

Sadao Watanabe With The Great Jazz Trioの
01 Confirmationと 02 Gary・・・多分レフトアローンですか???
2曲だけ聴いて土下座します・・・m(__)m  凄いプレーヤーなんですね!!!!!
表面だけ聴いて偉そうな事を語ることが、こんなにも愚かな事だと実感しました!!
コマーシャルな部分を除けば、凄く歌うプレーヤーでイイです!!

そうそう、そうなんです、トニーが叩く《コンファメーション》、ちょっと新鮮でしょ?(笑)。

ただ、私も学生の頃は、フュージョン路線のナベサダしか聴いていなかったので、永井さんと一緒でしたよ。
それこそ、ケニーGというかシャカタクというか(笑)。
日本だと、カシオペア、スクエア、MALTAの先輩のような人、くらいの印象でした(爆)。

なんというか、チノパン履いて、ポロシャツ着て、上からカーディガンを肩掛けしたお行儀の良い付属校上がりのお坊ちゃま大学生がセルシオやシーマに乗って、女子大生の彼女とコンサートに行くような音楽だと思ってました(偏見すぎw)。

しまさんからのコメント。

言い出しかねて、今日聴きました、tactシリーズいいです、ボサノバのフルートも久しぶりに聴きました

T Yさんからのコメント。

動画を拝見し、ナベサダさんのアコースティック系のアルバムでは個人的に以下の2つが良いと思いますのでコメントさせていただきます。

(1)Sadao Watanabe At “PIT INN” (1974)
(2)Swiss Air (1975)

(1)ナベサダさんのジャズ系のアルバムはグレイトジャズトリオとの共演版が代表作になるかもしれませんが、
 その少し前の1974年のクリスマスイブに新宿ピットインで録音されたライブ盤も中々良きかと思います。

 メンバーが Cedar Walton~Sam Jones~Billy Higgins で、曲も Body And Soul、Softly As In A Morning Sunrise、Oleo と
 名曲、名演が繰り広げられています。

(2)モントルージャズフェスティバルでのライブで、全てアフリカンテイストな曲の音圧の凄い演奏だと思います。
 フュージョンではないですがスタンダードなジャズでもなく、全部オリジナル曲なので好みは別れるかもしれません。

2024年8月19日 12:05