センスのかたまり ミラーとケリー

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動画「【コメント返し】再開発で変貌続ける渋谷とマイルスの『ザ・マン・ウィズ・ザ・ホーン』」(こちら)に視聴者さまよりいただいたコメントを紹介した動画をアップしました。

コメント

龍 大阪さんからのコメント。

龍大阪です。古いコメントを取り上げていただきありがとうございます。
最近は、な~んか行き詰ってる感があって、雲さんの動画もだいたい見ているのですが、自分から何かコメントしたいという意欲がなくなってます(笑)。まあ、すべてにおいて。な~んて、ブルーな自分を演じるブルーモンク。
コルトレーンに関する動画のコメント返しもされておられますが、その辺も、今、研究中です。というか、コルトレーンの「ライブ・イン・ジャパン」を、がっつり聴かなきゃと思ってるのですが、まだ、聞き終わってません。
あれは、ラビ・シャンカールがやってた、インドの伝統音楽の「ラーガ」のようなものを、自身のサックスとジャズコンボで使用するリズムセクションで表現できないか? という試みだったのかな、と、現在感じてます。
また、落ち着いたらコメントしたいと思います。
マーカス・ミラーに関しては、心配しかないです。どうか、元気になってほしい。
スイング・ジャーナルかジャズ・ライフか、どっちに掲載されてたかは忘れましたが、小川なんとかさんがマイルスへのインタビューで「ファンはマーカスのベースソロを聴きたがってます」みたいに言ったとき、マイルスは、「バカ言ってんじゃねえ、アイツのやってること、よく聴いてみろ。ずっと、ベースソロ弾いてるようなもんだろ」、というのが印象的でした。それに対してマーカスはアドリブ誌で、「マイルスから学んだことは、音楽というのは、これまで自分が考えていたより、より自由なものなのだ、ということだ」と言っている。まさしく、両者の言っていることが符号している。
スタジオミュージシャンとしてのキャリアを積んでプロになったマーカスにとって、譜面に書いてないことをやっていいとか、そもそも譜面がない状態で演奏するというのが新鮮だったのだろう。
マーカスのエレキベースにおける技術革新としては、「コントローラブルなスラップ」というのが、まず挙げられるだろう。
これはマーカス自身も言ってたのだが、「バラードで普通にツーフィンガーでベースラインを弾くとショボくなってしまう。だから、そこにスラップ、特にサムピングを効果的に使うと倍音の豊かな音が出てバラード演奏でも音が前に出る」
それで、ヒットしたのがグローバーの「Just the two of us」。
あと、たぶん、ジャコの影響だと思うのだが、スラップでメロディアスなソロをとるために、チョーキング、ハンマリング、グリッサンド、などを使って、ぶつ切りになりがちなスラップ奏法で滑らかなフレーズを生み出すことに成功したことなのかな。
ジャコのフレットレスベースの感覚をフレットありでそれもスラップで表現するという。
そんで、昔、ジャマイカボーイズ名義での演奏をリンクしておきます。エディ・マーフィーやMCハマーに寄せているマーカス。ダンスも決まって、かっこよし。
⇒The Jamaica Boys – Shake It Up [HD Widescreen Music Video]

リンク映像見ましたよ。
ちょっと懐かし、でも、やっぱりカッコいいですね。
というか頬が緩みます。

大阪さんの説、その通りだと思います。
>ぶつ切りになりがちなスラップ奏法で滑らかなフレーズを生み出すことに成功した
アタック強くインパクトあるスラップですが、音が持続しない、というかメロディアスになりにくいので(そこがフレットレスベースのジャコとは違うところ)、その分、音色のニュアンスと絶妙な間(空間美?)で表情出し、それが成功しているところはさすがマーカスだと思います。

マーカスは、これ、たしか『Bass Magazine』でのインタビュー記事だったと思うのですが、デビュー前からジャコ・パストリアスがヒーローだったみたいで、『ジャコ・パストリアス(の肖像)』のレコードは、自宅のレコードプレイヤーのターンテーブルの上は、ずーっとこのレコードが乗りっぱなしだったそうです。

そこで、フレットレスに走らなかったのがマーカスの賢いところ?、…だったんじゃないかと。どうしても二番煎じになっちゃいますからね。
異なるアプローチで、ある意味「マーカス・ミラー」という1つのジャンルを確立してしまっているのは、大したものだと思います。

しかも、ずっと後ですが、スラップでジャコが演ってた《ドナ・リー》や《ティーン・タウン》をスラップで演奏しちゃうんですから、これもまた大したものです。

私、以前、六本木の「ビルボード」のライヴでマーカスの「スラップ・ティーン・タウン」を生で味わいましたが、低音ドカン!でした💦

自宅で聴くCDなどのサウンドは、パキン!ペキン!と高音の成分ばかりが目立って軽い感じなんですが、ライヴでのスラップは、ズドン!でした。
ドッスン、ドッスンと腹に来たことを今でも覚えています。

ベースのサウンドは会場やPAによっても違うのでしょうが、ビルボードではかなりの重低音で、CDばっかり聴いていて頭の中で勝手に思い描いていたマーカスの音イメージとはだいぶ違っていてビックリしましたね。

以前、大阪さんはショーターのソプラノをライヴアンダー(でしたよね? リーブマンと《Mr.P.C.》でしたから)の会場で直に聴いて、その音に衝撃を受けたというコメントを以前いただきましたが、私の場合はマーカスでした。