ヘン? セロニアス・モンクのバッキング

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モンクのピアノ、独特ですよね。
特に管楽器がアドリブを吹いている時のバックで弾かれるユニークな伴奏について考察してみました。

コメント

永井勉さんからのコメント。

モンク狂の永井です。
思っている事すべて代弁してもらい感激です!!!
モンクの ピアノの不協和音とか リズムのとりかたには 美学があって 
2019の今でも 誰もコピーできない現実・・・・ 
不世出 の プレーヤー ですね !

ありがとうございます!

再び永井勉さんからのコメント。

モンク信者の 永井です・・・W
Mulligan Meets Monkの
Round Midnight  聞きました!
物凄く聞きやすい Round Midnightですね。
モンクが丁寧にバッキングをしていることにびっくり!
モンクのソロの終わりごろからGerry Mulliganがメロディーを重ねる所などぞわぞわしました.
Gerry Mulliganのバリトンサックスとモンクのピアノは
ものすごく波長が 合っている感じがして 私の中では 1番のRound Midnight だと思いました!
マスター はどう思いますか・・・教えてマスター!

いつもコメントありがとうございます。

>マスター はどう思いますか・・・教えてマスター!

おこたえします!
ちょっと待っていてください♪

さらに永井勉さんからのコメント。

1958 Misteriosoの Misteriosoが めちゃくちゃ気持ちいいんですが もしかしたら
名盤ですか?
あとThelonious In Action のRhythm-A-Ning も気持ちいいんでが もしかしたら
名盤ですか?
モンク ウイルス が 脳まで きてしまいました・・・涙 
すべて 雲さん の せいです・・・・・W

両方とも名盤ですよ。世間的には『ミステリオーソ」の方が取り上げられることが多いのですが、
両方ともファイヴスポットというライヴハウスで行われたライヴが収録されたアルバムなので、甲乙付け難いです。
何しろ、もうとにかく、テナーサックスのジョニー・グリフィンが快速、快速なんですよ。とっても気持が良いであります。

永井勉さんからの返信。

ジョニー・グリフィン  引き出しに収納!!!

ジョニー・グリフィンを知るために 何から 聞いたらいいですか?
おしえて マスター・・・W

リターン・オブ・グリフィンの枯葉がいいと思います。

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またもや永井勉さんからのコメント。

モンク中毒患者の永井です、、、321号室に入院してます 
完治するまでにまだ時間がかかるそうです、、、泣く・・・ところで
ジャジャーン 永井 勉のモンク top10 発表します・・・・。W
ダラダラダラダラダラ
第十位  Well You Neednt 
第九位 Rhythm-A-Ning
第八位  Ruby, My Dear
第七位  Crepuscule With Nellie
第六位 Round Midnight
第五位 Little Rootie Tootie
第四位 Straight, No Chaser
第三位 ソロモンクのRuby, My Dear
第二位 ソロモンクの Dinah
第一位 ソロモンクの I’m Confessin
初めて聞いたモンクがソロモンクなのでこの3曲は外せません!!!
あえて ですよ! 普通に全曲大好きです!!!!!

クレプスキュールがはいっているあたりがなかなかだと思います。そこにスキッピーとか、モンクス・ムードとかレイズ・フォーがはいってくると、完全に中毒者だと思います(笑)。

そうそう、ブルーノートの《スキッピー》、なかなかですよ。

モンクのピアノが……というわけではなく、モンクが作った曲の感じが面白いというか、その曲に必死にくらいついてアンサンブルしているホーン陣たちの異様な迫力を楽しむことができます。これはこれでモンクマジックなんじゃないかと。

普通っぽい演奏なんだけど、よく聴くと、そこはかとなくヘンな凄みがあって個人的には大好きです。

ちなみに、スキッピーってバターピーナッツのことかと思っていたら、「オカマ」「ホモ」という意味もあるようですが、モンクはどういうつもりでつけたタイトルなんでしょう……?

そしてまた永井勉さんからのコメント。

こんばんは カフェ(モンク)マルトルの永井です・・・W
とうとう出会ってしまいました!!!
アルバム Misterioso です!!
完全にやられました・・泣く   ただの高速うねうね saxプレーヤー
だと思っていた Eric Dolphy 凄い・・ヤバイ・・です
Let’s Cool One・・伴奏なしでワンコーラスを構築していくその力量
モンクもやりたい放題なのに 負けないDolphy・・・
私の大好きな ソロモンク を 間単に超えてしまいました・・・w
Eric Dolphy 恐るべし!!!!!!

カフェ(モンク)マルトル……(笑)
あれ?ミステリオーソのサックスはジョニー・グリフィンでは?

ちなみに、ドルフィーとモンクの共演はないんですよ。ただ、ドルフィーはモンクのことをすごく敬愛していて、「モンクとやれるようになるためには、練習、練習!」と言っていたようです。

『ラスト・デイト』というアルバムでドルフィーはモンク作曲の《エピストロフィー》を演奏していますが、その時のピアニスト、ミシャ・メンゲルベルクが、なかなかモンクっぽいピアノを弾いています。よろしければ聴いてみてください。
もっとも、ミシャのピアノは、モンクのピアノが晴れだとすると、曇り空って感じではありますが、それそれでドンヨリとした和音が良い味付けになっていますよ。

永井勉さんからの返信。

間違えました すいません グリフィンです・・ペコリ

グリフィンいいですよね!ぜひ、同じライブ録音の『イン・アクション』もお楽しみください。

tomita Theloniousさんからのコメント。

モンクのアルバムで(米国で)一番売れたのが「モンクス・ドリーム」だったという。
だからCBSのアルバムは軒並み評価が高い。ラウズも楽しいテナーで好まれている。
で、バッキングですがどなたかの評価で「普通のピアニストだと管楽器が多くなると
ピアノは聴こえない(big bandでも)。だがモンクは聴こえる。そこが素晴らしい」
という話。普通はテナーや管楽器が前に出てくると、あくまでピアノは脇役という
ポジションに回りますが、モンクはバッキングに回ってもガンガン弾いているので、
主役はモンクというのは変わらない。お釈迦様の手のひらの中というのが、モンクス・
ミュージックの中だという現実。モンクのバッキングで一番感心したのが「モンクス・
ミュージック(リバーサイド)」の「ウェル・ユー・ニードント」。最初はどこがいい
のかさっぱり分からないアルバムでしたが、それぞれ管楽器とモンクの対比(対話)で
自由自在に遊んでいるモンクが、楽しめました。では。

>管楽器とモンクの対比(対話)で
自由自在に遊んでいる
まさに、そこがモンクの音楽の楽しみというか、面白いところであり、音楽として成立させてしまう空間配列のセンスがモンクの魅力ですね。

またもや永井勉さんからのコメント。

天使モンクに片翼を取られ堕天使になってしまった永井です・・・W
1967 Underground を最近聴いてるんですけど ・・・ モンク臭が
凄いアルバムですね!!
特に 1~4曲 最初は地味でつまらい曲ばかりであくびが出ました・・・・???が
2回 3回 と聴くと ・・・・???????
脱帽です・・・涙   バラード系の曲も優れているので 意外と
モンクのアルバムの中ではバランスが取れているアルバムだと感じました!!

私もそう思います。最初は地味だなぁと思ったんだけど、今では滋味だなぁと思います。普通にやっているからこそモンクの個性が自然に滲み出ちゃってるんじゃないかなと思っています。

さらにさらに永井勉さんからのコメント。

今日 1959 Alone In San Francisco 初めて聴きました やばいです!!
特にRuby, My Dearの自由度は半端ないですね!!
全曲聴いて 置きにいってない感じがガンガン伝わりました!!
で 突然 話は変わりますが
Jazzのコードでアポイドノートというものあるらしいです!!  使ってはいけない音???
半音どうしの音がぶつかるとハーモニーが壊れてしまうらしいです!!
じゃモンクはなんなの???  少し壊れているからこそ純粋に響いてくるのでは!!!

アボイドノートは、絶対使ってはいけない音というわけではなくて、不協和音になっちゃうから、使う際は一応念頭に入れておいてネ、くらいの扱いだと私は理解しています。音楽理論はまあ後付けの理屈ですからねぇ。
たしか、どの動画か忘れちゃいましたけど、アボイドノートに関してちょこっと語ったこともあったような記憶があります。私もいちおう習いましたけど、自分の曲の時は無視しまくってましたw。もっとも初対面の人とジャムセッションするときなどは、やっぱり礼儀として無礼な音(避けるべきノート)を出して顰蹙を買わないようにしていたので、まあ「礼儀作法」として知っていれば、知らないよりはイイんじゃないんでしょうかね?程度の認識です。

まだまだ続く永井勉さんからのコメント。

ふと・・気がついたらモンクを聴いていた永井です・・・W
1966 Straight, No Chaserに入っている Locomotiveが好きなので
過去の演奏を探していたら 見つけてしまいました・・・W
1954 Monk・・・・・やばいです・・・2ホーン以上です・・・・・こっちの Locomotiveの方が凄いです!!
1956 Brilliant Corners とか 1957 Monk’s Music みたいな
派手さはありませんが・・・イイです!!
モンクの創った曲って 全曲 2ホーン以上を想定して創られているという感じがしました!!
雲さんはどう思いますか???

同感です。ただ、ファイヴスポットをはじめ、ギャラの関係で、ワンホーンでいいじゃないかと、当時のマネージャーに説得されて、以後、ずっとワンホーンカルテットになっていたようです。モンクの源流はエリントン。エリントンの極彩色かつ摩訶不思議な音色とハーモニーに近づくには、やはり楽器の人数は多ければ多いほど良いのだと思います。もっとも、オリヴァー・ネルソンの『モンクス・ブルース』のように、モンク風味よりもネルソン風味が濃い大人数編成のものもありますけど(苦笑)。

鉄橋 舞無さんからの絵文字。

🍏🌾🎶😮

やばいやつさんからのコメント。

ピカソみたいですね笑

べらんめえAORおやじ

おっしゃる通り。一応ヘン(私はそう思いませんが)と言われているバッキングに味があるんじゃないですか。モンクがヘンというならイタリアのプログレバンド殆どヘンですよ。

イタリアのプログレバンド……。
色々な国のプログレバンドをお聞きになってるんですね。
そういえば、プログレ好きの方にモンク好きが多いような気がしてます。

2019年2月12日 16:53