ブルーノート 幻の1592番と呼ばれていたピアニスト、ソニー・クラークのリーダー作『ソニー・クラーク・クインテッツ』を紹介した動画です。
コメント
TAKESI0506さんからのコメント。
このアルバム発売時のスイングジャーナル・ディスクレビューは岡崎正通さんが書いてます。評点は4星半でした。
『いままでディスコグラフィーにデータだけ記載されていながら、レコード化されることのなかった幻のセッションが、いよいよ陽の目をみることになった。しかもA面の2曲は、人気盤「クール・ストラッティン」のときの未発表演奏だというのだから聴き逃せない。クラークはもちろん、マクリーン、ファーマーにとっても、このセッションは同時代のベストに挙げられるものなのだから。
〈ロイヤル・フラッシュ〉は、タイム原盤のトリオ演奏でクラークが〈ニカ〉というタイトルで演奏していたのと同じ曲である。ミディアム・テンポに乗ったリラックスしたプレイで、どこか哀調を帯びた素材のメロディーは、マクリーンやファーマーの資質にぴったりだ。彼等のソロには、ファンキー・ジャズ独得の甘美な陶酔がある。これに比べると、アップ・テンポの〈ラバー〉はスリルか感じられるものの、いまひとつ乗り切れていない印象を受ける。B面の3曲は、全てクラークの作品。こちらではテナーのクリフ・ジョーダンがフィーチュアされる。ジョーダン自身、決して超一流のミュージシャンではないけれども、クラークの相手としては格好だ。そして相変らずバレルが、ブルージーなプレイに安定した実力をみせてくれている。ハード・バップの香りに溢れた名演の発掘である』この演奏を聴いてみたくてYouTubeを検索してみましたが、見つかりませんでした😥
いつもいつも資料提供ありがとうございます!
博 橋本さんからのコメント。
『LEAPIN’ AND LOPIN’』も話題に加えていただけるなら・・・。
ソニー・クラーク、1963年1月13日没。同じく16日には参加メンバーだったアイク・ケベックが45歳で後を追う形となりました。そんな逸話を抱えたアルバムとして聴くこともあります。
あのアルバムのツボというかキモというか、アイク・ケベック!
いいですね~、ケベックもリーピンも。
洞口久光さんからのコメント。
この時の録音なら、ステレオ音源が有る筈ですが、何故日本では、モノラル信仰なんでしょうかね?
言われてみれば、そういえば、そのことについて深く考えたことありませんでした。
ジャズ聴きはじめの頃から、雑誌や周囲の方々からは「やっぱりジャズはパワフルなモノラルだよ!」と言われて育って(?)きたので、なんの疑いもなく「へぇ、そういうもんなんだ」と思い続けて現在に至ってます😅
洞口久光さんからの返信。
この内、2曲は、「クールストラッティン」のボーナストラックで、ステレオ音源になってます(CD版)
それもこのCDでは、モノラルヴァージョンになっています。情報量は、ステレオヴァージョンの方が多いんですよね❣
Bonさんからのコメント。
決定版はタイム版と思いきや、こちらはもっと良かった〜
Bonさんからのコメント再び。
こんばんは
例えば、トランペット リーモーガン、テナー コルトレーン、
ピアノ ソニークラーク、
ベース カーリーラッセル、
ドラム マックスローチ
踊る管楽器、繋ぐピアノ、高速にもビクしない筋の通ったリズムセクションこのバンドを思うとどんな評価になりますか? もしアルバムが存在していたら教えて下さい。Bon
いいですね!
ドリームチームのような、イカしたメンバーの想定ですね!
ジャズ黄金時代のオールスターが集結、とまでは言いませんが、ある時期、あるジャズの一番おいしかったテイストを体現していた名プレイヤーばかりを集めた顔ぶれです。
もう、パーソネル見るだけで音が想像できちゃいますよね。
個人的には、なんとなくですがブルーノートの『ソニーズ・クリブ』が頭に思い浮かびましたが、ドラムがアート・テイラーではなく、マックス・ローチというところがミソ。
ドラマー変わるだけで、かなり雰囲気が変わるんじゃないでしょうか。
もう少しカチッとした感じになるのかもしれませんね。
しかしながら、このメンバーでのアルバム残念ながら存在しません。
少なくとも公式録音では。
ライブハウスとかでジャムセッションやってたかもしれませんが。
リズムセクション、先述したようにマックス・ローチになり、さらにポール・チェンバースがカーリー・ラッセルになると……
そう、ラッセル&ローチ・リズムセクション。
ローチの、数学的でいてエネルギッシュに堅実、そして時折爆発的なドラミングに対し、カーリー・ラッセルは堅実で太いベースが「筋」を通す。どんなに高速なテンポでも、「決して崩れない強靭なエンジンのようなリズム」を生み出したに違いありません。
とはいえ、テイラー&チェンバースが生み出す心地よい「揺らぎ」の要素はそのぶん削がれ、もう少し直線的な推進力が生まれるかもしれませんね。
では、このメンバーでは、どのような曲をやって欲しいか?
やっぱり《チュニジアの夜》?
これは、ラッセルやモーガンとなると、どうしてもジャズ・メッセンジャーズを連想し、そこからは『バードランドの夜』や『チュニジアの夜』などのアルバムが思い浮かんでしまうんですよね。
2番目は、《レイジー・バード》。
そう、『ブルー・トレイン』のラストナンバーです。
コルトレーン、モーガンの組み合わせとくれば、やっぱり『ブルー・トレイン』が思い浮かぶ。
《ブルー・トレイン》や《モーメンツ・ノーティス》もいいけれど、《レイジー・バード》でローチの直線的なドラムを聞いてみたいという気持ちはあります。
3番目は、ゴルソン作曲の《ステイブルメイツ》ですかね。
テーマで一瞬ラテンっぽいリズムになるところ、ローチ流ラテンカリプソを炸裂させて欲しいw
そして、コルトレーンにこそ、このカッコいいコード進行の曲を吹き荒らして欲しいと思います。
そして、トレーン、モーガンの後に登場するソニー・クラークのピアノがとても楽しみ。
『リーピン・アンド・ローピン』の《メロディ・フォーC》のようなピアノに期待♪
2022年11月22日 22:06

