スタンダードナンバーの《エンブレイサブル・ユー》。
歌詞はこんな感じ。
Embrace me, my sweet embraceable you
Embrace me, you irreplaceable you
Just one look at you my heart grew tipsy in me
You and you alone bring out the gypsy in me
I love all the many charms about you
Above all I want my arms around you
Don’t be a naughty baby
Come to mama come to mama do
My sweet embraceable you
I love all the many charms about you
Above all I want my arms around you
Don’t be a naughty baby
Come to mama come to mama do
My sweet embraceable you
この曲は、なんといっても私にとっては、ダイアル(レーベル)の(チャーリー・)パーカーなんですよ。
編集版の『ダイアル・パーカー・ベスト』はよく聴いたものです。
パーカーのアルトサックスの「あの音色」と、熱くなり過ぎずにさり気なく情感を込めるパーカー独特の「クールネス」さが、かえってこの曲に深い情感を与えているように感じます。
もちろん、パーカーだけではなく、多くのジャズマンやヴォーカリストが名演・名唄を残しています。
その中から4つの曲をセレクトして、《エンブレイサブル・ユー》を紹介する動画をアップしました。
コメント
Macahn Sakuraiさんからのコメント。
ブラウニーは最高ですね。理系の出身なんで、音楽も実に緻密ですよね。交通事故で若くして亡くなったのが残念です。話が戻ると、ガーシュインとかコールポーター時代で、もう出来上がってますね。
緻密でありながら、息がつまるような緻密さじゃないところ(暖かみがあるところ)が、ブラウニーの素晴らしいところですよね!
Macahn Sakuraiさんからの返信。
バードは別格ですね^_^♬。聴けば聴くほど蜜ですね。
ですね!
花野夏さんからのコメント。
もう、死ぬほど大好きなスタンダードナンバーです!数多ある名演名唱の中でも僕はこれ!これ一択です!ネルソン・リドルが編曲したエラ・フィッツジェラルドの『ジョージ・アンド・アイラ・ガーシュイン・ソング・ブック』に収録されたヴァージョンです。
ああ…もうストリングスが素敵すぎて眠れません…。一択と言いながら、2位にはクリフォード・ブラウンが入ります(笑)。もちろん、インストゥルメンタルではダントツでクリフォード・ブラウンです!
『ジョージ・アンド・アイラ・ガーシュイン・ソング・ブック』のバージョン、聴きなおしてみます!
MrNOBUchanさんからのコメント。
デューク・ジョーダンは1976年にトリオを率いて来日し、福岡市中央区渡辺通にかつて存在した電気ホールで九月二十日、演奏会を開きました。メンバーはウィルバー・リトル(b)、ロイ・ヘインズ(ds)です。この日の演奏は録音され、後年スティープル・チェイスが二枚に分け「デューク・ジョーダン・トリオ・ライヴ・イン・ジャパン Vol.1&2」として発売しました。このVol.2に「エンブレイサブル・ユー」が収録されているのですが、ここで彼が弾くイントロ、まさにパーカーのダイアル・セッション(complete CDではDisc 3,13&14)をフラッシュバックさせるプレイです。
created by Rinker¥1,710 (2024/11/22 01:57:50時点 Amazon調べ-詳細)もう今にもパーカーが出てきそうなピアノで、ジョーダンにとってこの曲は、ダイアル・セッションから29年経っていても、こう弾くのがベストなのだ、との確信があったのでしょう。
1976年9月といえば、ソ連から当時最新鋭でマッハ3を出せる戦闘機・Mig-25(フォックスバット)に乗ったベレンコ中尉が函館の空港に亡命希望で着陸した月ではないですかっ!
1976年といえば、もう少しで半世紀前の昔になってしまうんだなぁという認識ですが、
>ダイアル・セッションから29年経っていても~
それからさらに四半世紀以上も前の録音だったんですね、ダイアルのパーカーは。
うーむ、ジャズって古びないなぁ。
残念ながら、その音源は未聴なのですが、そうなんですか、あの出だし、私大好きですよ♪
さすが「イントロ名人」でもあるジョーダンですね!
それにしても、「電気ホール」ってすごい名前だなと思って調べてみたところ、なるほど、九州電力のビルだったんですね。
昭和27年(1952年)に株式会社電気ビルのビルとして開館し、平成21年4月に幕を閉じた模様。
その際、「電気ホールさよならイベント」というものが催され、4月4日(土)は、「伝統芸能など、長年に亘り電気ホールをご愛顧いただいた方々の演舞台」で、4月5日(日)は、「森進一さんをはじめとするアーティストや九州交響楽団によるコンサート」だったそうです。