『サキソフォン・コロッサス』入門者もマニアも唸る超ド定番!

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『サキコロ』が放つ「とんでもない完璧さ」。

MrNOBUchanさんからのコメント。

ソニー・ロリンズ・カルテットによるプレスティッジ盤「サキソフォン・コロッサス」は、私的には、大いなる謎をはらんだ作品だと思っています。
このアルバム「サキソフォン・コロッサス」ももちろんボブ・ワインストック氏のプロデュースにより生まれた作品(のはず)なのですが、このアルバムが発散しているとんでもない完璧さは、その他、ボブ・ワインストック氏が産み出した数多くのプレスティッジ及び傍系レーベル作品の数々からは、どうにも窺い知れないのです。
BNのアルフレッド・ライオンのプロデュース作品というなら、まだ何となく納得できる気がするのですが。
代表曲としてA面の「セント・トーマス」が採り上げられることがことが多いものの、私はB面を占める2曲「モリタート(マック・ザ・ナイフ)」「ブルー・セブン」の凄みに、今も昔も驚嘆せざるを得ないのです。

こちら

たしかに、この先、いったいどこへ行ってしまうんだろう?と、ある意味、不安で手に汗握るスリルをも含めて奇跡ともいえるほどのバランス。

準備されて練られた結果の「完璧さ」ではなく、スリルと即興が醍醐味でもある
「ジャズ的な」完璧さを1ミリの隙もなく、たっぷりと楽しむことが出来るアルバムだと思います。ソニー・ロリンズの『サキソフォン・コロッサス』は。

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MrNOBUchanさんからいただいたコメントへのアンサーをした動画をアップしました。

おもにソニー・ロリンズの定番『サキソフォン・コロッサス』について語っています。

コメント

SATOSHEEE Eさんからのコメント。

サキソフォン・コロッサスの解説で佐藤秀樹さんが、「モリタ―トに惹かれて聴き始め、最終的にはストロード・ロードに行き着く。」と書かれていました。高野さんも同様のコメントをされていて、ジャズにうるさい方は流石、と感じました。(手前味噌ながら、私もストロード・ロードに嵌った一人ですが。)

ありがとうございます!
あなたも立派に「ジャズにうるさい方」ですw

TUBE5ACさんからのコメント。

「サキフォソンコロッサス」 ? ミスタッチなのか知らんが、勘弁してほしい。

失礼!直しときます

ミスをご指摘いただきありがとうございます。
コメント返し動画をアップしました。
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今後もよろしくお願いします。

Ken Konishi

そうですね。ジャズを聞いていると言うと、えっ!お前ジャズなんて聞いてるの??これよく言われたフレーズです。むしろ現在のほうが偏見は少ない感じがしますね(^^♪

コメントありがとうございました。
コメント返し動画をアップしていますので、よろしければ。
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早春さんからのコメント。

またお邪魔します。兄の方の早春です。確かにジャズ好きは周りにいません😢。寂かったです…(笑)。弟とはよくジャズ論議をしますが、私の一番好きなピアニスト、ソニクラの良さがわからないらしく、よく喧嘩します(笑)。逆に私もウィントンの良さが分からないんですが…(笑)。私の1番のお気に入り、Grant Green のGooden’s Corner のソニクラが、弟には特に良さがよく分からない部類らしく、加えてインターネットで調べても、どこにも在庫がないのでショックでした…😱。高野さんはこのアルバムは如何でしたか?

コメントありがとうございます。
書き込み内容に触発されて動画をアップしました!
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82 tomさんからのコメント。

かの植草甚一御仁も問答無用に大絶賛の、謂わずと知れた超名盤
だからという訳ではないのですが、元々ハードロックから出発した、ジャズの未熟者からしても、客観的に、激しく情熱的で密度の濃い名演集。60s70sのハードロッカ-達にも、この奔放な吹きっ振りのギグのスタイルは影響大でありましょう❗️

コメントありがとうございます。
コメント返し動画をアップしました。

こちら

今後もよろしくお願いします。

ポジティブゴリラさんからのコメント。

こんにちは。
ジャズがもっと盛り上がってほしい気持ちはありますが、今くらいが心地良い気がします。
ジャズは通の音楽であってほしい。

コメントありがとうございました!
下記URLの動画でコメント返しをしています。

こちら

今後もよろしくお願いします。

サンジョルディさんからのコメント。

【「知らない」とは言えないジャズ好きご隠居と、すぐ人に聞く熊さんの会話】
熊「ご隠居、ジョン・コルトレーンは、どうして3拍子が好きなんですかい?」
隠居「相変わらず、せっかちじゃのう。<マイ・フェィヴァリット・シングス>のことかの?」
熊「へい。あと、<グリーンスリーヴス>とか<チム・チム・チェリー>、<アフロ・ブルー>とかです。<マイ・フェィヴァリット・シングス>が当たったから<柳の下のどしょう>を狙っただけとは、思えやせん。どうも他のジャズマンより3拍子が好きじゃねえかと思いやしてね」
隠居「確かにのう。3拍子と言えばマイルス・デイヴィスやビル・エヴァンスの<いつか王子様が>が有名じゃが、割合は少ないのう。<ワルツ・フォー・デビイ>は、<ワルツ>と言いながら、すぐ4拍子に変わるからの。まあ、そもそもジャズは、4ビートだからのう」
熊「コルトレーンは、3拍子の何かが気に入ったんじゃないかと思いやしてね」
隠居「ふうむ。まあ、3拍子には、リラックス効果があるらしいのう。また、3拍子は愛らしく、何か懐かしい感じじゃ。<アフロ・ブルー>を聴くと遠い昔を思い出すのう」
熊「コルトレーンってえ、おひとは、純粋に、懐かしく愛らしいテーマが好きだったんじゃないですかい?」
隠居「確かに演奏を見ても、純粋で真っ直ぐ、まあ性格じゃろう。
あと考えられるのは、3拍子に合わせて、自分のアドリブソロが吹きやすいと感じたかも知れんのう」
熊「リズムセクションに3拍子を叩かせといて、悠々と長いソロ吹きやすからね。ちょっとマッコイ・タイナーが、やけくそで叩いている感もありやすね。あと、コルトレーンのソロは途中から、3拍子とか4拍子とか、拍子なんざ超越しちまってる気がするんでさあ」
隠居「まさにコルトレーンじゃのう。ほっほっほっ」

82 tomさん⇒サンジョルディさん

素晴らしい😵

サンジョルディさん⇒82 tomさん

ありがとうございます。嬉しいです。

kyokov4 sher

さんからのコメント。

何年何月号だったかは忘れましたが、トミー・フラナガンの当時を回顧するインタビュー記事がスイング・ジャーナルに掲載されていたように思います。読み返したいけど手元にないな~

それはぜひ読んでみたいですね。

MrNOBUchanさんからのコメント。

「サキソフォン・コロッサス」が日本で初発売されたのは、アメリカに比べかなりのタイムラグがあったようですね。日本発売時(初めての時かどうかは不明)スイング・ジャーナル誌に批評を寄せたのは大橋巨泉氏でした。うろおぼえですが、巨泉氏の評価は五つ星でもう大絶賛、ことこのアルバムに関しては、オレは喜んでいくらでも「太鼓持ち」を務めるぞ、という具合でした。

コメントいただきありがとうございました。
コメント返し動画をアップいたしました。

こちら

長谷川孝二さんからのコメント。

確かサキソフォンコロッサスのレコーディング日は、本当はクリフォードブラウンが参加する筈だったと聞いたことがあります。
レコーディング日の直前にクリフォードが事故死してワンホーンになったらしいと。
恐らくとてつもない緊張感やシリアスなヤバさや怖さは、ローチもロリンズもクリフォードへのレクイエムの思いが強かったのではないかなと思います。
そして僕はクリフォードがあのスタジオに来ていたのでは無いかなと思っています。

長谷川孝二さんからのコメント(続き)

今、調べましたら、サキソフォンコロッサスのレコーディング日が1956年6月22日で、クリフォードブラウンの亡くなった日が1956年6月27日らしいので、先程の僕のコメントの元情報自体が誤情報だったのかな?
いや(笑)多分僕の記憶違いです(爆)、失礼しました。

永井勉さんからのコメント。

こんばんわ永井です・・・W
取り上げていただきありがとうございます・・・W
That’s The Way I Feel Now 検索して聴いてみました・・・
やられました・・・泣く
トッドラングレン・・・ふざけてますよね・・・彼の持ち味なんです・・・W
ドナルド・フェイゲン・・・やっぱり錬金術師という印象で完璧なアレンジだと感じてました!!
スティーブ・レイシーが参加している3曲がやっぱりいいですねえ~~~
特にスティーブ・レイシーとチャーリー・ラウズの Ask Me Now はやばいです・・・m(__)m
本当にモンクと演奏していた二人の演奏はとても整然としていて何か薄っぺらな印象を受けるのですが、
何故かくるんす・・・m(__)m  その後ろにモンクを感じるんです・・
普通だったらモンクやってみました!! みたいな感じの演奏がトリビュートだと思うのですが
多分二人はモンクがそこに存在しているかのような演奏をしていると感じました・・・m(__)m

ダカンさんからのコメント。

コメント返しありがとうございます!
高野雲さんの動画楽しみにしています!
これからもよろしくお願いします!!!

ムーチョ-TenorTb

ソニーロリンズ、、、今まで何故かロリンズの関わってる曲が好きだなぁと思ってたけど、まさかのミンガスと同じ系統のマックスローチがいたからなのか。多分そうなんだろう笑笑雲さんが気づかせてくれたのでマックスローチ、、確認してきます。

コメント、借用させていただきました♪
こちら

ムーチョ-TenorTbさんからの返信。

ありがとうございます!

ムーチョ-TenorTbさんからのコメント。

サキソフォンコロッサス、、みたいなど定番はまだあまり聞いたことない気がする、、ワルツフォーデビイは全部聞いたけど、、、、、、やっぱり行き当たりばったりで聞きたいの聞けばいいですね!!!

くまが集う喫茶店さんからのコメント。

このアルバム
本当はトランペットの
ドナルド・バードも
参加させたかったけど

『5人もギャラは払えんよ』

とボブ・ワインストックから
断られてカルテットに
なった。それが今でも
悔やまれるんだとロリンズが
インタビューで語ってました。

ワインストックのケチ心が 
生んだワンホーンの金字塔✨

結果オーライですね♪

ムーチョ-TenorTbさんからのコメント。

雲さんが若い世代のジャズについて少し触れていらっしゃったので書かせていただきます。
僕の周りでもジャズについて知ってる同年代の人はあまりいないんですが、僕がジャズ大好きってことは学校でも知らない人はいないので(笑)クラスでもジャズ話をジャズ聞かない友人にしてるのですが、昨日合唱コンクールというものがあったのですが、そこで賞を取ったところ、ジャズの力や〜みたいな感じになったのでジャズを布教してきました。すると私がいつも聞いているミュージシャンを聞かれたので「チャールズミンガス」と答えようとしたところ、質問者の方から「チャーリーパーカー?」と言われました。パーカー知ってんのか!?と思っていたところ、コルトレーンも知っていることも判明。僕がタブレットでのテスト中にジャイアントステップスを流したことを思い出しました笑笑。彼が聞いているかは分かりませんが笑笑ついでにビバップとハードバップが好きって言っときました笑笑
聞いてくれるみたいです笑笑
そうだと嬉しいです笑

御駄賃取郎さんからのコメント。

サキコロこそはいうまでもなく「モダンジャズ究極の1枚」とおもいますが、個人的にはサキコロは「ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラブ・イズ」があってこそ・・とおもっています。もちろん1曲めから終わりまで完全無欠?とも思える奇跡の1枚ですが、個人的には「ユー・ドント~」こそ、このアルバムの白眉ではないかと思います。

(恥ずかしがり屋さんこそ、実は大胆)といわれますが、無口で物静かな男が恋をしても口にだせず、見かねた仲間におされて告白した・・・・そんな場面が浮かぶのです。そして1度堰を切るや、あふれんばかりの激情、想いのたけをぶちまけて周りを唖然とさせる・・・そんな妄想が浮かびます。

こんな「ハードコア・バラード」?って他にあるものでしょうか?(笑)

昔はトレーンのバラードにおける同曲との聴き比べがよくいわれましたが、私は圧倒的にロリンズ派です。「これぞ男の美学だ!」とさえ、思います。ジャズ史上最高のバラード演奏の一つだと思うくらいです。

いまでもサキコロがすべてワンテイクしか残されていないのかな??と不思議ですが、それならばビクターお得意の「テープを回しはじめてからの、ノーカット収録盤」はできないのですかね。ドルフィーの5スポット盤もある時期に演奏開始の前の時間が15秒ほど長くしたレコードがありましたが、緊張感が増して好きでした。

「サムシン・エルス」や「モーニン」もブルーノートの別テイクが発掘された今日、プレステッジに同じことはのぞめないならせめて「録音テープ完全収録版ドキュメント」?を完全限定盤としてでもだしてくれませんかねえ?(笑)

>こんな「ハードコア・バラード」?って他にあるものでしょうか?(笑)
いやぁ、嬉しいことを仰ってくれる。

じつは、2号前の『ジャズ批評』No.225(2022年1月号)の特集が「バラードならこれを聴け!」だったんですね。

この号に私は編集部からのお題目に沿って(バラードならこれを聴け!)、『サキコロ』の《ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラブ・イズ》を選んで寄稿しました。

まさに、御駄賃取郎さんと同じ考えだったからです。

で、掲載号が届いて他の方も《ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラブ・イズ》を選んでいる人いるかなぁ?と思って探してみたんですが、あれまぁ、いないっす(涙)。

ヴォーカルもの中心に選ばれることは分かってはいたのですが、1人もいないのは、ちょっと寂しかったです。
ですから、今回のご意見は嬉しかったです。

もし、未発表のテープが残っているのであれば、是非商品化して欲しいですし、聴いてみたいです。

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