先日、カセットテープについて話した「80年代カセットテープ TDK AD/SONY BHF/maxell UDほか 雑誌『中南米音楽』1983年1月号の特集「カセットテープ聴き比べ」を紹介!」というタイトルの動画をアップしました。
⇒こちら
そして、その動画にいただいたコメントにお返事する動画をアップしました。
先日、テレビでたまたま「昭和がエモい」特集を見たんですが、カセットテープが、最近の若者の間では見直されているようですね。
コメント紹介
視聴者の皆さまよりいただいたコメントをご紹介!
村上ポンタ秀一
長谷川孝二さんからのコメント。
本田さんと教授のバトル、ホント聴いてみたいですね☆
個性が違う分、お互いをリスペクトしていそうですね。
聴いてみたいですね。
マイルスの『ライヴ・アット・フィルモア』のキースとチックの鍵盤バトルのようなグチャグチャな感じではないとは思いますが……。
さらに、長谷川孝二さんからのコメント。
ポンタさんは良くも悪くも我が強いので、良くも悪くもYMOがポンタ色の一色になってしまいますからね。
でしょうねぇ。
そういえば、以前、橋本一子さんと妹さんの眞由己さんのライヴに行ったときに、バックでドラムを叩いていたのがポンタさんでした。
終始にこやかな表情で、歌もの中心のライヴだったこともあり、ブラシ中心で柔軟なドラミングをされていました。
丸くなった……?!
というより、けっこう歌謡曲のバックでも叩きまくっていた時期がありましたから、ドラミングに関しては昔から柔軟、むしろキャラの面で他のメンバーよりもキャラ立ちしていた可能性が強いですよね。
もしポンタ氏がドラマーだったらテクノバンドというよりも、シンセサイザーを多用したフュージョンバンドという位置づけが定着していたのかもしれません。
もちろん、初期のYMO(というより、イエロー・マジック・オーケストラ)は、新宿の紀伊國屋ホールでの「アルファ・フュージョン・フェスティバル」に出演したりしていたことからも、最初の位置づけは、機材の多いフュージョンバンドだったとは思いますが。
この時のライヴ音源聴くと、まだ良くも悪くもグルーヴしているんですよね。後年のライヴのノリとは一味違った演奏を楽しむことができます。
MCは細野さんで、丁寧にメンバー紹介していますし。
長谷川孝二さんからの返答。
ポンタさんの凄いところは、我が強いにも関わらず、絶対に商業音楽としてのクオリティが崩壊しないのが、あらゆるアーティストのスタジオワークが多かった理由なんでしょうね。
ちゃんとアーティストが求めてるツボみたいのに答えるセンスがあるし。
おっしゃるとおりだと思います。
あと、自伝読むと、歌詞も大事にしていたようですね。
「俺のドラムは音符をたたくんじゃなくて歌なんだ」というポリシーで。
それにしても、クオリティ落とさず一時期は、ものすごい数のレコーディングを短時間でこなしていたのは凄い!
で、マイルスが好き。
素晴らしい!
御駄賃取郎さんからのコメント。
私がポンタさんを強烈に意識したのはスリー・ディグリーズの「苦い涙」を聞いた時です。いわゆる当時のフィラディルフィア・サウンドですが、日本での録音でこんなご機嫌なタイコ(ベースも)の日本人がいるんだあ!と耳タコでした(今でもです)。
またピンクレディが全盛期にラスベガスのショーでライブ録音したおなじみの大ヒットナンバーのリズム隊のアレンジがあまりにもご機嫌で、強烈でしたので調べたらチャック・レイニー・リズムセクシジョンとありました。
へぇ、知りませんでした。
想像以上にいろいろなところで叩いて、素晴らしい演奏してたんですね!
さだまさし
またまた、長谷川孝二さんからのコメント。
おー、シラミソードー(しらみ騒動)知ってましたか!(笑)
さだまさしさん好きで聴いてたんですよ
《しらみ騒動》は、曲そのものよりも、曲ができるまでの過程のトークが面白かったです。
で、けっこうファンの間では評判になり、深夜ラジオ(たしか『セイ!ヤング』だったかな?)で、視聴者からの音源を募集し、送られてきた様々なタイプのデモテープを紹介していましたね。
テクノ風だったり、おばあちゃんが長唄風(詩吟風?)に歌ったものだったりとか。
なかなか楽しいコーナーでした。
アストル・ピアソラ
さらに、長谷川孝二さんからのコメント。
僕はなんとなくピアソラがバイオレンスになったのがミンガスだと思います。全く根拠はないです(笑)。
ああ、なんとなく、なんとなーくですが、おっしゃりたいニュアンス分かるような気がします。
内に秘めきれない情熱とか衝動とか暴力性とか反骨精神などが、音になって出ちゃってる感じが似ているといえば似ている気がします。
カトウシュンさんからのコメント。
コメント読んでいただきありがとうございます。
CDからテープに録音する間にライナーノーツや歌詞を読んでいた頃を懐かしく思います。
後、アストル・ピアソラの名前を初めて聞き興味を持ったのでCDを購入しようかと思ったのですが今月はマイルスやグラント・グリーンを何枚か購入し散財してしまったので、財布と相談し来月に持ち越す事になりました(笑)
懐かしいですねぇ、やってました、やってました。
>CDからテープに録音する間にライナーノーツや歌詞を読んでいた頃を懐かしく思います。
もしかしたら、今よりも真剣に音楽を聴いていたのかもしれません。
Tetsuo Nambaさんからのコメント。
Piazzolla の音楽についてはNHKの「クラシック音楽館」で放映した「生誕100年 ピアソラの世界」が参考になります。ちなみに、番組のMCはチャラン・ポ・ランタンの小春がつとめています。
情報ありがとうございます。
YouTubeで探してみたんですが、なさそうだったので、いま「タンゴ界に革命を起こしたアストル・ピアソラの功績と家族の絆/映画『ピアソラ 永遠のリベルタンゴ』本編映像」(の予告編)を観ているところです。
「悪いことはしてない。タンゴを変えただけだ」
かっこいい!
本田竹広 坂本龍一
くまが集う喫茶店さんからのコメント。
コメント返し(⇒こちら)有難うございます
(^o^)丿ジャズの定番フレーズ満載
でフュージョンファンを
盛り上げ喜ばせる本田さんと『こんなアプローチはどう?』
『例えばこんなアイディアも
あるんだけど』みたいな
ジャズピアノと似ているけれど
何処かが違うフレーズを
次々と提示して見せると言った
感じの教授なんですよね。
(^^♪僕が持っているエアチェックとは
違いますが、オーディエンス
録音ぽい動画を見つけました!
(^^)一曲目『cracker jack』
まさにこの曲です。
アコピが教授、
フェンダーローズが本田さんです。
多分所有カセットと同一演奏です。
貴重な音源の在処を教えてくれてありがとうございます。
で、聴きました!
なんと、教授のピアノがジャズフュージョンっぽいゾ(笑)。
くまが集う喫茶店さんからの返信。
エアチェックしたカセットは
もっとクリアーなんですが
僕はアップ出来ないから
動画があって良かったです。古い記憶を頼りに感想を
コメントしたんですが
今聴くと教授は思ってたより
フュージョン的ですよね。
(^o^;最後の掛け合いで記憶通りの
ディミニッシュの半音下降は
ありました。やっぱり現代音楽みたいな
フリーキーなアドリブも
ありました。コレが面白かったんです。
(^^♪
いやぁ、たしかに後半、少しだけ「セシって」ましたね。
で、リーダーのギターが「ぽよ~ん」と入ってきたらすぐに引っ込むところなんかが面白い。
いろいろアイデアがあって、演奏を壊さずリーダーを引き立てつつもさりげなく自己主張する坂本君(増尾好秋のMC風にw)が微笑ましいですね!
しかし不思議だなぁ、このメンツがバックだと、増尾好秋のギターが渡辺香津美っぽく聞こえるという(‘◇’)ゞ
くまが集う喫茶店さんからの返信。
分かって頂けて嬉しいです!
(^^)この演奏、
僕は笑いながら聴いてましたw
(^o^;本田竹広さんは多分
『コイツは変なやっちゃなぁ』
と思いながら共演していたん
じゃないかなぁとか想像してました
^^;(笑)
>コイツは変なやっちゃなぁ
増尾さんの「ボクはいままで一度も彼と演ったことがないんですけど……」というMCに、
1、うまくいった場合(初共演にしては相性バッチリ)
2、うまくいかなかった場合(初共演だから仕方ない)
という、
どちらに転んでも大丈夫なためのサジェスチョンが含まれているような気がします♪
にしても、あの「マルサの女・変拍子・かっちょいい」の本多俊之が21歳だった頃もあったんですね!(当たり前か)
そして、あの「ガンヘッド・クール・かっちょいい」の本多俊之が、みずみずしく勢いのあるサックスを聴けるという点においても貴重な音源ですね!
本多俊之
くまが集う喫茶店さんからの返信。
僕は本多俊之さんのアルバム
コレクターなんですが『ガンヘッド』は
全然出回ってなくて
たまに出品されていても
めっちゃ高いし
それでもかっさらう方がいて。
( ;∀;)『僕は今まで彼と〜』の
くだりに増尾さんの戸惑いが
読み取れますねw
(^o^;
>僕は本多俊之さんのアルバムコレクターなんですが
ほぉ!
私は『サックスホリック』しか持ってないんですが、伊丹十三映画が好きだったので、本多俊之音楽も好きになりました。
余分なフレーズを削ぎ落し、本当に「これしかない!」と思えるだけの鮮烈かつ印象的なフレーズだけを残し、強調し、執拗に繰り返し、それでもクドくならないというところに都会的なスマートさを感じます。
このフレーズ厳選と、強調するところは思い切り強調するところに、コピーライター的なセンスを感じるんですよね。
だからキャッチー。
だけど知的。
私が好きなフリージャズとか新主流派などとは違う文脈で楽しめる音楽を作ってくれる素晴らしいミュージシャンだと思います。
そういえば、ガンヘッドw
私、映画の『ガンヘッド』が「つまらな面白い」ので、数年に一度は中毒的に鑑賞したくなるんですよ。
以前、ガンヘッドのことを熱く解説しているYouTube動画を観たんですが、
ガンヘッド好きな人は、変な人が多いそうです(爆笑)。
そっか、やっぱりなぁ。
私はYouTube再生で我慢しているんですが、そっか、サントラはそんなに高値で出されているんですか。
そして、それをかっさらう奴がいる、と(笑)。
やっぱりヘンな奴多いんだなぁ(しみじみ)。
くまが集う喫茶店さんからの返信。
伊丹十三監督が
『このシーンにこんな感じの
音楽が欲しいんだけど』と本多さんに言うと
翌日笑顔で『出来ました!』
ってフルスコアで書き上げて
来るのでビビったそうです
(^o^;(笑)浅川マキさんも共演して
本多さんのあまりの天才ぶりに
戦慄を覚えたそうです。
(^o^;坂田明さんは自分より
ずっと年下の本多さんが
上手過ぎるので
事あるごとにイジメていたん
だそうですw
(^o^;当時ジャズ界では
『本多いじめ』と言う行為が
先輩ジャズメン達の間で
行われていたんだとかw
(^o^;明田川荘之さんは
『アホンダラ俊之』と
呼んでいたそうですよ
(^o^;
すげ~!!!(;゚Д゚)
本多さんって、いじめる人とは、人間の種類が違うような気がしますね。
公立高校の生徒と、高偏差値のお坊ちゃん私立高校の生徒の差(?)
聞いた話なんですけど、たとえば開成高校の中でも優秀な生徒は、だいたい高校2年生の時に「全国東大模試」でA判定を取ってしまうそうです。
あるいは、全国で1番とか。
で、「合格率80%以上」というような成績を親に見せて、
「ほら、僕って東大に合格できそうでしょ? だから1年間遊んで(好きなことやって)いい?」と聞いて、了承をもらうと、1年間趣味やスポーツなどに思い切り熱中するんだそうです。
で、入試直前から受験モードにはいり、ラクラク合格。
なんだか、こういうスマートに大変なことをこなしてしまうタイプの人なんじゃないかと、本多氏は。
そりゃあ妬まれるわなぁ(苦笑)。
公立の工業高校、いや水産高校(!?)のヤンキーには(爆)。
※注:あくまでたとえ話であり、私は学歴差別論者ではありません
そういえば、以前、『サックスホリック』についての文章を書いたことがあったので、久々に読み返してみたら、さっき書いたようなことと同じこと書いてましたw
くまが集う喫茶店さんからの返信。
本当にあっけに取られるんですよ。
デビューアルバムから実年齢よりも
演ってる事が早過ぎる。ずっと早過ぎるんです。
あの強面だった近藤等則さんが
本多さんのアルバムに脇役で
参加したりしていたので本多さんの演奏や作品には
とんでもないサムシングが
あるんだなとずっと思ってます。
(^^♪
もちろん才能もあり余るほどお持ちなんでしょうけど、お父さんがジャズマンという環境も影響しているのかもしれませんね。
父がジャズマンといえば、ヴォーカルの小林桂を思い出しました。
20歳の時のデビューアルバム(ソー・ナイス)を聴いた時には、「えっ、この表現力なに?!」と驚いたものです。
『チェット・ベイカー・シングズ』以上の衝撃だったかもしれない。
調べてみると、すでに16歳の時にハンコックと競演していたり、12歳の時にはミュージカルで主演(!)もしていたのだそうです。
「才能+環境」恐るべしと思ったものです。
吉田美奈子
永井勉さんからのコメント。
音楽を深ぼりする事って楽しいですよね・・・・最近、日本のポップスの起源にはまっています。
例えばYMOを深ぼりすると 細野ワールド ですよね・・・W
で 細野さんを深堀すると はっぴーえんど。そこから 松本隆 鈴木茂 大瀧詠一 のビックネーム
が出て、鈴木茂からティン・パン・アレーで、松任谷正隆が登場します ユーミンの旦那さん・・
ドラマーの松本隆・・多分日本一ヒット曲を生み出した作詞家!!!
大瀧詠一がらみだと シュガー・ベイブ 山下達郎のバンドですよね!!
そこから大貫妙子とか吉田美奈子とか、めっちゃ歌の上手い女性ボーカリストが
登場します ・・・m(__)m ?????吉田美奈子???
名前しか知らなかった人なんですが、youtubeで音源を聴いてみたら、めちゃくちゃカッコイイ!!!
陽の山下達郎・・陰の吉田美奈子という感じのサウンドにドはまりしました・・・m(__)m
恋は流星という曲なんですが
バックコーラスはすべて本人だそうです。 吉田美奈子おそるべし!!!!W
私はしばらくここに滞在したいと思っています・・・wwwww
吉田美奈子、いいですよね。
私は飯島真理の2枚目のアルバム『blanche』のプロデューサーということで知りました。
ライナーノーツに映る彼女の写真は「うーん、魔女!」(笑)。
それから、中森明菜の『不思議』にも参加されていて、特に私が好きなB面の2曲、《Teen-age blue》と《燠火》を作られた方と知ってから興味を持ち、聴くようになりました。
で、リアルタイムでは『Bells』なんかよく聴いたなぁ。
で、ご紹介いただいた音源、カッコいいじゃないですかリズムセクション!
特にポンタ氏の安定感のあるドラミングがいいっすねぇ。
ああ、なんだか「あの時代」の音をもっと聴きたくなってきたゾ。
カクトウギセッションでも聴こうかな。
関連記事
歌謡曲
Jさんからのコメント。
いまや 歌謡曲も モードですね とはいっても フリジアンからリディアンとかの 単純ですが いわゆる一階のモード
酔っ払っていま~~~す now the time
J
歌謡曲には疎いのでよく分からないのですが、最近の歌謡曲はそうなんですね!
80年代から90年代の歌謡曲はニューミュージック(Jポップと呼ばれる前あたり)は、分数コードがやたら流行っていたような記憶がありますが。
ソニー・ロリンズ 歌心
高松貞治さんからのコメント。
高野雲さん、ジャズ批評最新号買いましたよ。
created by Rinker¥1,000 (2024/11/21 17:31:32時点 Amazon調べ-詳細)コルトレーンは取り上げるだろうなぁと思ったんですが、なんとソニー・ロリンズのアレを持ってくるとは意外でした。私は考えもしませんでした。いい意味で意表を突かれました。
ちなみに渡辺貞夫がボサノバを知りたくなってブラジルに行った時、案内してくれたのは、小野リサのお父さんだったそうです。
ありがとうございます。
バラードの語り口の巧さ、といえば、やっぱりコルトレーンよりも(初期の)ロリンズなんですよね~。
高松貞治さんからの返信。
他の人も見ましたが、ロリンズを持ってきたのは高野雲さん位で本当にセンスがありますね!脱帽です!
ありがとうございます。
言われてみればたしかに!
(まだ、前ページくまなく見てないんですけど…)
しかし、逆にロリンズもってくる人がいないということが逆に驚きです。
世評では「歌心、歌心」といわれているのに、
なんで?(´・∀・)?
って感じはしますよね。
高松貞治さんからの返信。
今改めて雑誌をペラペラめくってみたんですが、コルトレーンはあっても、ロリンズは見つかりませんでした。見逃しているかもしれませんが、これだけの人がいいのにロリンズを選曲しないのはほんと不思議ですね。
ほんと不思議ですね (?_?)
とりあえず、「コルトレーンが好き」、……というよりも、「コルトレーンのバラードが好き」な人がいっぱいいるということだけは分かりましたw
とまれ、今後も「他は是れ吾にあらず(禅語)」の精神でいきおうと思います。