1954~1974年「録音年代別必聴ディスク200選」~『jazz』1975年5月特別増大号

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現在廃刊となっている『jazz』という雑誌で、面白い特集を見つけました。
1975年に発売された号で、いつもよりも分厚い「5月特別増大号」に、「録音年代別必聴ディスク200選」という特集がありまして、このラインナップが時系列を追って読んでいくと、なかなか面白いので、読み上げているうちに、結局200枚のタイトルとミュージシャンを全部言ってしまった動画をアップしました。

コメント

Ken Konishiさんからのコメント。

“Newport Rebels”は完全にジャケ買いの一枚です。ドルフィーが格好良く描かれていて、中身も良かったです。”Candid”のジャケは皆デザインが優れていて、他にもジャケ買いした物もあると思います。

たしかにカッコいいですね~。
「Candid」といえば、ミンガスとかテイラーが真っ先に思い浮かぶレーベルで、「なにやら怖そうな」イメージが抱かれがちですが(まあ実際怖いですがw)、おっしゃるとおり、デザインが良いものが多く、力強くガシッ!としたジャケットがひとつのレーベルのテイストをあらわすかのような特徴にも感じます。

Ken Konishiさんからの返信。

そうですね。ローチの”We Insist”のジャケは怖いですね。大男達の目つきが物凄い迫力です。公民権運動が盛んな時期だったのでしょうね。アビー・リンカーンの叫びからは、差別の根深さを受けていた感が,ひしひしと伝わってきます。”Candid”を象徴する名作だと思います。

『ウィ・インシスト』(怖)。
ジャケ写が……(怖)。
何の気なしに店のドアを開けたら、怖い黒人のおっちゃんが、「何やオラ、ここはあんさんのような奴が来るところやないで!」と振り向きざまにガンを飛ばし、カウンター向こうにはオドオドとして白人のウェイターが(怖)。
昔のジャズ喫茶に一見さんが来ると、客からはこんな目線が突き刺さってきたのでしょうか…(怖)。

キャンディド・レーベルのジャケットのフォントは、『ウィ・インシスト』がまさにそうですが、太いゴシック体のものが多く、すごく堂々としているというか骨太で力強い印象です。

『ニューポート・レベルズ』もそうですし、『ミンガス・プレゼンツ・ミンガス』、『セシル・テイラーの世界』、ブッカー・アーヴィンの『ザッツ・イット』などなど、力強いゴシック体がジャケットに刻印されていて、まさに「ゴッツいジャズ」を象徴しているかのように感じます。

アビー・リンカーンの声は、現代のヘヴィなブラックミュージックやヒップホップ好きの若者が聴いたら、けっこうハマるのではないかと思います。

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Hiromi Hasegawaさんからのコメント。

『野口久光ベストジャズ 1953-1969』という本があって書名だけだと今回の内容ともろ被りなのですが、こちらは野口氏が『レコード藝術』に連載したコラム(月評)を瀬川昌久氏がまとめたもので、クロニカル(年代記)になっています。(録音年ではなく日本発売年)読むと「昨年亡くなったクリフォード・ブラウンの作品」とか…あと昔は日本のレコード会社が適当なタイトルをつけていたようで「ベニー・グリーン/クール・ストラッティン」の評があって「えっ?」なのですが、どうもTIME盤の”BENNIE GREEN”の様で、一種の便乗商法なのかもしれません。

あ、その本店頭でみかけたことありますよ。
持ってはいませんが……。

録音年月日順ではなく、日本発売順で読んでみるのも、当時の日本のジャズ受容状況がなんとなく想像できそうで面白そうですね。

MrNOBUchanさんからのコメント。

MJQの「フォンテッサ」が名盤に選ばれているようで慶賀にたえませんし、このアルバム、実際大変素晴らしいので、私もいまだに愛聴しています。ただ、このアルバムは本来モノラル録音盤なのですが、後日の追加セッションで一曲(ブルーソロジー)をステレオ録音(おそらくルディ・ヴァン・ゲルダーによる最も初期のステレオ録音です)し、他の収録曲を疑似ステレオ処理し、ステレオ盤「フォンテッサ」を発売した経緯があるんですよね。
私も疑似ステ盤持っていますが、なぜか雑音がかなりひどく、訊き通すのに若干、忍耐?がいります。
ただし「ブルーソロジー」に関してモノラル、ステレオ両ヴァージョンがあるわけですが、私個人的にはステレオ・ヴァージョンの圧勝です。

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そんなに違うんですか。

そういえば、自分が持ってるのはどっちかなぁなんて思い(たぶんモノラル)、Amazonで調べてみると、「<ジャズ・アナログ・プレミアム・コレクション第2弾>」とかとか、いろいろな音のヴァージョンが出ていることを知りました。

『フォンテッサ』は、プレスティッジからアトランティック移籍の第一弾で、「よっしゃぁ、新しいレーベルで頑張るぞ!」という意気込みが(特にジョン・ルイスの意気込みが)ひしひしと伝わってくる名盤だと思います。

同じアトランティックだと、『ザ・シェリフ』もいいですね。
気軽に聴けて、さっ!と終わるので、日常的にはこちらのほうをよく聴いているかも。
きっとエンジニアやスタジオが『フォンテッサ』と一緒なのでしょう、こちらも音が綺麗です。

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2019 enchanさんからのコメント。

動画配信ありがとうございます。200選ですか・・・大体半分は聴いてるかな、という感じです(雲さんもご存知ない盤を私ごときが知る由もなく)。Phill Woodsの『Alive And Well In Paris』(選にありましたよね?)は最近たまたま聴いていたんですよね〜、冒頭曲『ボブ・ケネディに捧ぐ』が哀愁を誘う・・・。ロリンズのアルフィーありますね。むか~しロリンズのライブ聴きに行った時、『アルフィーのテーマ』演ってましたっけ。200選あとで全部書き出してみますよ(未定)。

『アライヴ・アンド・ウェル・イン・パリス』は、前半(A面)派と、後半(B面)派がいて、あ、あくまで学生時代の私の周辺のおバカな連中の中での話ですが、私は断然B面派だったんですよ。
《フリーダム・ジャズダンス》かっこいいし、ロリンズの《ドキシー》も、早いテンポでやってもけっこういい感じだなぁと思うし、《ストールン・モーメンツ》の盛り上げ方もちょっとクサいけどドラマチックだし、言うことなし!だっと思ってました。
ところが、「演歌派」な連中はA面のほうが良いじゃんなんていいやがる(笑)。いや、いいんだけど、1曲目の出だし、クサいじゃん、クサすぎじゃん?もちろん、その後の4ビートはカッコいいけどさぁ、というのが私の主張でした。でも、今聴くと、最初の1曲目も良いんですよね。あいかわらずイントロはクサく感じますが、やっぱりリズムがはいると快調に飛ばしまくるウッズがとってもカッコいい。で、最後もまたクサいんですけど、まあだんだんそれも我慢できるようになりました。
そして、2曲目がカッコいいですね。ウェイン・ショーターの《イエス・オア・ノー》を彷彿とさせる「モード臭」あふれるナンバーで、これがまたいいんですよね。というわけで、最近は「前半(A面)もいい」派になってきております。

>200選あとで全部書き出してみますよ(未定)
年代が進めば進むほど、enchanさん好みから遠ざかっていくかもしれませんが、そうするともう「苦行」になってしまうかもよ?!

ただ、どんどん「怪しい(?!)」アルバムが増えていく中、毎年、必ずといってもいいほど、マイルスの作品がビシッと岐立しており、他の「時代色の強い作品」とは一線を画した「流されていない感じ・オンリーワンな感じ」は、なかなかの存在感を感じると思いますよ。

2019 enchanさんからのコメント。

ありがとうございます。ちょっとマイルスから距離を置いた方がいいかな、と思う今日この頃。200選から聴いてないのをチェックだけチェックします。

あれれ、マイルスから距離を置いちゃうんですか?
それは淋しい。
でも、マイルス以外のジャズを聴きまくって、そして再びマイルスに戻ってくると、さらにマイルス・デイヴィスという「ミュージシャン」のユニークさがより一層、肌身に染みてくるかもしれませんね。

カトウシュンさんからのコメント。

ジャズ喫茶といえば清水ミチコさんの弟さんもジャズ喫茶を経営されていますね。
岐阜に寄ったら一度は行ってみたい場所です。
でも、その前に四谷の「いーぐる」に行かねば!!≡3≡3≡3

弟さん、ジャズ喫茶を経営されていたんですか!
知りませんでした。
血は争えないなぁ(笑)。

興味が湧いた検索してみると、「if珈琲店」というお店で、飛騨の高山にあるそうですね。

お店の写真を見たら、なかなかお洒落で落ち着く内装だと思いました。
「かぼちゃのプディング」も旨そぉ!
コーヒー一杯千円でお代わり自由とのこと。

弟さんのマスターは、ピアノ、サックス、ベース、ギター、三味線、俳句だそうで、俳句は句集も出しているとのこと。マルチ!趣味人!憧れる~!

行ってみたいですね!

>でも、その前に四谷の「いーぐる」に行かねば!!

フランク永井の《有楽町で逢いましょう》よろしく、いつか「四谷で会いましょう」。

サンジョルディさんからのコメント。

1975年当時は、フュージョン・ブームが来る前で、フリージャズ全盛期(あるいは爛熟期)だったのでしょうね。セシル・テイラーやアルバート・アイラー、アーチー・シェップなどの濃ーい(笑)アルバムが遡って<掘られて>、多めに選ばれている印象です😆

もし、1990年代以降に同じような企画、つまり1954年〜74年録音アルバムを選ぶと、60年代は、ウェイン・ショーター の『スピーク・ノー・イーヴル』か『ジュジュ』、ジョー・ヘンダーソンの『ページ・ワン』か『モード・フォー・ジョー』、ハービー・ハンコックの『スピーク・ライク・ア・チャイルド』など<新主流派>がもっと入ってきそうですね。
それから、リー・モーガンの『キャンディ』か『vol.3』、ハンク・モブレーの『ソウル・ステーション』か『ハンク・モブレー』あたりも、入るはずですー(苦笑)

ともかく、まさに75年当時の日本のジャズファンの雰囲気が分かって、とても貴重な雑誌ですね。

あと、細かくてすみませんが、
雑誌の記述で、59年録音の紹介だったバド・パウエルの『ザ・シーン・チェンジズ』はギリギリですけど58年12月29日録音です。発売はもちろん59年でしょうけど。
同じく59年録音の紹介だったビル・エヴァンスの『アンダーカレント』は62年録音です。59年だと、『ポートレート・イン・ジャズ』と混同したのかも知れません。
200枚も選んでいますし、編集も忙しいだろうから、ミスもありますよね😅とフォローしておきます(笑)

さすが、よく気づきましたね!

私はデクスター・ゴードンのアルバムがフィル・ウッズの『若かりし日』のジャケットになっていることと、同じ時期に録音されていたはずのセシル・テイラーの「モンマルトル」のライヴアルバム2枚が、年をまたがって掲載されていることぐらいしか気が付きませんでした(これはわざとかもしれません、同じ年に2枚同一ジャズマンのものを乗せてもねぇ、という判断で)。

きっと、重箱の隅をほじくるようにしてチェックすれば、もっと出てくるのでしょうが、当時のジャズマニアは今よりも、もっと熱心に、それこそ誌面に穴が開くほどチェックしまくった人が全国に何百人もいそうですから(怖)、この号発売後の編集部には、ミス指摘の電話や手紙がたくさんきていたかも?!(怖)

75年時点の評価と、それから47年を経た現在の評価だと、やはりセレクションは変わってくるでしょうね。

「当時は衝撃作だったかもしれないけれども、時が経つにつれてそれも風化し(あるいは忘れさられ)、発売時のインパクトや、リアルタイム感、メッセージ性よりも、長らく時代を超えて多くのジャズファンに愛され続けた名盤」という目線で捉えれば、『スピーク・ノー・イーヴル』か『ジュジュ』、『ページ・ワン』か『モード・フォー・ジョー』、『スピーク・ライク・ア・チャイルド』、『キャンディ』か『vol.3』、『ソウル・ステーション』か『ハンク・モブレー』も入ってくると思います。

特に、今の時代のほうが「後世に与えた影響」に関しては「答え合わせ」をしやすい時代なので、発表以来変わらず演奏され続け、聴き続かれている《アイ・リメンバー・クリフォード》や、《ブルー・ボッサ》などのキラーチューンが入っているアルバムは強いでしょうね。

それと、後世の影響という意味では、曲以外にも、演奏スタイルといった意味では、意外と『ジュジュ』の時代のショーターの「モード演奏」は、すでに一つの定番演奏手法として取り入れているミュージシャンは多いですし、モブレーの「歌心」に影響を受けてひそかにリスペクトしているサックス奏者も少なくないはずです(そういう人は、だいたいアンチ・ブレッカーかコルトレーンなんですよねW)。

サンジョルディさんからの返信。

おっしゃる通りです😊
現在は、<答え合わせ>または<俯瞰>で見ることができ幸せですが、時代が動いていた当時の<ワクワク感>もある意味うらやましいですねー。
某音楽系ユーチューバーの企画に、『時代の波?消えた名盤』というものがありました。何十年か前の名盤ガイドの常連だったけれども、今はあまり名盤ガイドで見かけなくなったアルバムを取り上げたものです。ジャズでも作れそうですね😆

「あの人は今?!」みたいな感じで、「あのジャズは今?!」。

たしかに、私がジャズ喫茶でバイトしていた頃は、M-BASE派(ブルックリン派)や、大坂昌彦と原朋直らによる日本ジャズ維新、あるいはケニー・ドリューのスタンダード集などが雑誌の誌面をにぎわせていましたが、今になっても聴き継がれているアルバムってどれくらいあるのだろう?という興味はありますね。

M-BASE派といえば、スティーヴ・コールマンの『Sine Die』なんかは好きなんですけどね。
当時は斬新で、個人的には結構気持ち良いと感じた変拍子のアンサンブルは、「現代の耳」にはどう響いているのかは、ちょっと興味があります。

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サンジョルディさんからの返信。

その辺りのジャズは聴いていないのでさっぱり分かりません(笑)
ケニー・ドリューの『パリ北駅着、印象』も、若い女性がレコード会社に「今新宿駅ですが、パリ北駅はどこですか?」と問い合わせたというエピソードを読んだ覚えがあるだけです😆

そんなエピソードがあるんですか?

なぜに、新宿駅にいる女性がパリ北駅の場所をレコード会社に尋ねるのか、よくわかりませんけど、「蕎麦屋の出前持ちですらがモーニンの口笛歌ってた」的な、「流行り」を象徴するネタ話なんですかねぇ🤔

サンジョルディさんからの返信。

そうなんです😃
その女性は、「今新宿駅にいますが、ケニー・ドリューの『パリ北駅着、印象』は、どこで買えますか?」という、レコード店で買えることも知らない、普段レコードを買わない人まで、ドリューのレコードを求めるぐらいブームになったというエピソードらしいのです😆真偽のほどは分かりませんが

あっ、どこで「買えますか?」という意味だったのですね。

「新宿駅の中でパリの駅は探す頭のおかしい女性」の話かと思いました。
で、そういう頭のおかしい女性も聴くほど、ケニー・ドリューのアルバムは売れているという流れなのかなぁと考えていました。

>若い女性がレコード会社に「今新宿駅ですが、パリ北駅はどこですか?」と問い合わせた

置き換えてみると、
⇒「すいません、今、四谷なんですが吉祥寺どこですか?」とパン屋さんに電話する女性。
みたいなふうに捉えてしまい、なんだこのシュールなエピソードは?!としばしトリスターノを聴きながら悶絶してました(笑)

ま、よくよく考えてみたら、そんな人いないですよね(苦笑)。

と、トリスターノのうねうねと流れるシングルノートに身をゆだねているうちに、だんだん思い出してきました。

この話のデドコロって、寺島さんの文章か対談ではありませんか?!

サンジョルディさんからの返信。

ちょっと分かりません。その記事には、その話の出所は書いてなかった気がします😅

中本純子さんからのコメント。

学生時代ジャズ喫茶でバイトしてました。京都には当時ユニークな店、沢山ありました。雲さんのツイートは、いつも見られないのが、残念😅何をおしゃべりしてるのか、気になります😂

京都のジャズ喫茶でアルバイトされていたのですか?
いいなぁ、京都。

>雲さんのツイートは、いつも見られないのが、残念😅何をおしゃべりしてるのか、気になります😂
ツイッターのことでしょうか?
私の場合、少し前にアップした動画のリンクをアップしているだけなんですけど、みれませんか?!
動画のリンクをアップしているツイートに関しては、文字で呟いてはいませんよ。