秋吉敏子の1976年インタビュー記事を紹介

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『jazz』1976年11月号。

ディジー・ガレスピーと穐吉敏子のツーショット。
なかなか良い感じです。

この号のメイン特集に「速報!完全取材モンテレー・ジャズ・フェスティバル」があります。

この特集中の「昼下がりのモンテレーで秋吉敏子と語った断章」というタイトルのインタビュー記事が面白いので、動画で紹介しました。

コメント

Ken Konishiさんからのコメント。

秋吉敏子さんは、アメリカでいち早くデビューを果たした素晴らしいピアニストですね。彼女の初レコーディングは、オスカー・ピーターソンの猛烈なプッシュがあったそうです。さすがピーターソンだと思います。秋さん現在92歳でお元気のようです。100歳まで頑張って欲しいと思います!

タクシー移動中にラジオから流れてきた彼女のピアノを聴いて、慌てて車を放送局にリターンさせたという逸話があるほど、あのピーターソンも驚愕させたほどの存在だったようです。

高松貞治さんからのコメント。)

穐吉敏子さんは、アメリカで最後のビックバンドを率いていました。たしか2000年頃やめてしまった思いますが、これでアメリカのビックバンドが本当になくなってしまったのは残念ですね。

Kawai Andyさんからのコメント。

ジェリー・ヘイはこのインタビューの頃フュージョンバンド「シー・ウィンド」のホーングループを務めていましたね。
秋吉さんがこういうの聴いていたんだとビックリです。後にアレンジでグラミー賞を何度もとっていますね。

「シー・ウィンド」というグループだったんですね。
しかも、フュージョンバンドだったとは。
いろいろアンテナを広げていたんですね。
楽団員、あるいは同業者からそのような情報が集まってきていたのかもしれませんが。

御駄賃取郎さんからのコメント。

穐吉敏子さん。・・恥ずかしながら、ほとんどの彼女のCDはもっていますが、(あんましおもしろくないなあ。)と感じて、長いあいだ「食わず嫌い」でした。そしてある時店頭でベスト版をみつけて、この際ダブるけど、と思いつつも気軽に聞こうと購入しました。そしてその中の1曲で大発見をしてしまいました。。。

福島県の民謡「かんちょろりん節」をモチーフにした「チルドレン・イン・ザ・テンプル・グラウンド」を聴いた時、不覚にも?落涙してしまいました。。。それまでクラシックのコンサートなどではありましたが、ジャズでは生まれて初めての経験でした。  以来改めてすべてのアルバムを聞き直していますが、彼女の「つのる望郷の念」も、自分自身が年を重ねた今こそ共感できているような気がしています。

穐吉敏子さんこそ誰も異論なき「伝説」そのものなので、できれば村上春樹センセイあたりが話題性もふくめて
「穐吉敏子伝」をモノしてくれないかしらん?そしてあの「ジャズ有難り」?の某国営放送局あたりでドラマ化してくれないかしらん!らん!

・・・いつかウィントン・マルサリスの古典帰り?にも、同じように共感できる日が来たらんことを願いつつ!。。(←お前が生きているうちには無理やね!)

『ロング・イエロー・ロード』収録のナンバーなので、ちょうどこのインタビューの頃の作品ですね。
はじめて聴いたときは、なぜか板橋文夫の《渡良瀬》を思い出しました。

で、NHKの大河ドラマのオープニングにも似合うかもなぁなんて思ったら、日本の山河の風景と出演者のクレジットの映像が浮かんできたり(笑)。あるいは、こういう3拍子系民族音階調ジャズといえばコルトレーンだよなぁなんて思いながら、もしコルトレーンがこのオケをバックにサックスを吹いたらけっこう似合うんじゃないか、でも、コルトレーンミュージック(アフリカ・ブラスのような)になっちゃうなぁ、なんて色々なことを考えてしまったナンバーでした。
もうちょっと長い演奏でも良いのにと思うんですけど、あれよあれよという間に、サクッと終わってしまいますね。

それにしても、御駄賃さん、ほとんどのCD持っているだなんてスゴイです。

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Tetsuo Nambaさんからのコメント。

秋吉敏子さんのビッグバンドは二度コンサートで聴きました。彼女の曲はどれも難解でしたが、御主人 Lew Tabackin のフルート演奏があまりに上手くて感動しました。
ご存じだと思いますが、ビッグバンドの2番トランペッターは主にソロ(アドリブ)を担当します。1番Tpはハイノートを吹いて、バンド全体のアーティキュレーションを決めます。

正直、このインタビューを読むまでは、タバキンのフルートに関してはまったく注意を払ってなかったので、これを機に聴きなおしてみようと思います。

博 橋本さんからのコメント。

周知のこととは思いますが・・・。
入手しやすい自伝だと思います

岩波書店(岩波新書) 1996年10月刊
『ジャズと生きる』 穐吉敏子:著

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もちろん読みましたよ。
渡米して最初に訪れたクラブで演奏していたポール・チェンバースの凄さに驚いたというエピソードが妙に印象に残っています。

あと、NHK人間講座の『秋吉敏子 私のジャズ物語 ロング・イエロー・ロード』も観ていました(笑)。

その時から、せっかくなんだからNHKは朝ドラや大河ドラマを作ればいいのにと思い続けています。
ネタは十分。いや、十分過ぎるほどの濃密かつ波乱万丈の人生を送っている上に、人間講座のテキストまで作っているのですから。
もしかして(不謹慎な想像ですが)没後に作ろうと既に企画だけは存在しているとか?!

博 橋本さんからの返信。

人間講座の後、全く同じ事を思っていました😃
若い頃の秋吉さんは『ちぐさ』のオーナー、吉田衛さんのことを「おじさん」と読んでいたと聞きました。

もしドラマ化されるとしたら、「おじさん」役や、守安祥太郎役のキャスティングがキモかもしれませんね😃
ナベサダ&ヒノテルのような後輩は、その時代の若手イケメンが起用されるのでしょうけど。

博 橋本さんからの返信。

森安役は髪の毛をちょっと伸ばして山下洋輔。
しばらくは『ちぐさ』& 横浜も舞台になるかもしれませんね。
鎌倉殿の次は港・横浜だったりは無いな?😅

想像(妄想?)が膨らみますね~(笑)。

あと、アクセントとしてイヤミな評論家センセイも登場して欲しいですね。
「ニッポン人にジャズは無理だ!」なんて最初は否定的なことをさんざん言うんだけど、ヒロインの成功でシュンとなる役(笑)。
個人的には、そういう「いや~な奴」には木下ほうかがピッタリだと思っていたんですが、リアル社会でも本当に「イヤな奴」で、「例の件」で芸能界から干されてしまったようなので、別の訳者を探さないとダメそうすね(←と、まだ妄想膨らませとるわ)。

ちなみに、『鎌倉殿』の次の大河ドラマは、『どうする家康』だそうです。

なんと、徳川家康が松本潤( ゚д゚)
なんと、織田信長が岡田准一( ゚д゚)

ジャニーズ!!( ゚д゚)

豊臣秀吉がムロツヨシ。
これは、アリかな、と(笑)。

さらに、武田信玄が阿部寛のようです。
アベちゃんは、『天地人』では上杉謙信でしたね(笑)。

GamaGさんからのコメント。

秋吉敏子さんが渡米したころ同い年の草間彌生、少し年下のオノヨーコも当時NYに居たのではないかと思うと昭和一桁の日本の女性は逞しいと思うし、彼女たちを取り上げたオムニバスのドラマとか観たいですね。

そういえば、そうですね!
『カムカムエブリバディ』のように「3人主人公」第二弾路線のドラマも面白いですね。
「海を渡った3人の女性アーティスト」みたいな感じで(笑)。

博 橋本さん⇒GamaGさん

どうした !?家康😂 
それより秋吉・草間・オノさん三人のニューヨーク揃い踏みがいいなあ😅
男性陣は皆さん登場していただいて宜しいので・・・。

ですよね~😅

Hiromi Hasegawaさん⇒博 橋本さん

『ジャズと生きる』を押し入れからようやく発掘、穐吉さんはレジェンドですね。完全に出遅れましたが、昨日NHK-TV18:00からの『首都圏ニュース』で『ちぐさ』閉店のニュースが流れました。数年後に別の場所にミュージアムとして開場しレコードなどを展示するそうです。過去映像で客席に大橋巨泉が写っていた?様な気がしますが似た人だったかもしれません。

博 橋本さん⇒Hiromi Hasegawaさん

学生時代に夜が更けても家に帰りたくなくて横浜で途中下車。友人達と『ダウンビート』や『ちぐさ」で夜更かしして何してたんだか😅
『ちぐさ」のタイプライターの文字のレコード・リストがとても懐かしいです。
写っていたのはきっと巨泉さんでしょう。

Hiromi Hasegawaさんからのコメント。

インタビューに出ていた娘(満ちる)ですが、日本で映画に出たりタレントやってましたが元気そうでなりより、”Mandy満ちる”でググると沢山出てきます。「あの満ちるちゃんがおかあさん、ホント死んだお父さんに生き写しだわ」と昭和のお母さんモードになりました。

Monday満ちるのCDは、シングルやミニアルバムを含めると、なぜか5~6枚持っています(笑)。
お母さんのCDと同じくらいの枚数です(笑)。

Hiromi Hasegawaさんからの返信。

そのお父さんと仲が良かった頃の『春の海』(RCA)と”Toshiko Mariano Quartet”(CANDIDO)を聴いてましたがイマジネイティブで流麗なプレイには魅せられます。こういう言い方は良くないかもしれませんがプレイヤーとしてのスケールはタバキンより二回りくらい大きい、ただそれだけではうまくいかないんですね。

そうそう、娘さんは前旦那・チャーリー・マリアーノとの子でしたね。

私は『チャーリー・マリアーノ・カルテット』しか持っていないのですが、私が大好きなソニー・クリスに通ずる明快な音色とフレージングがとても気持ち良いサックスだと思いました。難しそうなことをサラりと親しみやすい演奏をしている感じ。
さらに、メル・ルイスのドラミングがとても良いサポートをしているアルバムだと思っています。

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イヤダローさんからのコメント。

オスカー・ピーターソンに見出されて、デビューされた方ですよね。それだけでも稀有な日本人で、凄い方だと思います。

ただ、テクニックはバド・パウエルに似てるのかな?曲調によっては、マル・ウォルドロンみたいな聴こえ方する時もありますが。

ご長寿ですよね。お元気でいらしていただきたいです。

昨日、頂戴したレスのアンチ論は納得しました。アンチ朝日新聞の方が、アサヒ批評しようとして、隅々まで読んでしまい、「結局、よく読んでいるじゃないですか~!」っていうオチと変わりませんね。

Jさんからのコメント。

あらためて トシコ 聴きなおすと バドパウエルとの 違いが
指がゴツくない    ピッチがキチンと艶やかで小綺麗    ブルースには溶け込んでいて よいですね~
以前テレビで あるセッション 日野テルに トシコが ブルース ブルースと諭していた言葉が印象的です
                    J

Tommy Jobimさんからのコメント。

秋吉敏子さん、懐かしいです。孤軍(1974)以来のファンです。
私の愛聴盤は、Road Time(1976)で、1曲目のTuning up からわくわくさせてくれます。
話し方が、古き良き時代の山の手の東京弁です。(彼女は満州生まれ)
また、ルー・タバキンのフルートの音色が、尺八のように倍音豊かで素敵です。2004年にバンドを解散されたのが残念です。これを機会に再度聞き直してみようと思います。

いいですね!
『ロード・タイム』は、間違いなく代表作だと思います!

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daodaoさんからのコメント。

ナンシー梅木さんと穐吉さんが同い年(昭和4年生まれ)なのを知って驚いたことがあります。私がジャズを聞き始めた頃、秋吉さんはビッグバンドが成功して大活躍、対して梅木さんはマスコミからも忘れられた過去の人でしたから。

二人共同じ時期に(梅木1955年、穐吉1956年)に20代なかばで単身渡米し、それぞれの分野で成功を収めたのは逞しくも素晴らしいですね。

同い年だったんですね。

私は『ミヨシ』しかアルバムは持っていませんが、戦後の日本からアメリカに渡り、秋吉さんとともに逞しく現地で音楽、女優の道を切り拓いていった女性だったと思います。
東洋人初のアカデミー賞を受賞したり、ゴールデン・グローブ賞にも数回ノミネートされているほどですから。

お二人とも、逞しすぎるから、本国ではその功績の割に知名度が低いのかな(強すぎる女性は敬遠される?)なんて思っています。

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