『jazz』という雑誌の1976年7月号の読者投稿ページには、中央線沿線にお住まいのジャズファン(女性)と、東急線沿線にお住まいのジャズファンからの投稿がありました。
70年代中頃の東京で一人暮らしをしている(おそらくは)学生さんのジャズ風景はどんな感じなんだろうと思い、その投稿を動画で紹介させていただきました。
本屋に行ったら雑誌『jazz』がない、レコード店に行ったらジョン・コルトレーンの『ブルー・トレイン』がなくて、郷ひろみが大音量でかかっている。友人が遊びに来ても趣味が合わない……。
もしかしたら、この東急線沿線にお住まいのジャズファンは、地方から東京=ジャズの町、地元よりもジャズ好きが多い都会というイメージを抱き、期待に胸をふくらませて上京されたのかもしれません。
それなのに………。
この投稿ひとつだけで即断するわけにはいきませんが、それでも1970年代中頃の東京の「ジャズのない風景」が垣間見れて興味深いです。
コメント
Ken Konishiさんからのコメント。
皆さん文章がうまいですね(*´▽`*)自分は生まれてからず~っと中央線界隈に暮らしていますが、結構中央線コンプレックスがありますよ。いや、むしろ中野コンプレックスでしょうか。新宿が近すぎて中途半端にしか発展しません。サンプラザも4年先位には無くなります。寂しい限りですよ。
サンプラザってなくなるんですか?!
でも、中野にはサンモールがあるじゃないですか。
Ken Konishiさんからの返信。
そうなんです。中野のランドマークですから、寂しい限りです。サンモールは、しょっぱい商店の集まりだしブロードウェイはオタクの巣窟だし、なんだかパッとしないんですね。かくいう自分も買い物は、新宿に出ます。。
>サンモールは、しょっぱい商店の集まりだしブロードウェイはオタクの巣窟だし
思わず、吹き出しそうになりました(笑)。
まあ、たしかに言われてみれば(笑)。
サンモールの裏(?)の飲み屋街は、わりと安い店が多く、適度にくたびれた雰囲気(?!)が、そこはかとなくハードバップなので(キャバクラの呼び込みのお兄さん含むw)、昔は、夜、あのへんはよくウロウロしていました。
朝までやっている焼き肉屋とか寿司屋とかもあるんですよね。
Ken Konishiさんからの返信。
サンモールのひとつ横の通りですね。確かにハードバップ←上手い表現ですね。いまだに昭和の雰囲気が残っている感じですね。新宿の”しょんべん横丁”と同じ位貴重な場所です。昔は夜徘徊していると、結構怖い兄貴達が肩をゆすらせながら歩いていたものです。これも昭和の遺産ですね。
そうなんですか、怖い兄貴たちがいたんですね。
たしかに怖い兄貴たちが似合う場所ですねw
今は、もうなくなっているかもしれませんが、その怖い通りにある(あった?)寒さをしのぐビニールシートで覆われた屋台のような飲み屋で激安呑み喰いした記憶があります。
肩と肩がくっつくほど満席で賑わってました。おじちゃん、おばちゃん、怪しい若者と、なんだかディープな人々が肩を寄せ合って楽しくお酒を呑んでいる感じでしたよ。
サンモールから数十メートルも離れてない場所なのに、なんなんだ、このギャップは?!と思いましたね。たしかに、新宿の「しょんべん横丁」改め「思い出横丁」に近い雰囲気だと思いました。あそこも、なんだか人生の吹き溜まり感満点でした。最近はまったく足が遠のいてしまったのでわかりませんが、以前よりずいぶんと綺麗になったと聞いています。
Ken Konishiさんからの返信。
そうですね。ビニールシート屋台はさすがにもう無いです。奇麗になったかどうか?どうですかね。しょっちゅう見ていると余り感じないですね。吹き溜まり感を感じる所がだいぶ少なくなった昨今です。なんだか一抹の寂しさを感じますね。
そうですか、さすがに無くなってしまいましたか。
たしか、あのあたりだったと思うのですが、めちゃくちゃ安いキャバクラにも連れていかれたことがあります。すいぶん前のことですが。
店内は昭和的ごちゃごちゃ感に満ちていて、なんと!店内に大きな水槽があるんですよ。
オシャレな水槽に綺麗な熱帯魚が泳いでいるのならわかるんですが、なんだか金魚が泳いでそうな場末の旅館にありそうな水槽でした(笑)。
ブルースを感じました(涙)。
イヤダローさんからのコメント。
こういう企画も楽しいです。
時代性も感じられますし。
プレゼント増やせ→雑費を捻出するのが大変(笑)。
牧歌的な時代でホッとします。
今も昔も「ジャズ」ってやつは、商売になりませんのぉ😂
イヤダローさんからの返信。
ホントに(笑)。窮状が伝わってくるような記事でしたが。ほのぼのしてて、こういう企画も面白いですよ。
カトウシュンさんからのコメント。
「Hentai on my mind」いい言葉ですねぇ
思わずニヤッとしてしまいました( ̄ー+ ̄)
私もニヤッとしてしまいました。
なかなかヘンタイな(?)、いや、ユニークな読者がいる雑誌だったんだなぁ、と(笑)。