ブッカー・リトルが大好きな人たち

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ブッカー・リトルの魅力を紹介した動画「夭折のトランペッター、ブッカー・リトルの魅力(⇒こちら)」に頂いたコメントを紹介した動画をアップしました。

コメント

サンジョルディさんからのコメント。

コメント返し、ありがとうございました🤗
ブッカー・リトルの、不思議な、マイナーテイストのフレージングは、マイナー好きな我々日本人のハートを射抜きますね😢

そうそう、単なるマイナーテイストではなく、「不思議な」マイナーテイストなんです。
このバランスが素晴らしく、唯一無二の個性なんでしょうね。

サンジョルディさんからの返信。

そうです、<不思議>なのですね。ハードバップとは少し違う<文法>を感じます😌

アドリブのアプローチの発想が、同自体の他のハードバッパーたちとは一線を画するところが魅力であり、それはまたドルフィーにも言えることであり、だからこそ、この2人は相性が良かったのでしょう。
この2人の双頭コンボが長続きしなかったのは「経済的な理由」といわれていますが、実際、ぜんぜんお客が来なくて、ぜんぜん稼げなかったようです。
当時の時代には早すぎた「進んだコンボ」だったのでしょう。
惜しいですよね。
同じことは、同じ「ファイヴスポット」で素晴らしいライブを繰り広げたケニー・ドーハムの「ジャズ・プロフェッツ」にも言えることだと思います。このコンボの「哀愁アグレッシブ」な音楽のテイストはドルフィ=リトルのバンドに通じるところがありますね。
いずれも、「ファイヴスポット」、いずれも「短命」、いずれも「哀愁アグレッシブ」。
うーん、こういうバンドこそ長続きして欲しかったですね。

サンジョルディさんからの返信。

ケニー・ドーハムの『ジャズ・プロフェッツ』は、<vol.1しか出ていない謎、あるある>ですねー。
アルバート・アイラーのインタビューで、「コルトレーンたちとライヴで一緒にやった時、僕がテナーを吹くとお客が帰って行くんだ。コルトレーンは、慰めてくれたけど」という音声がありました。アイラーもドルフィー も、お客さん主義ではなく、自分のやりたい演奏をしたということでしょうか🥲

お客が帰ったとしても、そのプレイがアイラーにとって やりたい(吹きたい)内容であり、表現していて身体にもっともしっくりくることだったんだと思います。
音楽ではありませんが、毎日せっせと動画をアップしている私も、語りたいこと(語れること)や、語っていて気持ちの良い題材しか話していません。
ま、時々、駆け込みで詰め込んだ知識を知ったかぶりしてますけど(苦笑)、それも、興味のあること、知ることに抵抗のなかった内容です。
そんな私に、たとえば「美メロ・えろジャケ・ピアノトリオ」や「デキシーランド・ジャズのバンジョーの役割と衰退の理由」について語れといわれても無理です。
このような内容を語ったほうが多くの人に受けるゾ、チャンネル登録者数が増えるゾ と言われたとしても、多分、無理だと思います(笑)。
我慢して1本か2本ぐらいは「心ここにあらず」な動画をアップできるかもしれませんが、おそらく猛烈なストレスが生じたり、蕁麻疹が全身に出てしまうかもしれません。
アイラーもドルフィーも、当時のお客さんが喜ぶような無難な音色、無難なフレーズ、無難な選曲で演奏していたとしたら、きっとストレスが貯まりまくって、創作意欲も萎えてしまっていたに違いありません。
そういうことが平気な体質の表現者もいると思いますが、彼らはきっとそういうことが無理なタイプな人だったのだと思います。

サンジョルディさんからのコメント。

だから高野さんは、ドルフィー やモンク、パーカーやミンガスがお好きなんですよー😆

なるほどっ!

長谷川孝二さんからのコメント。

雲さんも僕と同じで「ドルフィーの演奏の中で『プロフェット』が1番好き」なんですね。なんか嬉しいですね☆
リッカーブトル(笑)のラッパは、僕も好きです。あのソロのセンスがなんともいえずハマります。
確かに宇宙してます。

リッカ・ブトル、昔よく言ってました(笑)。
あと、タッコイ・マイナーとか(笑)。
どんなマイナーコード(スケール)なんじゃい?!

Ken Konishiさんからのコメント。

皆さん文章が上手いですね^^同じブッカー繋がりでブッカー・アーヴィンもいつか語って下さい。

アーヴィンもいいですね。

とりあえずは、こちらをどうぞ!

Ken Konishiさんからの返信。

失礼しました。なんと自分も短いコメント書いていました。忘れるんですね..。でもアーヴィンのねっとりとした”納豆テナー”は一度聴くとクセになります。好き嫌いはわかれるかもしれませんが、自分は大好きですよ。

サンジョルディさんからのコメント。

【知らないと言えないご隠居と、すぐ聞きたがる熊さんの会話】

【熊さん】
ご隠居、あっしは最近、日本人の音楽性について触れているネットやYouTubeを見て思ったんですがね。
エレクトリック・マイルスや、フュージョンの頃のハービー・ハンコックに対して、日本人が苦手に思う、独特の理由があるんじゃないかって。

【ご隠居】
お前さんは、相変わらず<薮から棒>じゃのう。
日本のジャズファンは、マイルスやハンコックがエレクトリック楽器を使ったことに戸惑ったのではないのかの?

【熊さん】
確かにその側面もありやす。
でも、よくエレクトリック化が強調されますが、それ以前からジャズで使われているヴィブラフォンやハモンドオルガン、ギターも言ってみりゃあ、エレクトリック楽器でやんしょ。
もっと本質な部分は、日本人の民族性でさあ。日本人はメロディ志向が強く、リズム志向ではないんでげす。つまり、同じリズムが延々とグルーヴする音楽が苦手なんでさあ。
エレクトリック楽器に耳を奪われがちですが、あの頃のマイルスやハンコックの根本には、R&B/ファンクにつながるリズム・グルーヴがありやす。

【ご隠居】
そう言えば、隣町の<てらさん>も、「メロディ志向の時期のマイルスは好きだが、リズム中心になった時期のマイルスは好きではない」と言うておったの。

【熊さん】
でやんしょ。フュージョンのハービー・ハンコックも、まさにエレクトリック・ベースの「ウヮンウヮンウヮン」と言うリズムの繰り返し。
日本人は、やっぱり口ずさめるメロディのある曲が好きなんでさあ。

【ご隠居】
日本人も、盆踊りなどはリズム中心だという気もするが、
確かに盆踊りも、メロディが口ずさみやすいの。

【熊さん】
まあ、ソウル/ファンクのリズムに、口ずさめる歌でも入っていりゃあ、日本人にもっと受けたんでしょうがね。フュージョンの多くは、インストゥルメンタルのリズムが続きやすからね。

【ご隠居】
そう言えば、横町の<ごっちゃん>が、昔アメリカの西海岸へ行った時、アフリカ系アメリカ人の若者が、大きなラジカセを肩に乗せて、ソウル/ファンクを聴いていたことに驚いたと言うておったの。「ああ、アメリカの若者はジャズは聴かないんだ」と痛感したらしい。

【熊さん】
そこなんでさあ。
時代性もありやすが、アメリカ人は、男女や友達・家族で踊るダンス文化が強い印象でげす。リズム中心でさあ。
かつては、ダンス文化をジャズやロックンロールが担い、ソウル/ファンク、ディスコ、ヒップホップと、脈々と受け継がれていやす。

【ご隠居】
なるほど。電化マイルスやフュージョン・ハンコックに抵抗があるのは、日本人のメロディ志向が影響しているということじゃの。
では、アメリカ人がリズム志向ならば、アメリカ人ジャズファンは、電化マイルスやフュージョン・ハンコックに抵抗がないのかも知れんのう。

>同じリズムが延々とグルーヴする音楽が苦手なんでさあ。
「夜ジャズ」で有名なDJ・須永辰緒氏は、ワンコードで同じリフを繰り返すJB(ジェームス・ブラウン)がいまだに苦手なんだそうです。

ということを、この動画で横町の<ごっちゃん>に話してました♪

サンジョルディさんからの返信。

動画を途中まで見ました。
DJの須永さんは、パンクが好きで、ファンクが苦手なんですね。発音は似てますけど(笑)
それから須永さんは、2管ハードバップやファンキージャズはお好きなようですね。
ファンキージャズが好きで、ファンクが苦手…興味深いですー😌

パンクが好きだというのは、この動画を見るまで知りませんでした。(ちょっと意外でした)
ただ、けっこうサンジョルディさんと好みの共通点が多いのではないかとも感じました。

サンジョルディさんからの返信。

そうです、そうです。
まだ、途中までしかも見ていませんが、後藤さんより、須永さんの方に親近感が湧きましたー(笑)

やはり(笑)。
そのうちパラレルワールドにも登場するかもしれませんね。
皿屋の砂ゴンとかで(笑)。

サンジョルディさんからの返信。

<皿屋>とは、うまい、ですー😆

夜な夜な皿の枚数を数えている お菊さんがいる番町あたりに住んでいそうですね♪

サンジョルディさんからの返信。

怖いー😱

パラレルワールドのお菊さんは、お皿の枚数を数えるのに忙しくて、あまり怖くないかもしれませんよ。
「足りない~」じゃなくて、「また増えた~」。
「9800枚、9801枚……、昨日より7枚増えてるぅ~」と言ってるうちに朝になってたりして(笑)。

そう、スナゴンは、日々、せっせと中古皿屋からの仕入れに忙しいのです。
特に、茗渓(現在のお茶の水)や、武蔵野の「皿屋組合」は上得意のようです♪

サンジョルディさんからの返信。

砂ゴンは、色々なところから、夜に合うジャズを仕入れているのですね。
砂ゴンの「ジャズを、オールドスクールから、ニュースクールにつなげたい」という言葉が印象に残りました😌

私も(おそらく別な意味で)印象に残っています。
どういうことかというと、「オールドスクール」とか「ニュースクール」という言葉って、ヒップホップではよく使われている言葉なんですけど、ジャズフィールドの人も、へえ、そういう言葉使ってるんだぁ、と妙に新鮮だったのです。
単に私が引きこもりで最近の世情に疎いだけなのかもしれませんが……。

サンジョルディさんからの返信。

私も初めて聞きました。
言いたいことは伝わりましたけれど…。
<ヒップホップ語>で、<ヒップに>ジャズを語られたのでしょうか。
言葉は、昔から<言ったもん勝ち>ですよねー😆

そうですね、言ったもん勝ち、使ったもん勝ち。
だから、最近流行りの言葉をジャズ側に引き寄せて使うとすると、
⇒「ジャズガチャ」。

意味)
最初に聴かされるジャズは選べない。
最初に薦められたジャズでその人の人生がある程度決まってしまう。
最初に聴いたジャズで、その後のジャズの好みがだいたい決まってしまう。

例)
最初に聴いたピアノトリオがエヴァンスだから、その後に聴くジャズはどうしてもピアノトリオが中心なんだよね。ジャズガチャだぁ。

最初にジャズ喫茶で印象に残ったアルバムがブルーノートの3菅ハードバップだったもんだから、どうも電気楽器を使ったジャズとかECM系が苦手なんだよね。ジャズガチャっすね。

最初に出会ったジャズマニアがパーカーのことを「神」とか「パーカー分からん奴はジャズ聴くな」と言ってくるもんだから拒絶反応が出てしまってさぁ、パーカーを崇める奴らは全員「人の女房を他人に自慢する奴」に見えてしまうんだよ。ジャズガチャじゃ

など(笑)。

サンジョルディさんからの返信。

いいですねー、<ジャズガチャ>

アート・ブレイキー &ザ・ジャズ・メッセンジャーズの『バードランドの夜』を
<ハードバップ誕生>みたいに書いたのは、行方均さんのようですが、
あのキャッチフレーズで、何人がジャズ・メッセンジャーズ沼に、ハマったことでしょう😆

なめガチャ♪(笑)