「ダラー・ブランドは土と風なのだ」/『jazz』1974年11月号・読者投稿より

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『jazz』1974年11月号・読者投稿コーナーに、青森県在住の女子大生が綴った来日したダラー・ブランドのコンサートの感想が掲載されていました。

なかなか感受性鋭い方による読み応えのある文章で、特に「ダラー・ブランドは土と風なのだ」が、うーん、いいねぇ!

なので、動画で紹介してみました。

おそらく時期としては、『グッド・ニュース・フロム・アフリカ』(enja)がレコーディングされた翌年の出来事だと思いますので、コンサートの内容も上記アルバムに収録されたナンバーや竹笛のパフォーマンスだったのだと思います。

コメント

高松貞治さんからのコメント。

前から思っていたんですけど、雑誌『jazz』の内容がとてつもなく素晴らしいですよね!私も数冊持ってますけどこんな素晴らしい雑誌がどうしてなくなってしまったのか不思議で仕方ありません!今となってはジャズ批評しかないですよね!スイングジャーナルもなくなったし。今でもこの雑誌を発売すれば、みんな買って売れると思うのですが、本当にもったいないですね!

>今となってはジャズ批評しかないですよね!
『ジャズ・ライフ』もお忘れなく(笑)。

それはそうと、高松さんがおっしゃるとおり『jazz』という雑誌は、どの号も写真も記事もすごく充実していて素晴らしい雑誌だと思います。

しかし、逆に素晴らしすぎて、読むのがあと回しになってしまいがちな読者も、中にはいたのではないかと思います。じっくり腰をすえて「後で読もう」。そして読まないまま、積読。いつの間にか未読の号が積みあがっている。
まさに私のようなタイプ(笑)。

こういう読者が増えると、「今回の号は買わないでもいいかな(家に未読のバックナンバーが山積みだし」となってしまうかもしれませんね。

だから、有名人や面白い文章を書く人の連載、コラム、レギュラーコーナーなどをもっと増やしていれば、もっと定期購読者がついたのになぁ、もったいなぁと思いました。

高松貞治さんからの返信。

言われていれば確かにそうですよね。ほんともったいないないですよね!ちなみに私は中では「ジャズ・ライフ」はもうジャズ雑誌ではありません!高野雲さん、忘れていませんよ(笑)ジャズ批評だけが最後の砦です!

>「ジャズ・ライフ」はもうジャズ雑誌ではありません!
あれれ、そうなんですか?
楽譜が多いからとか、ですか?

高松貞治さんからの返信。

「ジャズ・ライフ」は20年前のかつての高水準には今は達してないと思います。まぁ半分冗談ですけど🤭

なるほどー。
そういえば、20年前に比べれば、ずいぶんと束が薄くなりましたね。今はかつての半分くらい?
で、値段はけっこう上がっているような気が🤔

高松貞治さんからの返信。

かつてのスイングジャーナルに並ぶ位の質のあったの頃を私は知っているので、今の「ジャズ・ライフ」はどう考えても、物足りないというか、何をしているのかと怒りたくなりますね!やはり20年前と今とでは編集の方針が方向が違うんですかね。

>20年前と今とでは編集の方針が方向が違うんですかね。
最近の『Jazz Life』は、それほど熱心にチェックしているわけではないので、なんともいえないのですが、以前にも増して「聴く読者」よりも「演る読者」にターゲットをシフトしていると感じます。(ま、昔からプレイヤー寄りの雑誌ではあったのですが、最近は特に)
楽器紹介のスペースを多めに割くことで、楽器メーカーや楽器店、音楽学校からの広告を獲得し、採算性を維持しているように思いますね。
かつての『Swing Journal』が、レコード会社とオーディオメーカーからの出広が大きな収益源だったように。

永井勉さんからのコメント。

ダラー・ブランドいいですよねえ~~~
以前、1969. Dollar Brand – African Piano
を紹介されてから好きなアーティストの一人です!!
1963. Duke Ellington Presents The Dollar Brand Trio
1969. Dollar Brand – African Piano
1979. Dollar Brand African Marketplace
の3枚しか聴いた事がないんですが その中でも
1979. Dollar Brand African Marketplace
が特に好きです・・・
もはやジャズというジャンルではないのかもしれませんね・・・
ダラー・ブランドは土と風なのだ まで気の利いた事は
言えませんが 時々無性に聴きたくなる音源です・・・m(__)m

『グッド・ニュース・フロム・アフリカ』もいい~ですよ♪

永井勉さんからのコメント

グッド・ニュース・フロム・アフリカ・・・気持ちイイ・・
音源ですよね・・もし心が弱っていたら
涙が出て来るかもしれない音源ですよね・・・m(__)m
ゴスペル的なんですがもっと自由な音楽観があります・・・m(__)m
なにより、どこにもいやらしさとか欲とか感じられないんです・・・
モンクもそうなんですがDollar Brandは別格です!!!

そうなんですよ、これ、よ~わからんけど、めちゃくちゃ気持ち良いのです。
心が洗われます。

昔はよく朝の一発としてかけていました。
この心地よさ、分かってもらえて嬉しいです♪

Jさんからのコメント。

ア?エ?イブラハムなんとか~ とかいいましたか  偶然LPレコードで 格安で ズ~~~と10数年探し求めていた バディテイトミーツダラーブランド  キアロスキュローレコード 1977 が手に入った時は 嬉しさのあまり もうこれが最後のお宝かなあ~ と ..
その女性の感性は 素晴らしいと思います
                       J

カトウシュンさんからのコメント。

なんとも聞き入ってしまう文章でしたね。
雑誌jazzの読者投稿のコーナーは面白く、少し前にも読者投稿のコーナーで紹介されていたで「hentai on my mind」(我が心の中の変態)という言葉を未だに覚えています。
一般生活をしていく上だと周囲に迷惑をかけてしまうので(;^_^A
音楽をやっていく上で座右の銘にしたいと思います。

ヘンタイ・オン・マイ・マインド!
ありましたねぇ(笑)。

私は誰しも、どこかはちょっと変態だと思っているので、それを恥ずかしがらずに静かに自覚することが大事なような気がしています。あと、それを(ある程度までは)許容する寛容な姿勢もね。ストレス社会、抑鬱社会が少しは軽減される?!
だからといって、開き直って「オレはヘンタイだぁ!」と大っぴらに公言する必要はないのですが、やっぱり程度の差こそあれ、みんなどっかはヘンティーなところがあるんじゃないかと。違うかなぁ。

カトウシュンさんからの返信。

どこかしら変態な部分は人それぞれあると思いますね。
私は変態を公言してる人ほど淡白だと思っていて、公言せずに自覚したり、周囲に指摘されたりするのがその人の変態の部分だと思います。

本人が必ずしも意識や自覚していない部分で滲み出るものが、その人の本音であり個性だと考えている私にとっては、「周囲に指摘されたりするのがその人の変態の部分」には、とても同感です。