ペッパーが良くてパーカーの音が悪いと君はいうか!?〜『jazz』1975年4月号より

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雑誌『jazz』1975年4月号に掲載された記事「ペッパーが良くてパーカーの音が悪いと君はいうか!?」(text:岩崎千明)を紹介した動画をアップしました。

コメント

オカハセちゃんねるさんからのコメント。

録音のクオリティから考えると(あくまでも僕の体感です)。
◆管楽器の録音は1953〜4年頃から良くなって来たように思います(もちろん現代までにかけて更に少しずつ良くなって来ましたが)。
◆ドラムのブラシによる音のクオリティは1961〜2年頃にレコード上にはっきりと聴こえるようになって来た様に思います。
◆ウッドベースに関して言えばやはりベース音は収録が難しいのでしょう。1964年頃にやっとウッドベースのナチュラルな収録ができるようになって来たのかなと。
そういう意味でマイルスのプラグドニッケルライブはパーカーの時代の録音だと良さが伝わりづらかったと思います。

逆説を言えば録音クオリティが上がるにつれてレコーディングエンジニアの腕やセンスが問われて来るようになったと思います。
例えると、僕が小学生の頃にTVの前でラジカセで録った音は誰が録ってもクオリティは殆ど変わらない。気をつけるのは親に食器洗いを待ってもらうだけです(笑)。
ところが現代は専門家じゃなくてもアプリとかで高性能な収録がある程度できる分だけ、センスのイマイチな音加工された音源がYouTube動画に沢山上がっています。
料理に例えると、効果絶大なスパイスは使い方にとてもセンスがいる。
ぶっちゃけた話、プロが録ったCDでも「このエンジニアセンスねえなぁ」って思う録音も時々あります(好みもあるけど、それ以前に明らかにセンス無い)。よくあるのは中音域を大幅に減らしたドンシャリな録音は、小綺麗なんだけど軽くて演奏者の能力が半減して伝わる録音。

オカハセちゃんねるさんからの追伸

我が家のテレビの上方には、でかい音で秒を刻む柱時計が有りました。柱時計の音入りの録音を何本か誕生させました😅😅😅

御駄賃取郎さん⇒オカハセちゃんねるさん

ocahasechannelさんのご意見に同感です。^^

私は岩崎千明さんの唱えた「エマーシーのブラウン~ローチは超ハイファイ録音である」という説が長年に渡り謎でした。初めて買った1300円盤のレコード盤をいくら聴いても(これがハイファイ?)としか思えませんでした。(ナローレンジで乾いた音?の一体どこがハイファイ録音なんだろう?)と、しか感ぜず、この印象は有名ジャズ喫茶の高級装置でも、迫力はかんじられても、総体的な印象は、ほぼかわりませんでした。

ところが、CD時代になり、ごく早い時期にローチ~ブラウンのシリーズは児山紀芳氏によるマスター盤の倉庫発掘作業をへて、CD
発売されました。そしてこの音が実に凄まじかった。まるでテープの音にノン・リミッター状態であるかのごとく思えました。たしか初版のCDは1枚3000円以上したと思いますが、無理してシリーズ全部を買い直しました。はじめて岩崎氏の説の意味が理解できたように思いました。

あ、それと私のパーカー嫌い?は録音の古さ・音の貧弱さという問題ではありません。いわゆる、「パーカー節」が自分には好きになれないのです。クラシックでは今世紀初頭の録音盤にも愛聴盤はありますので、録音の古さは関係ないのです。

今では私は、パーカーのバップを聴くと、オラオラ格闘技?で人気の「ブレイキングダウン」が頭に浮かびます。(すげえ!おもしれえ!!でもすぐ飽きるなあ・・)という感じですかね。

蛇足ながら私のオーディオ人生のなかで一番わかりやすく録音で衝撃をうけたレコードといえば本田竹広の「ジス・イズ・ホンダ」でした。文字とうり、自分の装置から「眼から鱗」が削げ落ちるが如き音にきこえました。

また、今でもジャズの録音で一番残念かつ謎に思うのは、あのクラシックの録音で一世を風靡した?テラーク・レーベルのジャズシリーズの録音の、なんと平凡なことよ、という疑問です。オスカーピーターソンの最晩年をかざるにはあまりにも残念だったと思っています。

博 橋本さん⇒御駄賃取郎さん

「ジス・イズ・ホンダ」
仰る通り!!!!!😊

オカハセちゃんねるさん⇒御駄賃取郎さん

僕は、パーカー嫌いな人がいるのは「録音の古さ」だけでは無いと感じています。
パーカーもコルトレーンも【偏った個性】だと思っているので「大好き」と「大っ嫌い」に真っ二つに分かれると思います。
日本人は「右に倣え」(権威者に倣え)な人が多いのでパーカー嫌いとかコルトレーン 嫌いとか言うと「なんで?!」と言って一生懸命に良さを説明に入る愛好家が多いけど【嫌いな人に向かって「言語で良さを説明する」こと程不毛なことって無い】と感じています。
僕はコルトレーン にハマってからサックスを始めましたが、コルトレーン が大嫌いだと言う人には沢山会いましたが「大嫌いな人がいて当然」くらいに思っています。僕も初めて聴いた時は全く良さがわからないどころか不快に感じてましたから。今でもコルトレーン が嫌いな時期が定期的に訪れます。いわゆる劇薬なんでしょうね。

御駄賃取郎さん⇒オカハセちゃんねるさん

>大嫌いな人がいて当然」くらいに思っています  そうですよねえ?全く同感です。

正直言えば・・経験上で、「パーカー命!」とぶっこく人で本物は(本当にそう思っている人)なんざそのうちの10%くらいだと自信をもって(エヴィデンス?)言えます。

私が「ピーターソンはいいよ!」というと初心者(正直者)のかたは「そうだよね~、いいよね~」といいますがベテランの「お通さま」はほとんどが「「なんで?どこが?」とぶっこきやがりますよね?(^^ゞv(_ _;)v

kamaichi2002さんからのコメント。

ほぼ、いつでもご来訪大歓迎! 他のリスナーの方もどうぞ!

ただし、飲み物・おつまみ持参でお願いしますね(笑)。

高松貞治さんからのコメント。

ジャズ批評最新号買ったんですが、寺島靖国さんのところを見たんですが、レコード芸術が休刊になってと書いてあります。え❗️レコード芸術休刊なの❗️昔からクラシックのCDを買うのに、かかせなかったのに、クラシックファンは今後どうすればいいんだろう?一応ジャズファンでよかった😅ジャズ批評は休刊にならないでください🙏

御駄賃取郎さん⇒高松貞治さん

しらべたらレコ芸は創刊以来、およそ65年、スイング・ジャーナルもおよそ65年くらいでの休刊のようですね。ただ、意外にも創刊はSJのほうが少しだけはやいのですね。
私は両紙とも2000年頃には歴史的役割は終えていたようにおもえますが、やはり専門誌・紙媒体世代には寂しくもありますね。

こうなれば残る唯一の希望の星はジャズ批評だけということになるのでしょうか?どうかなんとかがんばって、創刊100年という金字塔をめざしてくださいまし!もちろん、そのスタイルはどのように変化しようとも応援するつもりです。

黒澤明の映画「素晴らしき日曜日」をみるたび、戦後の日本における音楽鑑賞(クラシック音楽)の持つ意味、力、そしてすばらしさを実感します。朝ドラの「ブギウギ」でももうじき終戦となり、スイングジャーナル(’その前身の「ダンスと音楽」誌)の創刊を迎えますね。ジヤズが大衆音楽であったことの喜びをあらためておもいださせてくれるのは、嬉しい限りです!

永井勉さんからのコメント。

そうでうよね・・・WWW
私も音質がイイとか悪いとか言うよりは・・・プレーヤーへの興味の方が
優先してます・・・WWW
ポップスでは解りずらい、プレーヤーの感情の起伏とか調子とかが
むき出しになっている所がジャズのいい所だと思います!!!😅😅😅

仰せの通りでございます!

永井勉さんからの返信。

ですよ~~~ねWWW

博 橋本さん⇒永井勉さん

同感です😄😄😄

永井勉さん⇒博 橋本さん

ありがとうございます・・・WWW
私事ですが、こんなに楽しいコミニュティーは他にはないですね!!

ぽぬいさんからのコメント。

動画に関係ないコメントですみません。
高野さんの動画で、以前マイルスのお話をされてた時にマラソンセッションあたりの頃のマイルスによく似ているプレイヤーとして、背の低い(?)黒人トランペッターを挙げていらっしゃったように思うのですが、どの動画だったか誰だったのか思い出せず、気になって仕方ない状況です。
その動画から気になって自分で調べて聞いたはずなのですが、ハーマンミュートを使い空間を開けてゆったり吹くプレイスタイルだったのを覚えています。
気になってとても歯痒い気持ちです。お心当たりありましたらお教えいただきたいです。

すいません、話したような記憶はあるのですが、どうしても思い出せませぬ…。
プレイバックしてチェックしようとも思ったのですが、なにせ2000本以上動画をアップしていますもので、どのあたりなのか、アタリすらつけられない状態でございます。
もし、思い出したら、新しい動画でお知らせしようと思います。

Jさんからのコメント。

確か 岩崎さんは いつも大音量で聴かれるひとだったような
そうです ジャズは再生装置で聴く場合 最低大音量でないと 生に近づくことがとてもできません    まあ小音量ではね~
サロンではないのです
ジャズは まず 大音量が 最低条件です~
                      J

御駄賃取郎さん⇒Jさん

完璧にご意見に全面的に激しく同意致します!
私がいわゆる「オーディオ評論家」といわれる人物のほとんどを信用できないのは「売らんかな!」のメーカーの姿勢と渾然一体となった迷信作りがほとんどだと思うからでもあります。

ジャズもやっと最近になってパーカーやコルトレーンは、必ずしもジャズフアン万人が好むスタイルなどではない、という「きわめて当たり前のご意見」が表にでてきたことにこそ、ジャズの明るい未来?に希望の灯りがみえてきたような思いです。

サンジョルディさんからのコメント。

【<偏見>このジャズマンが好きな人はこんな人だ、あるある】

ムカ⚫︎ワンダーラン⚫︎さん風に、広島弁の混じった標準語で読んでください

※全て勝手な偏見です

【マイルス・デイヴィス好き】
マイルス好きな人ね。
<カッコいい人>のイメージじゃね。
中山康樹さんが言うちょった、「マイルスは生涯カッコいいフレーズしか吹かなかった」が頭にあるんよ。じゃけぇ、いつもカッコいいことしかやらないと心に決めとるんよ。
それからマイルスの、「オレのことを<ジャズ>と呼ぶな」というセリフも気に入っとるけぇ、人から「ジャズがお好きなんですねー」と言われると、低いハスキーな声で、「オレのことを<ジャズ好き>と呼ぶな」とカッコよく言うね。
マイルス好きは、若い子の流行に敏感な人のイメージじゃね。
たいてい大きめのサングラスをかけて、赤いスポーツカーに乗っとる。
駅のホームで、かがんでトランペットを吹くマネや、『TUTU』のミュージックビデオみたいなステップを踏んでいるのは、たいていマイルス好きやね。
マイルス好きの2人に1人は、マイルスのことを「マイルズ」と濁点を付けるんよ。
マイルス好きの部屋に入ると、『マイルス・デイヴィス自伝』の装丁違いが本棚にズラーっと並んどるね。
マイルス好きは、アコースティック・マイルスのアルバムは、ガウンを着て、ロッキングチェアを揺らしながら、洋酒を片手に、スピーカーの方にしっかり向いて聴いとるね。
じゃけど、エレクトリック・マイルスのアルバムは、読書とか掃除とかをしながら、BGM的に聴いとるんよ。
『キリマンジャロの娘』は、アコースティックとエレクトリックが混じり合っとる微妙な時期じゃけど、たいていのマイルス好きは、BGM的に聴いとるね。

【ジョン・コルトレーン好き】
コルトレーン好きな人ね。
<真面目な人>のイメージじゃね。
歩く時もきっちり右側を、石だたみとかブロックを、一つずつ細かく刻んで歩くんよ。
電車の中でも、目をつぶって、エアサックスでスケール練習しとるね。
甘いもの好きで、いつも棒付きキャンディなめとるイメージやね。
人に「今年の目標は何ですか?」と聞かれたら、ちょっと笑って、「聖者になりたい」って必ず言うんよ。
コルトレーンのことを「トレーン」って呼ぶよね。
コルトレーン好きは、コルトレーン以外のジャズマンに興味がない人が結構いるんよ。「デューク・エリントン?ああ、トレーンと共演したピアノの人だね」ぐらいの認識やね。
コルトレーン好きは、プレスティッジからインパルスまで、全部好きやね。コルトレーンの成長過程を楽しんで聴いちょるね。
コルトレーンを聴く時は、ソファの上で正座して、コルトレーンのジャケットと同じような顔をして聴くんよ。
没頭するタイプじゃけぇ、休みの日に、朝コルトレーンのアルバムを聴き出したら、気がついたら夕方になっとるんよ。
最後に『オラトゥンジ・コンサート』を聴く頃には、うるうるになっとるね。

【ソニー・ロリンズ好き】
ロリンズ好きな人ね。
<豪快な人>のイメージじゃね。
食べる時も豪快じゃけぇ、カレーうどんを食べると、シャツにいっぱいカレーがついちょるけど、気にせんね。
肩を振りながら、ゆっくりマイペースで歩くイメージやね。友だちと歩いとっても、歩くリズムがだんだんズレていくよね。
ロリンズ好きは、橋の上を通るときは、必ずエアサックスをしたくなるんよ。橋の上で、サックスを吹くマネをしている人を見かけたら、たいていロリンズ好きやね。
あと、間違えやすいのは、川岸で川に向かってサックス吹いとる人ね。あれはロリンズ好きじゃなくて、『ブルージャイアント』好きじゃね。
ロリンズ好きは、黒ぶち眼鏡をかけたり、モヒカンにしたり、ヒゲを生やしたりで、ふうぼうがよく変わるね。久しぶりに会うと、「誰だっけ⁈」ってなるんよ。
『サキソフォン・コロッサス』は毎晩必ず聴くね。
あと、ロリンズのアルバムでは、ロリンズが自分のタイム感で演奏しやすいピアノレスやライヴ録音が大好きじゃね。
それと50年代初めのプレスティッジでの、サイドマンとしての演奏も楽しんどるね。

【ハンク・モブレー好き】
モブレー好きな人ね。
<優しい人>のイメージじゃね。
コンビニで、他の人とレジのタイミングが同じだったら、「あっ、どうぞ」って、必ずゆずるね。
電車の中でも、お年寄りにすぐ席がゆずれるように、お尻を座席から少しだけ浮かせとるもんね。
人を押しのけることが苦手じゃけぇ、バーゲンセールには行かんようにしとるね。
ブルーノートのモブレーが大好きで、リーダー作だけでなく、サイドマンに回ったモブレーも楽しんどるね。
モブレーのアルバムの中では、『ディッピン』と『ロール・コール』、『ワークアウト』が好きなんよ。あとケニー・ドリューの『アンダーカレント』のモブレーも好きじゃね。
それから、初対面のモブレー好きには、マイルス・クインテット時代のモブレーの話は、避けた方が無難じゃね。モブレー好きにとっては、デリケートな話題じゃからね。
モブレー好きは、2ホーン好きが多いけぇ、モブレーに合うトランペッターは誰かいつも考えとるね。「リー・モーガンかなあ、フレディ・ハバードかなあ、いやドナルド・バード、アート・ファーマー、うーん、ケニー・ドーハムも良いよなあ」って、いまだに迷って結論が出んのよ。

ムカイワンダーランド大好きです!
動画全てはさすがに、、、ですが、ショート動画の方は、おそらく全てチェックしています。
おもろいので、気が向いたら動画で紹介したいと思います!

サンジョルディさんからの返信。

高野雲さん
以前何かの動画で、高野さんがムカイワンダーランドさんのことを話していらっしゃったので、コメントしてみましたー(笑)😆

はい、そういえばたしかに何かの動画で話した記憶があります。
どうですか?
サンジョルディさん的にはツボですか?
私にはかなりツボリました(笑)。

サンジョルディさんからの返信。

ムカイワンダーランドさんは、人間観察とギャグセンスが光っていますねー😄
ミルクボーイと同じぐらい、ツボですー(笑)😆

嬉しいです😃

観察力も素晴らしいですが、最後のベタで大袈裟な喩えもツボです♪