先日発売されたMY BEST ALBUM 2023特集の『ジャズ批評238』2024年3月号を立ち読み的ざっくり紹介した動画をアップしています。
コメント
人力飛行機さんからのコメント。
『ジャズ批評 2024年3月号』特集「my best jazz albums 2023」の紹介。主さんも寄稿してます。私が昨年夏ごろに毎日聴いていた上原ひろみの新譜『Sonicwonderland』も載っててなんか自分もジャズシーンを覗いてたんだと感じられて嬉しくなる。そういう意味もあるんでしょうね。読者がこういう号の頁めくって「ああ、これ愛聴した。やっぱり売れたんだ。高評価されてるんだ。私の耳はたしかだ」って自画自賛できる(笑)。自画自賛しながら懐かしむことができる。それが目的でこういう特集組んでるわけじゃないんだろうが。読む側はそういう気持ちで見てたりするもんなんですねー改めて思い返すと。上原ひろみは『Blue Giant』で古典的なモダンジャズもやってるけどそっちは全然話題にはなってないのも印象的ですよね。これはどういうわけだろう。主さんはアレは聴いたって書いてましたけど。やっぱり主さんの評価も「これはコルトレーンだと思いました」ってだけだった記憶がある。
『Blue Giant』ってアニメのサントラで、そのせいか1曲が短いのが多い。サントラっていう制約があってそうなるのか。だったら制約なしで録ったほうが面白かったろう。或いは2枚組で1枚目はサントラ。2枚目は制約なしで存分とか。それでやったほうが面白かったですよね多分。せっかく素晴らしいメンバーをこのためにオーディションして集めたらしいから。非常になにか勿体ない。electric guitarが参加してるテイクとかけっこう良いから。映画作品の制約がもどかしい作品。
やっぱり分かり易い表現のほうに傾いてしまうのがあって、唄に興味があるんですけど前回の『BRUTUS』ジャズ特集でも藤原さくらとか出てて知らなかったんだけど(笑)聴いてみましたがこれはピンとは来ない。あいみょんて方が2000年以降超人気だって知って聴いたことあるんだけどこれもピンと来ない。チャットモンチーの唄もさほどは来ない。何がそうなのかというと薄味に聴こえるんですよねどうも。こちらは70-90年代の音源を聞いてると比べちゃう。で70-90年代のほうが濃厚だってなるから。米津玄師て方が超人気だって知って聴いたけどコレもピンとは来ないどうも。知り合いの50代の男性が「子供が勧めるので聴いてみたら良かった」とか言ってたんだけど。2010年以降シンガーソングライター作品でピンときた人も作品もないんですよね考えてみると。まあそれぞれさほど聴き入ったわけじゃないのでまた変わってくるかもしれないんだけど。中島みゆきが70年代に弾き語りで恨みを唄ってたあの音源に比べるとカッコつけてるってどうしても聴こえる。
『Sonicwonderland』は新しい音だっていう気はしましたね。ジャズとポップとテクノの融合。上原ひろみは一段進んだっていう。次は同じ路線でもう1枚やってもいいなって思いますね。しばらくはあの路線でやって欲しい。それは聴いてみたいですね。
御駄賃取郎さんからのコメント。
素朴な疑問なのですが・・・・今のこの時代に「録音賞?」的なものに意味があるのでしょうか??
またそれを聞き分けできるような装置などお持ちの方はほとんどいないと思うのですが・・・。このあたりおくわしい方に素朴におおしえいただきたく思っております・・・。
今雑誌が手元にないので、うろ覚えでスイマセンが、『ジャズ批評』のオーディオ大賞が生まれたきっかけは寺島靖国氏からの提案もあったということが、ジャズ批評の選考委員の重鎮っぽい方が記事に書かれていましたね。
この医師でもあらしゃるお方の自宅のオーディオシステムはお金がかかっていて凄いらしい、という話を聞いたことがあります。趣味と実益(?)も兼ねて、ということなのか。あるいは、今はなき『スイング・ジャーナル』のかつての読者でオーディオファンを拾う企画なのかもしれませんね。
御駄賃取郎さんからの返信。
ありがとうございます。なるほどですね。・・しかし今の時代なら「録音復刻盤大賞」?とかしたほうが、意味がありそうですね?SJ誌の「録音賞」が一番読者の実感をもって(レコードも売れた)のはせいぜい1980年くらいが最後だと思っています。
以前も書いたことがありますが、一番インパクトが強烈だったのは菅野沖彦氏が録音した、「ジス・イズ・ホンダ」だったと思います。同じ意見が周囲でもおおかったです。また、内容も、今聞いても当時の日本のジャズのレベルの高さを実感できますよね。
ところで小川隆夫さんの分厚いご本!すごいですね!!尊敬いたします。
「ゴホン!といえば 小川隆夫!」・・・なんてね。笑小川隆夫大全集?も完成間近?でしょうか。私には高野マスターの「お話色々音源」にこそ興味と価値を感じています。^^
確かに、かつての『スイングジャーナル』読者でしたら、「良い音復刻」の方が響くかもしれませんね。
ただ、『ジャズ批評』の場合は、「新譜紹介」にも力を入れている」ところもあるからなのでしょうね。
>「ゴホン!といえば 小川隆夫!」・・・なんてね。笑
おもろいです。
ゴホン!といえば、小川さんwww