2024年12月末に発売される『ジャズ批評 243号』の特集は「スタンダードならこれを聴け!」(仮)です。
あなたが好きなスタンダードは?
コメント
2019 enchanさんからのコメント。
動画配信ありがとうございます。今の気分で3曲選ぶとすれば…枯葉…いや…①A Night In Tunisia ②You Don’t Know What Love Is ③Left Alone ですね…①はロリンズのビレッジバンガードの夜、②③はドルフィーの諸作での名演が忘れがたい印象を残してます、私にとって…
《チュニジアの夜》、いいですねぇ。
私の場合は、デクスター・ゴードンの『アワ・マン・イン・パリ』やバド・パウエルのブルーノートのアメイジングが好きです。
なんだ、両方ともバド・パウエルがピアノだw
でも、やっぱりエンチャンさんと同じく、ロリンズの「タモリのドアップ」ジャケット?のバージョンがいいですね!
アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズのバージョンはちょっと練られすぎれいる感じがして、最初はインパクトですが次第に飽きてきてしまう演奏だと思うんですが、そう感じるのは私だけ?
もっともリー・モーガンの戦闘ラッパはいつ聴いてもカッコいいのですが。
《ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ》は、有名な名演としてはジョン・コルトレーンの『バラード』の演奏と、ソニー・ロリンズの『サキソフォン・コロッサス』の演奏が有名ですが、エンチャンさんはどちらが好みですか?
私は断然後者なんですけど。
でも、やっぱりこれもエンチャンさんと同じくエリック・ドルフィーの『ラスト・デイト』のフルートですかねぇ。
《レフト・アローン》は、うーむ、ベタですねぇ。
いい曲ではあるんですが、思いのほか演奏している人は少ないですよね。
マル・ウォルドロンのバージョンはあまりにも有名ですが、それ以外ですと私の場合もエンチャンさんと同じくエリック・ドルフィーのフルートバージョンですかね。
ただ、オリジナルとはキーが違うので、マルの演奏に慣れた耳で聞くと、一瞬ちょっとした違和感を感じてしまうような?
マクリーンが後年、大西順子と再演した『ハット・トリック』バージョンは、正直今ひとつかなぁと感じました。
と、感想、思いつくままテキトーに書いてしまいました💦
興味深いのは、マイルス好きのエンチャンさんが、マイルスがやってない曲を中心に選んでいるところです。
演奏はマイルス、曲はマイルス以外、ということなんでしょうかね??
2019 enchanさんからの返信。
コメントありがとうございます。やっぱりマイルスか…と言われるのがイヤで今回マイルスは選外にしました〜。マイルスだと、Dear Old Stockholm が最近お気に入りです。②のロリンズかコルトレーンかは難しいですね、カルテットとしての出来栄えはトレーンの方が良い気もしますが、やはりロリンズの豪放に突き抜けて吹き通す方に軍配があがりますね。
>やっぱりマイルスか…と言われるのがイヤで
あれれ、思いっきり言っちゃいました💦
すいません…
《ディア・オールド・ストックホルム》はいいですね〜。
マイルスの《ディア・オールド・ストックホルム》といえば、スマートでシャープな『ラウンド・アバウト・ミッドナイト』のラスト曲を思い浮かべる人が多いと思うのですが、私はやっぱりブルーノートのスローバージョンの方が好きですね。
濃霧漂う北国の港を彷彿させるあの響きがたまらんです。
>カルテットとしての出来栄えはトレーンの方が良い気もしますが、やはりロリンズの豪放に突き抜けて吹き通す方に軍配があがりますね。
ですよね!
2019 enchanさんからの返信。
マイルスのBlue Note 盤のDear Old Stockholmの方がブルージィーな感じがしますね。後ろがマクリーンとJJだから…Prestige 盤 Modern Jazz Giants のThe Man I love もいいですね…って、結局 マイルスじゃん!
おっしゃる通りマクリーンもJ.J.も印象に残るプレイをしていますよね。
もちろんマイルスも。
短い演奏時間の中、各人の持ち味がうまく封じ込められた演奏だと思いますし、もちろん一人ひとりの個性が生きていつつも、全体としてのアンサンブル、独特の雰囲気が醸し出ていますよね。
やっぱり、地味に素晴らしいです、マイルスのブルーノート盤は。
永井勉さんからのコメント。
こんにちは、永井です・・・W
今回は、好きな曲・好きなアーティストではなく好きなスタンダードナンバーですよね!!
スタンダードナンバーですから多くのミュージシャンに演奏された曲ということですよね・・・
ジャラジャラジャーン・・第3位・・・Stella By Starlightです。
なんといっもメロディーラインがこんなにも綺麗な曲は他にないと思います!!!
ジャラジャラジャーン・・第2位・・・ Green Dolhpin Streetです。
とにかくジャズ曲のイントロとしてはありえないぐらいカッコイイです!!!
ジャラジャラジャーン・・第3位・・・我が師、モンクのRound Midnightです!!
洗練されたこのコード進行は普通に後世に影響を与えています・・・m(__)m
メロディーラインが綺麗なスタンダードナンバーが個人的には好きですね・・・!!!
ちなみに、第4位はApril In Paris、第5位はI Surrender, Dearです・・・W
だんだんモンク脳になってきたので、ここで終わりにします・・・W
4位と5位あたりから、確かにモンクの影が…笑
《グリーン・ドルフィン・ストリート》は、やっぱり「前半の8小節」のE♭ペダルが、なんともオシャレですよね。
このEフラットを動かないベースの上にピアノやギターのコード楽器がハーモニーを乗っけると、なんともいえない奥行きのある世界が生まれます。心地よい。
80年代のある時期のポップス(ニューミュージック?)は、結構分数コードが多用された曲が少なくなく、私がいいな!と思った曲は曲のツボとなるようなところに分数コードが使用されているものが多かったんですよ。
だから、《グリーン・ドルフィン》の「例の8小節」は大好きです。
あと、コルトレーンの《モーメンツ・ノーティス》も、コーラスの最後の8小節はベースがB♭ペダルですよね。ずーっとBフラットを守り続けている。
その上にピアノなどのコード楽器が、
E♭⇒Fm7⇒Gm7⇒Fm7〜
と重ねる。
この響きがなんとも言えずカッコいいと思います。
不思議ですねぇ、小学生の頃は分数の計算が嫌いだったのに、分数コードは好きなんですよw