ジョー・パスのジャイアント・ステップス~ヴァーチュオーゾ 2

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先日アップした動画「ビル・エヴァンスの影響を受けたピアニストたち」(こちら)、「ジャズ・トロンボーンの魅力がたっぷり!カーティス・フラーの『ジ・オープナー』」(こちら)、「ブルーノートの「発掘男」マイケル・カスクーナって?!」(こちら)にいただいたコメントへのアンサー動画をアップしました。

視聴者の皆さまよりいただいたコメントに対してのアンサー動画です♪

コメント

Jさんからのコメント。

ササッ  シュウィーン  ベタッ    カチャ   
ボゴッ  シュ~  ......   シュプリーム シュプリーム シュプリーム   

LP レコード の 詩
                     J

博 橋本さん⇒Jさん

レコード盤にしっかり録り込まれている、テープのゴーストがなんとも言えない懐かしさを誘ってくれる事が有りますね♬😊

TAKESI0506さんからのコメント。

コルトレーンの傑作「ジャイアント・ステップス」の「オルタネイト・テイク」集が75年に発売されたときのスイングジャーナル・ディスクレビューは油井正一さんが担当しています。評点は4星半でした。

『Alternate takesとは別テイク集という意味だ。今春の増刊「幻の名盤読本」で水を差しておいたように、別テイクとは早くいえば「書きつぶし」であり、NGであってやたらに公開すべきものではない。パーカーのメモリアル・アルバム作製にあたってサボイが始めたのがNGたる別テイクの挿入だが、相手がパーカーだから意味はあった。「ベッシー・スミス物語」の編者は「別テイクもみつかったが公開に値するほどのものではなかったので見合わせた」と付記している。これが良識である。アトランティックのネスイ・アーテガンもまたこの良識の持ち主であった。だから今春来日した彼に「コルトレーンの別テイクはないか?」と訊ねた時、「あることはある」と答えただけである。「コルトレーンの別テイクなら聴いてみたい」というと彼は「それほどいうなら日本のためには送ってもいいが、世界に発売する気はない」と言った。その言葉には慎重に本テイクをえらんだプロデューサーの誇りがたしかにあった。そして送られてきたのがこのテープであり、日本だけで発売されるものである。かつてアーテガンはオーネットの「フリー・ジャズ」別テイクを公開したが、マイク・リハーサルに近いもので誰もありがたがらなかった。あの轍を踏みたくなかったため彼も慎重になったのだろう。早速きいてみた。〈カズン・メジー〉〈シーダズ・ソング・フルート〉〈アイル・ウェイト・アンド・プレイ〉あたりは、マイク・テスト気分に近い演奏で、なんということはない。こんなものばかりだったら僕はアーテガンの良識と誇りの前に屈する。「仰せの通りのNG演奏で公開の必要はありません」と同意しよう。だが……だがそういうものばかりではなかった。「掘りあてた!」と僕は叫ばずにはいられない。あったんだ! コルトレーン芸術の核心を探り得る別テイクが……。〈ジャイアント・ステップス〉〈ネイマ〉〈ライク・ソニー〉の三曲は、録音年月日ばかりでなく、メンバーもちがうのである。しかも、〈ジャイアント・ステップス〉はシダー・ウォルトン、レックス・ハンフリーズというメンバーでテイク8まで重ねて満足する結果が出ず、ポール・チェンバーズだけを残し、トミー・フラナガン、アーサー・テイラーとメンバーを変え、一か月後に再吹込みしたものをオリジナルとして公開したのであった。トレーンが独立第一作、アトランティック専属第一作「ジャイアント・ステップス」にかけた意気ごみのほどが、この一曲を例にとってもよくわかる。50年代ジャズ・シーンの後半を飾り、60代の幕開けとなった傑作アルバム「ジャイアント・ステップス」のなかで、あまり目をひかぬ一曲に〈カウントダウン〉というのがあった。今度発表されるのはテイク2だという。本テイクになったのが何番目のテイクかはわからない。常識的にいえば、テイク3以降ということになろう。だが僕はそちらがテイク1である可能性も濃いように思う。というのはオリジナルが2分21秒で終るのに対して、別テイク(テイク2)は倍ちかい4分33秒を要している。長くなった部分はすべて驚くべきスピードで吹き切られるトレーンのテナーなのだ。それは二年半おくれてインパルスに吹込まれ、トレーンの新境地開拓として話題になった〈インプレッションズ〉や〈チェイシン・ザ・トレーン〉に先行する習作であったわけだ。二年半あとの作品をきいて我々は「一作ごとに変貌するコルレトレーン」を口にしてきたものだが、そういう変貌は一朝一夕でおこったものでなく、数年まえにアイディアがあり、習作として吹込まれていたということ……これこそコルトレーン研究の核心都分をなすものではなかろうか。これで僕のトレーン論中不明のひとつが解明できた。もうひとつ、これは諸君にも考えていただきたいが「アセンション」の先行作は何か? ということ。「至上の愛」と「アセンション」の間には、あとから「トランジション」も発表されたがまだ不十分だと思う。
 たいして期符していなかった別テイク集は、やはりコルトレーンを探求する上で重要な糸口を提供するものであった。〈カウントダウン〉に関する限り、アーテガンはオリジナル・テイクの選択を誤っていたように思う。別テイク集はあくまでもよせ集めだから5星をつけることは遠慮しよう。だがトレーン研究に欠くことのできぬこの一枚は、やがて世界に発売を余儀なくさせる貴重な一作と僕は鑑定する』

油井さんのおっしゃるように、別テイクには良いものと、大したものでないものがあるようですね。

永井勉さんからのコメント。

1974 – Virtuosoもよかったけど
1976 – Virtuoso 2もいいっすね!!
中でも、Mistyと Joy Springは大好きな曲です。
Giant Stepsは元が複雑なのに、より複雑になっている
感じがします・・・WWW🎸🎸🎸😅😅😅

そうなんですよ、#1もいいんですけど#2もいいんですよ。

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