マル・ウォルドロンはハードで冷徹、男性的でハード・ボイルドなのである〜中山康樹・著『Jazz名盤名勝負』より

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中山康樹・著『Jazz名盤名勝負』(廣済堂出版)のマル・ウォルドロンのところを読んでいます。

コメント

永井勉さんからのコメント。

Mal Waldron Trio – Free at Last 聴きました・・・・・
なんじゃこりゃ??・・最高じゃないですか!!!!!!
01 – Rat Nowから06 – Booまで全曲どはまりしました!!
あれ、? Lennie Tristanoにどこか雰囲気が似てませんか???
パーッと流して聴いてみたんですけど既にジャズではないですよね・・・
雲さんが言っていた、飾り付けを排除すると、こんな鋭い音世界になるんですね!!
ブルース感を出すことなく、リフ、テンションコードを弾きまくるセンスは
並ではないです。全曲、映画音楽に使われてもいいぐらいです!!!
ところで、動画中にプログレ好きとかロック好きとか言っていたのは私の事ですか???

ありがとうございます!
いやぁ、響いてくれましたか。
嬉しいです。

特にラストの《ブー》??!!
いいですよね!

まさにおっしゃるとおりで、このキレ味、硬質感はトリスターノに通じるところがあると感じます。
とても《レフト・アローン》作曲者と同一人物だとは思えませんw

>ところで、動画中にプログレ好きとかロック好きとか言っていたのは私の事ですか???
はい、そうです。
バレましたか。
いや、バレますよね😁

御駄賃取郎さんからのコメント。

この中山山説おもしろいですね。出版された当時仲間は誰も買っていなかったので、書店で立ち読みに通い、読破した記憶があります。マルが「ドサ回り?」していたことはジャズフアンなら「あたぼうよ!」でしたよねえ。。
ある有名プロデューサーからは「いい奴だよ。(港・港に女あり?)くらい、モテまくっていたな。笑」ときかされたことがあった。いい男だもんね。笑

また同時に「レフト・アローンのもう一つのメジャー(調性)版、きいたことある?・・スティーブ・レイシーとやったやつ・・・。」それと「もしホリディが生前にマルとレフト・アローンをやったのがあるとしたら?興味ある?」とからかわれた。

前者の「メジャー版曲のレフト・アローンはその頃ユーチューブで見れた。たしか映画のサントラにつかわれたようだった。が、今ではそれ以上の記憶がない。ご存知のお方、お教えください。m(_ _)m

そして「ビリー・ホリデイ・シングス・レフト・アローンはこれだよ。」?といってきかされたのが、「レディ・キム」という人の盤だった・・。もちろんこれはビリーを意識してつくられたソックリさん?によるトリビュート盤だったが、(・・・似ているなあ・・)と思った。これは今もユーチューブで聞ける。

あの頃はジャズ入門曲として「レフト・アローン」「「オール・アローン」を勧められましたね。
中山氏にこのことを話すと、あの鉄仮面顔?をゆがませながら?「・・・あほか・・・」と苦笑いされて、わしも思わず(見栄晴めがッ!)と内心逆上?した。(^^ゞ

そうだったんですか、マルさん、モテモテ。
モテ・ウォルドロン。
港みなとに女アリだったんですね。

スティーヴ・レイシーとやったメジャー調の曲のことは知りませんでした。
レディ・キムという人も知りませんでした。

色々あるんだなぁ。
色々いるんだなぁ。

にしても、お駄賃さんは中山さんをよく「鉄仮面(顔)」と表現されるじゃないですか?
うーん、鉄仮面??

どうしても私には、そのイメージが湧かないんですよね。
終始、ニコニコしていたので。
本当に同じ人の話をしているのかなぁ、なんて錯覚に陥ることも。

ほら、たまにあるじゃないですか。
田中さんの話をしているつもりが、どうも話が噛み合わない。気がつくと、相手は田中さんではなく中田さんの話をしていた。どうりで話が合わなかったわけだ、みたいな。

ひょっとしてお駄賃さんは中山さんではなく、山中さんの話をされていたとか?w

そういえば、「山中」で思い出したのですが、中山vs山中論争っていうのもありましたね。
詳しくチェックしていたわけではないのですが、中山康樹さんも山中千尋(p)さんも『Jazz Japan』という雑誌にコラムを持っていて、そこでのやり取りだったと思います。たしか雑誌誌上で書かれたコラムの内容を山中さんが書籍にする際、自分に都合の良いように(?)変えて本にした、みたいなことを中山さんが何かの本(か雑誌)で、かなり文字数を費やして追及してしていましたね。

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ま、一言でいえば「お主、フェアーじゃないぞ!」ってことなんでしょうが、あのお2人は性格が水と油というか、ジャズの好み、というか感じ方も水と油というか、まあ合わないだろうなぁと思いながら外野として見守っていたものです。

私の場合は、たまたま相性が良かったんでしょうかね。

それとも、あまりにアホで無知な私が「中山さん、すげー!俺、学生の頃からファンだったんです!! すげー、あの本のあそこに書いてあることはホントですか?」とミーハー根性丸出しでクルクルパーな犬のように尻尾振って擦り寄ってきたから、「かわいいヤツめ」と好意的に構ってくれたのかなぁなんて思ったりもしています。

お駄賃さんだけではなく、生前の中山さんと親交のあった方々の話を聞くたびに、あまりに私が抱いていた中山さんのイメージと異なるので(むしろ御駄賃取郎さんが語るような内容に近い)、色々な顔を持たれていた方だったのかなと思います。

2024年8月11日